とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

カテゴリ: 反戦

今年の3.8国際婦人デー集会が3月9日(日)の午後、西荻地域区民センターホールで開かれました(呼びかけ:実行委員会)。メインスローガンは「女性の力で革命を!」「中国への侵略戦争を止めよう!」です。若い女性たちが生き生きと女性解放の闘いに決起していてとても感動的な集会でした。
約300人が参加し、集会後、西荻窪駅に向かってデモ行進しました。
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集会では2本の基調報告がありました。
第一報告を洞口朋子さん(杉並区議会議員)が「女性は戦争阻止・帝国主義打倒の先頭に!」という内容で、第二報告を矢嶋尋さん(全学連委員長)が「女性差別を克服できる闘いと団結を!」という内容で提起しました。いずれも、これまでの闘いの中で切り開いてきた地平やつかみ取ってきた教訓に踏まえた重要な内容でした。

洞口さんは、
(1)トランプ登場で加速する世界戦争との歴史的決戦 (2)全学連とともに青年・学生・女性の決起をつくり出そう! (3)3.8国際婦人デーは「闘いの日」「革命の日」! (4)戦時下で激化する国家権力の弾圧をはね返し闘おう! (5)沖縄米兵による女性への性暴力と隠蔽を許さない! ●加速する米日による中国侵略戦争 ●戦時における女性への性暴力と産めよ殖やせよ攻撃 (6)4.27渋谷デモ→5月沖縄現地闘争→6.14芝公園へ!と訴えました。

(下記は訴えより)
第一次世界大戦中の1917年3月8日の国際婦人デー当日、ロシア社会民主労働党(ボリシェビキ)と女性労働者たちは、「戦争を続ける政府が国を荒廃させ、われわれを飢えさせている。資本家にこそ責任はある!戦争が彼らに利益をもたらしている。もうたくさんだ!」とアピールを発し、反戦デモを企画しました。生活費高騰と戦争との結びつきを暴露し、各工場に呼びかけ、いくつもの職場で女性たちはストライキを起こし、男性たちに参加を促し、デモや集会を行い、警察と衝突。「戦争反対!生活費の高騰反対!労働者にパンを!」から始まったデモや集会は首都を席巻し、その日の終わりには「帝政を倒せ!」に発展し、ロシア帝政は打倒されました(=2月革命)。
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矢嶋さんは、女性解放闘争と反戦闘争を一体的に闘い抜ける運動への飛躍について訴えました。

(下記は訴えより)
戦争の時代、帝国主義の危機の下で女性差別は激化していますが、…階級社会の中で生まれ育った私たち自身が差別・腐敗に慣れ切り、内面化してしまっている現実に対して、運動自身が真正面から向き合い打ち破っていくために、日常的課題として意識的に闘わなくてはいけません。

女性解放闘争の前進において、重大な契機となることは、一つはとりわけ男性が、女性差別の実態について実体的・具体的に認識することです。女性差別の現実を知り、学び、肉薄し、実体的に捉えることが、差別に対する怒りとそれを廃絶していく力を生みだします。そしてもう一つは自己解放の主体としての女性の層としての決起、ひいては女性活動家を層として獲得・建設することです。女性が反戦運動の最先頭で差別や性暴力を自ら跳ねのけて闘う姿は女性に展望を与え得るものです。そのようなことが実現できる、女性の決起を支えうることができる運動を意識的に建設しなければなりません。
歴史的に社会でも家庭でも暴力で支配され、政治から切り離されてきた女性たちが、反戦闘争をはじめとする政治闘争・大衆的実力行動を先頭で闘い、運動の指導的部分を担う中で、政治と暴力を奪還していくことが革命と真の女性解放の現実性を切り開きます。
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基調提起を受けて、京大学生運動弾圧(不当逮捕)をはね返して闘う女子学生、さらに、婦人民主クラブ全国協、福島の女性労働者、三里塚芝山連合空港反対同盟の婦人行動隊、星野暁子さん(星野文昭さんを取り戻そう再審連絡会共同代表)らからアピールがあり、全学連の女性たちからの力強い決意表明がありました。
また、動労千葉の関道利委員長、ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の清水早子さんからのメッセージがありました。
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女性解放闘争が力強く発展する中に、この社会を変革する力があると確信する集会でした。(S)

集会後、元気にデモへ。
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いま国会では石破政権の2025年度当初予算案をめぐる審議が続いています。ところが、約8兆7000億円という昨年度より約7500臆円も増えている防衛予算案について野党は全く問題にしていません。
2022年12月の安保3文書の一つ「防衛力整備計画」に基づいて5年間で43兆円も投じるという方針で進んでいる大軍拡予算。戦争予算の大増額が論議にならない国会は、すでに戦争国会と言えます。

先週の金曜日2月21日の夕方、改憲・戦争阻止大行進が呼びかける国会闘争に駆けつけ、「戦争国会弾劾!」の怒りの声を叩きつけました。
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この大軍拡予算は、2月7日の日米首脳会談・共同声明で「日米関係の新たな『黄金時代』を追求する決意」と宣言したのと一体です。ここでは、自衛隊と米軍の指揮系統の向上、防衛装備・技術協力の推進、中国を名指しして東シナ海、南シナ海、台湾海峡での軍事的行動に対抗することを表明しました。その確認の下、石破政権はフィリピンなどとの軍事協力を進め、南西諸島のミサイル基地化、沖縄九州での日米共同軍事演習を強化しています。いま行われている「アイアン・フィスト25」も台湾有事を想定した「遠征前進基地作戦(EABO)」と連動しており、中国への戦争挑発と言えます。
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米軍は、数千の戦闘用ドローンなど無人機や無人艦を台湾海峡に展開し「無人の地獄絵図」をつくり出すという米国防省の「レプリケーター」構想を対中国の戦争で具体化させようとしています。こうした計画を共に進めるために防衛省・石破政権は、大軍拡予算の中で超射程ミサイルや「自爆型」小型攻撃用ドローンを大量に増やそうとしています。さらに次期戦闘機の開発や弾薬庫の増設、自衛隊司令部の地下化など戦争体制強化に向けた戦争予算なのです。
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戦争は、その予算を決める国会から始まります。「防衛」「自衛」のごまかしへの翼賛から始まります。職場・学園・地域から戦争国会徹底弾劾の声を上げましょう!(S)


「離島防衛」を想定した日米共同訓練「アイアン・フィスト25」(鉄の拳)が、2月19日(水)~3月7日(金)に九州・沖縄で実施されようとしています。昨年を倍する陸上自衛隊約1300人と米軍2700人の約4000人が参加するもので、対中国の戦争挑発そのものです。戦争訓練やめろ!と大きな声をあげましょう。
(1/26付琉球新報より)
琉球新報1.26付け

この共同訓練は2006年から米本土で行われていたものが、台湾有事を視野に一昨年から日本で行われるようになりました。一昨年は現場での部隊訓練が主だったものが、昨年は日米の司令部による作戦策定や各部隊への指揮を盛り込んだよりハイレベルなものになり、今回はさらにグレードアップされています。過去最大規模の4000人参加で水陸両用作戦能力や相互運用の向上を図るとされ、米海兵隊の輸送機MV22オスプレイも初めて参加。しかもフランスやドイツなどもオブザーバーとして加わるというのです。

2.23新宿反戦デモへ

こうした、世界で戦争をやっている米軍との自衛隊の大規模な戦争訓練に対して、批判の声を上げようとしない日本のマスコミや労働組合の現状は異様です。この静けさはなに?!みんな判断停止なの?

いまや世界中の資本主義・大国が最後的に行き詰まり、国内支配の危機を抱えながら延命しようと必死です。米トランプの露骨な力ずくの強盗戦争への突入は、戦後の基軸帝国主義アメリカの本性があらわになった姿ですが、日本も例外ではありません。石破政権の「日米同盟の高みをめざす」とは戦争に突き進むということであり、身震いするような戦争の時代に入ったということです。

でも、アメリカでも、若者たちはパレスチナ連帯を逮捕も辞さず闘い、多くの労働者市民がトランプ倒せと闘っています。韓国でも若者・労働者市民がユン・ソンニョルの戒厳撤回の実力闘争を闘い、ストライキで政権・資本と闘っています。世界戦争への危機に対して各国で労働市民が戦争反対に立ち上がっています。日本でも、戦争反対のデモができないような暗黒の社会にしないために、いま、自らが反戦デモに立ち、デモを繰り返し、多くの人々に参加を呼びかけ、戦争を止められるような大きなデモができるようにがんばりましょう。

2月23日(日)午後、ウクライナ反戦!パレスチナ連帯!中国侵略戦争阻止!の反戦デモが新宿で行われます(主催:改憲・戦争阻止!大行進)。ぜひ参加しましょう!(S)
2,23チラシ表
2.23チラシ裏





2月8日、京都大学で学生運動をしている学生ら6人が逮捕されたというニュースにびっくりしました。8.6ヒロシマ暴処法弾圧で5人の仲間が不当逮捕され奪還したばかりだというのに、理由は何なのだ!と怒りが沸きました。

京都新聞によると「京都大の学生寮・熊野寮の祭りに際し、大学職員らの制止を振り切って同大学本部棟に侵入した」ことを「威力業務妨害」の疑いとして京都府警公安課が6人を逮捕したとのこと。
さらに京都NEWS WEBによれば「6人は京都大学の学生寮・熊野寮の関係者で、寮のイベントの一環として総長室への突入を企画し、当日は200人余りの学生などとともに大学の本部棟に押し入った疑いがあるということです。警備員や大学職員とおよそ20分にわたってもみ合いになりましたが、総長室に入ることはなく、けが人もいませんでした。」とありました。

学生が直談判を求めて多数で総長室に向かい、それを制止しようとした警備員や職員らともみあった。でも、けが人などはいなかった。学生らは総長室に入ることはなく引き上げた。と読めます。これのどこが「犯罪」なのだ?!

下記はXに流れた資料です。

熊野寮広報局
我々が総長室突入2022で要求した内容です。至極真っ当です。
交渉や文書提出による要求は全て突っぱねられ、ならば総長に直談判しよう!話を聞け!それが本企画です。
その答えが「参加学生の逮捕」です。
おかしい。我々は断固として闘います。
皆さんも闘いましょう!
熊野寮1

確かに、要求内容は至極真っ当です!
そして、熊野寮祭での特別企画としての総長への直談判も至極真っ当です!
熊野寮自治会の学生たちに熱烈なエールを送りたいです。

その後、わかったのですが、京大当局は昨年9月に今回逮捕された学生を含む5学生に「多数の学生を扇動した」としてなんと停学処分を下していたのです。
学生の真っ当な要求にまったく応えず、納得がいかないと立ち向かった学生に、「停学」を強制とはなんと暴力的な大学か!京都大学も落ちぶれたものだ。

しかも、その上「逮捕」とは。京大当局が警察権力に学生を売り飛ばしたということであり、超ド級の大学の腐敗、国家権力と一体化して戦争に反対して闘った学生らを弾圧した戦前の大学に変節したことを示しています。教育の場が戦争動員の場になろうとしている!

こうした京大の中から若い学生たちが「ふざけるなー」と起ちあがり、大学当局の弾圧にも屈せず闘いぬいているからの不当逮捕なのです。何としても弾圧をはね返し、反戦闘争を強めましょう。
老若男女問わず、戦争反対の人は京大学生を応援しましょう!(S)

●救援・弁護士費用のカンパにご協力ください。
ゆうちょ銀行 019
 普通 0766112
*通信欄に「救援カンパ」と記入を。




12月21日午後、改憲・戦争阻止!大行進東京の呼びかけで、年末も迫る新宿駅東口でのリレートークと反戦デモがありました。約300名が参加し、途切れなく行き交う労働者市民に向かって、「中国への侵略戦争をとめよう!デモに立とう」と全力で訴えました。12213
基調提起に立った洞口ともこ杉並区議はこの日のデモについて、27年にも開始されようとしている日米政府による中国侵略戦争を始まる前にとめようというデモであり、12月3日のユン・ソンニョルの軍事クーデターを実力で粉砕した韓国労働者民衆の闘いに連帯するデモだと述べ、「こうやって闘えば社会を変えることができると韓国の労働者民衆が示している。日本から韓国の闘いに連帯する道は、米日の中国への侵略戦争を阻止する巨大な反戦闘争を巻き起こすことです」と訴えました。

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発言の一部を紹介します。婦人民主クラブ全国協の川添望さんは「ウクライナでもロシアでも兵士の妻・母が戦争に行かせまいと体を張って闘っている。女性が起ちあがれば戦争をとめられる」とアピール。改憲・戦争阻止大行進埼玉の高木美佐子さんは、自身も長崎被爆者として「いま被爆者が一番言わなければならないことは『戦争をとめる』ということ。日本が核戦争をやることを私たちの力でとめる、それが被爆者の本当の願いです」と言われました。他にも次々と労働者・学生のアピールが続きました。
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職場でのストライキの報告や学生の元気なアピールのあと、ごった返す新宿の街へのアピール行進に出ました。
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何のデモだ?何を言っているのだ?と注目する人々に、ビラを渡しました。
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12月3日夜に、韓国のユン・ソンニョル大統領が「非常戒厳」を宣言し国会に軍隊が動員されるという大事件が起きました。その時、韓国の闘う労働組合のナショナルセンターである民主労総はただちに動き、国会前への結集を呼びかけました。そして、真夜中の国会前で緊急中央執行委員会を開き、緊急闘争方針(①ユン政権退陣まで無期限ゼネストに入る、②民主労総組合員は戒厳撤廃、内乱罪ユン・ソンニョル退陣、社会大改革と国民主権実現のための行動を進める、③首都圏の組合員は4日午前9時までにソウル光化門広場に集まる。地域組合員は地域本部で定めた場所に集る)を発表。その後、ストを闘いながら弾劾デモの先頭に立っています。市民や学生も立ち上がっています。

この韓国労働者市民のような闘いを日本でもやりたい、連帯して闘いたいと思います。(S)

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