12月12日、沖縄・宜野湾市の#コドソラ(子どもたちの空をまもる)のお母さんたちが上京して対政府交渉を持ちました。2017年の12月7日に緑が丘保育園に大型輸送ヘリの部品が落下、「もし子どもたちに当たっていたら…、子どもたちの命を守りたい」、その一心で毎年12月にお母さんたちは日本政府・防衛省への要請交渉を行っています。今回はその6回目です。
コドソラ1.psd

私たちは、12日の夕方から参議院会館で開かれた「報告会」に参加しました。政府間交渉の労をとった参院の伊波洋一議員と高良鉄美議員らも参加して報告会が行われました。

#コドソラのお母さんたちは次のようにいわれました。本当に深刻だと思います。
「『子どもの為に』と貧困や学習支援など取り組んでいる方は沢山いる。私たちも子どもの命を守ろうとしているのに『基地問題』というとどこへ行っても煙たがられる。安心安全に学校に通わせたいだけなのに、『政治の問題だ』と議員にも言われ非難される。だったら宜野湾市役所が動け! 命を守ろうとしているのになんでみんな黙るの?とブチ切れてしまう。街頭で署名を取るのもスーパー経営者や公園管理担当に全部断られた。何度も交渉してやっとある公園でやれた。」

「全国の自治体に陳情書を送ったら、『防衛の問題なのでできません』とか『海外が関連するのでできません』とか言われて断わられた。沖縄の子どもは外国の子なんですかね。」「『あんたたちは自分たちの子どもがよければいいのか?』ともよく言われます。ぶっちゃけいいです。だって自分の子は親が守らないといけないから。自分の子が危険だったら親が立ち上がって守るでしょ。自分たちの活動が他の親にどんどん広がって、沖縄の子どもたちを守れたらいいなという思いでやっている。」

「さっきの政府要請交渉では、どの省庁もアメリカの味方をする。アメリカと仲良くしたいから、普天間の子どもが放置され意地悪されていると感じる。外務省や防衛相は『飛行ルートは守られている』と言うのに『データは見せられない』という。守られているという根拠を聞いても『教えられない。』と。本当にひどい対応でした。」

「今、普天間の子どもたちは『何言っても変わらんさー』と言ってしまっている。大人が言わせてしまっている。大人が守らなければならない。」
コド空2人

政府財界の戦争推進者は、「安保の問題で相手があり日米合意や地位協定も絡みすぐには変えられない」「安保だから公共の利益が優先される」などの政治ロジックに全てを持ち込み、「戦争被害国民受任論」=「沖縄受任論」の強制、やがては国家暴力で(韓国の非常戒厳のように、日本の緊急事態条項による緊急政令のように、アメリアをはじめ世界のパレスチナ連帯に対する弾圧のように)私たちを黙らせ国家意思を貫徹しようとしてきます。

しかし#コドソラのお母さんたちが訴えているのは「命の問題」であって、政府財界のそんな屁理屈など全く吹っ飛ばして、母親が「自分の子どもの命をどうやって守ってくれるのか」と問い続け突き付け続けることの圧倒的な正当性と根源性が、何者にも否定させない強さを持っていると同時に、権力を突き崩し社会を変える突破口にもなる巨大な結集軸になり得ると示唆しています。

ロシアでもウクライナでも兵士である子どもの命を守る為に母親たちが声を上げ行動しています。その事が、当局の弾圧を跳ね返し戦争を止める展望につながります。

日本で、このまま徴兵制のような制度やそれを後押しする世論が強まっていくときに、歯止めとなる力は、やはり母親や妻である女性=この資本主義・帝国主義による差別抑圧からの解放を闘う女性たちの闘いであると確信します。

8年目に入った#コドソラのお母さんたちの闘いは、米日が対中国への侵略戦争に突き進んでいる情勢のなかで「政府も自治体も軍隊もますます子どもたちの命を守ろうとはしていない」、そのことをハッキリと暴きだしています。「子どもの命を国家に差し出す」ことが一人ひとりに突きつけられる戦争情勢が進んでいるからこそ、それを真っ向からはねかえす#コドソラのお母さんたちの闘いを共有・連帯しましょう。(改憲・戦争阻止大行進 神奈川 F)