とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

カテゴリ: 原発

1月17日(金)、午後6時30分~、首相官邸前で年初の「原発いらない金曜行動」が行われました。寒い中、みんな着込んで駆けつけていました。

この日も、重い太鼓を電車で運んでくださっている多摩川太鼓さんの力強い太鼓の音で元気よく抗議行動が開始されました。

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この日は、福島県から神奈川県に避難されていている村田弘さん(福島原発かながわ訴訟原告団長)が参加されてアピール。
村田さんたちが国と東電に損害賠償を求めた裁判の控訴審判決が昨年の1月にあり、司法は東電の責任は認めたものの国の責任は認めませんでした。一審の横浜地裁判決(2019年)では「国は敷地高を越える津波を予見できたと認定」していたのにです。こうした裁判は全国で30ほどあるのですが、4つの集団訴訟の最高裁判決(2022年6月17日)では、最高裁は原発事故の国の責任を認めませんでした。
他方で国が老朽原発の再稼働や新増設をしようとしていることに村田さんは「はらわたがちぎれる思いだ」と語られました。
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本当に国も裁判所も責任をとろうとせず、許せません!!!
発言者からは「ユン・ソンニュル大統領の戒厳令をはね返した韓国の人々ように闘って、原発をなくしていこう!」という訴えもありました。
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たんぽぽ舎の柳田真さん(共同代表)は、「ガザで停戦が成立したというニュースが届いた。うれしいニュースだが、これまでどれだけの子どもたちや女性たちが殺され、たくさんの人々が傷を負ったか。病院も破壊された。今後もイスラエルのひどいやり方を糾弾していかなければならない。なによりガザの人々への支援が必要だ。私たちも原発反対とともに人道支援に取り組もう。」と訴えられました。
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全国からのメッセージでは、新潟の「規制庁・規制委員会を監視する新潟の会」からのメッセージが読み上げられました。
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官邸前での「原発いらない金曜行動」は、毎月第3金曜日午後6時30分~約1時間強行われています。全国各地の金曜行動と連なった首相官邸前での抗議行動です。
皆さんも、ぜひご参加ください!(S)

首都圏で唯一の原発=東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働を絶対にとめようと、2018年8月から毎月第一水曜日の夕方(17時~18時)、東海第二原発の事業主体=日本原電本店(日本原子力発電株式会社、台東区上野5-2-1)前で、抗議行動が行われています。主催は、とめよう!東海第二原発首都圏連絡会で、協力:再稼働阻止全国ネットワーク。
原電前6

2025年1月8日(水)17時から「東海第二原発うごかすな!第78回日本原電本店抗議行動」が取り組まれました。日本原電(株)が入る住友不動産秋葉原北ビルの前に60数名が集まってアピール集会。

原電前1
千葉での11.23反原発集会(主催:放射能汚染水流すな!千葉県実行委)の報告や、東京都による避難住宅追い出し訴訟を闘っている鴨下美和さんからのアピールなどがありました。寒さを吹き飛ばす音楽演奏と歌も。
原電前3
原電前5

途中で、ビルの裏手に回り、日本原電職員に抗議申し入れ行動。
「反原発自治体議員・市民連盟」からは要請書を、「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」からは公開質問状を読み上げて手渡しました。

原電前4
申入れ書

東海第二原発は運転開始から45年たつ老朽原発です。建屋の耐震性能が低く、地盤も軟弱で地震に弱い。2011年3.11大震災の時も、津波がもう少しで防護壁を越えるところまで押し寄せ、非常用ディーゼル電源の1基が使えず冷温停止させるまで3日半もかかったとのことで、大惨事になる一歩手前だったのです。それなのに日本原電は防潮堤工事を完成させて(内部告発で欠陥工事が判明)、あくまで再稼働を強行しようとしています。

東海第二原発で過酷事故が起これば、茨城県だけではなく首都圏全体が放射能まみれになります。フクシマを繰り返してはなりません。東京でこそ「東海第二の再稼働阻止!」の声を広げましょう。可能な方は毎月第一水曜日の日本原電への抗議活動に参加しましょう!(S)


9月24日、新潟県・柏崎刈羽原発の使用済み核燃料を青森県むつ市の「中間貯蔵施設」への搬出が行われました。9/26に青森県に搬入される予定です。柏崎刈羽と青森で反対行動が起こされています。
(9/24 新潟での抗議行動)

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9/20 東電に対して、ナゼンら3団体が搬出中止の申し入れ
9月20日14時から、抗議行動と申し入れが行われました。事前に申し入れ書を受け取るように連絡をしていたので、定刻に門前に出てきた東電の社員に対して、東電・柏崎刈羽原発の再稼働を計画を弾劾しました。

使用済み核燃料は原発敷地内の所蔵プールの90%以上にもなっていてプールの空がないと再稼働は不可能なので、まずそ69体の搬出からはじめるというわけです。東電のやることなすことは本当に許せないものです。
すべての原発いますぐなくそう!全国会議(NAZEN)、原発とめろ!新橋アクション、東京労働組合交流センター、の各代表が申し入れ書を読み上げて手渡しました。
(NAZENの申入れ書)
申入書

その後、道路を挟んで向かい側に集った闘うものたちと合流し、NAZENなどが闘いの現段階と意義を確認。またそれぞれの団体が、今回の核燃料の移動は、今年4月の日米合意にある中国侵略戦争のための「拡大抑止」=核配備と核開発に直結する動きであり、破綻した核燃料サイクルを存続させ、日本独自の核武装、そのための原発再稼働、新増設の動きを加速させるものだと弾劾しました。
そして、9/24にも予定されている搬出と26日の搬入から始まる長い闘いを確認しました。(T)
東電前


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(緊急の闘い)
柏崎刈羽原発の使用済み核燃料の中間貯蔵施設への搬出に抗議する緊急行動の呼びかけ
日時:9月25日(水)  
   17時       経産省別館(資源エネルギー庁) 前
   18時30分  東電本店前
呼びかけ
さようなら原発1000万人アクション実行委員会
再処理とめたい!首都圏市民のつどい
電話  03(5289)8224(原水禁気付)

■使用済み核燃料搬入抗議行動のお知らせ
1.入港/接岸/陸揚げ抗議行動
 ●9月26日(木)午前7時30分
 ●むつ市関根浜 搬入港東側海岸(むつ科学技術館から東方向500m)
  朝7時ころより目印の旗を設置、布陣します。
 ●呼びかけ 核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会 (中道070-5477-4296)

2.統一行動
 使用済核燃料搬入反対緊急集会
 ●9月26日(木)午前9時30分  むつ市「関根ゆとり駐車帯」集合
   ※実際の集会場所はリサイクル燃料貯蔵施設付近を予定
  集会とデモ行進(500m程度)を予定しています。
  緊急の行動ですが、みなさんのご参加をよろしくお願いします
 【主催】 核のゴミから未来を守る青森県民の会
 【共催】使用済核燃料搬入反対現地実行委員会
 《連絡先》栗橋 090-8924-5462


3月3日に杉並で、ビキニ被曝70年、反戦・反核・反原発!東京集会(共催:NAZEN東京/改憲・戦争阻止!大行進東京)が開かれ、参加しました。
70年前の3月1日(1954年)、ビキニ環礁において米軍の水爆実験が行われ、マグロ漁船第五福竜丸など多くの漁船が被曝、福竜丸船員だった久保山愛吉さんが被ばくで半年後に亡くなられました。水爆実験禁止の怒りの署名運動が杉並から始まり、原水爆禁止全国署名運動として発展、8.6ヒロシマと一体で反戦・反核・反原発の闘いが全国で闘い抜かれています。3年前に亡くなられた福竜丸船員だった大石又七さんは最期まで内部被曝の恐ろしさを伝え、核廃絶を訴え続けられました。
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集会でNAZEN東京は、3.11福島原発事故で目の当たりにした核と原発の問題が、ウクライナ戦争・パレスチナ大虐殺という形で始まっている世界戦争危機の中で、核戦争の危機として立ち現れている。その中で、日本は中国を仮想敵国とし「ロシアを利することは中国を利する」としてウクライナ戦争に参戦し、イスラエルを擁護しパレスチナ虐殺に加担している。沖縄はじめ戦争体制と核武装へ突進している。今こそ反戦・反核・反原発の大きな運動を巻き起こそう!と訴え、汚染水海洋放出中止や東海第二原発再稼働阻止の取り組み、3.11反原発福島行動への結集を呼びかけました。
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また、この集会直前の2月28日に、昨年8月6日朝の原爆ドーム前で、「市職員を転倒させるなどの暴行を加えた」などとして全国で5人の仲間が不当逮捕されるという8.6ヒロシマ大行動への大弾圧があり、これに対する弾劾の声が発言者全員から発せられました。

これは国家権力・広島市・右翼一体となった攻撃です。前日の27日に広島市は、広島市議会で8月6日朝の原爆ドーム前での反戦反核集会に「厳正に対処しろ」という弾圧のための「請願」を採択決議。ここ数年、8月6日朝の原爆ドーム前の反戦反核集会(8.6ヒロシマ大行動主催)には日本青年会議や在特会などの極右勢力が現れ激しい妨害を繰り返していました。そして、この勢力は卑劣な「請願」を繰り返しこれまでにも拡声器規制条例などを引き出して8.6ヒロシマ大行動つぶしを策していたのです。

5人の不当逮捕の罪名は「暴力行為等処罰法」(暴処法)違反。これは戦前に作られた治安弾圧法です。戦前多くの労働運動や学生運動がこの悪法で弾圧されました。今回の弾圧はまさしく戦時下の反戦運動弾圧と言えます。
これに関して、杉並区議のほらぐちともこさんが発言し、「法政大学の学生運動つぶしにもこの暴処法が使われた。(共謀して看板を壊したとでっち上げられ)逮捕された5人の学生は果敢に闘い最高裁まで行って無罪を勝ち取った。闘えば必ず勝てる、弾圧を粉砕しよう。もう一つ、議会がこの弾圧にお墨付きを与えていることを絶対に許してはいけない。こういう弾圧をはね返してこそ戦争反対の闘いがある」と訴えました。
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また、集会には福島から反原発福島行動実行委の椎名千恵子さんが参加されてアピール。3月11日正午から福島市の「とうほう・みんなの文化センター」で開かれる「汚染水とめろ!岸田をたおせ!いまこそ全原発を廃炉に!3.11反原発福島集会&デモ」への参加を呼びかけました。
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そして、青森からの反核燃闘争への熱烈なアピールや能登半島地震・被災地からのメッセージが代読され、問題意識を共有しました。

さらに特別アピールとして、「日本政府の参戦を止める反戦闘争を」ということで、改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士から含蓄のある提起がありました。
高山さんは、戦争の現実性、切迫性、喫緊性について全力で訴えていこうと言われました。例として、1940年9月の日独伊3国同盟結成で日本がアメリカを仮想敵国としたことを上げ、これをメディアは戦争への接近として言わなかったが、その1年3カ月後、真珠湾攻撃で日米開戦となったと振り返り、今年の2月、日米共同作戦の中で、日本は初めて中国を仮想敵国と命名したことの重大性を訴えられた。やはり、メディアは戦争の切迫として報じないということを指摘しながら。
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また、高山さんは、戦争は自然現象ではないと強調された。「戦争は、目的意図をもって、計画を立てて起こすものだ」「その国の経済の、資本主義ー帝国主義という経済法則の結論として戦争に突き進まざるを得ない」と指摘され、しかし、そこを曖昧にする、だます。だから「防衛なのか、攻撃なのかというデタラメの議論を承認してはいけない。自衛の議論にしてしまえば何でもできてしまう」と言われ、「戦争を起こさせない、やめさせる、と武装しよう」と訴えられた。そのために、「どちらが先に手を出した」論ではなく「なぜ、戦争になったのかを見抜く必要がある」と指摘し、戦争に連なるあらゆる欺瞞を暴いて闘いぬく必要性を訴えました。

集会後は、会場前より高円寺駅近くの公園までデモ行進。高円寺駅前で大音量で叫ぶ右翼の街宣車(10数台!)に、戦争反対!原発なくせ!とデモコールで対決し抜きました。(S)

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2月16日(第3金曜日)午後6時30分、官邸前で多摩川太鼓が打ち鳴らされ、原発いらない金曜行動が開始されました。
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能登半島地震から1か月半も経つのに、被害者の生活は破壊されたままです。この上もし、志賀原発が再稼働されていたらどうなっていたか。参加者は口々にその危険性を訴えました。

たんぽぽ舎の柳田真さんは「能登半島でマグネチュード7.6という大きな地震がおきた。同じことが東京に一番近い東海第二原発近くで起きていたらどうなるか。配管が全部切れて、数時間後には東京に放射能が来る。東海第二原発は出力110万キロワット、福島原発と同じ沸騰水型で福島の2.5倍の巨大な原発だ。茨城県にも"地震の巣"がある。東海第二は今年の9月に再稼働されようとしいる。何としても東海第二の再稼働を止めたい。地震は止められないけど、原発は止められる。」と訴えました。
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「福島県原発被害」東京訴訟原告団長の鴨下祐也さんも参加されてアピール。鴨下さんはまず「皆さんの力で本人尋問を乗り切り、傍聴席があふれた力で裁判打ち切りを先延ばしにした」と、1月31日に行われた避難住宅追い出し訴訟「本人尋問」裁判傍聴へのお礼を述べられました。この裁判は2022年2月に、東京都が鴨下さんだけに避難住宅の明け渡しと損害賠償を求めて起こしたもので、見せしめ的で許せない裁判です。
鴨下さんはさらに、福島原発被害東京訴訟裁判の昨年末12月26日の東京高裁の不当判決への憤りを語られた。「高裁は、地裁で認めた国の責任を否定した。原発政策が国に責任がないとは考えられない。やれることがあったのに国はやってこなかったのだ。最高裁で国に責任ありと認めさせたい。全国の訴訟と連携して、原発を止めたい」と。
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福島原発事故は終わっていません。何が「復興」だ!と怒り、くやしさがわきます。国は「安全だ」と言って原発を強制し、「想定外」と言って責任をとらず、福島県は安全を求めて県外に避難した人たちを「期限が来たから」と追い出し、東京都は生きていく場を奪いながら賠償金を求めて避難者を訴えるとは!!!
鴨下さんらと共に、こんな理不尽なことをする岸田・自民党政権、小池・東京都を弾劾し抜いて、国・東電に福島原発事故の責任を必ずとらせましょう。(S)


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