昨日東京で、日米の外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)が開かれました。ここでの取り決めは、今年の4.10日米首脳会談で確認された「日米安保同盟の大飛躍」を具体化させるもので、文字通り戦争会議、それも核戦争会議と言えるものです。
こんな戦争会議は許せない!と、炎天下を突いて、2+2会場に近い芝公園に集りました(呼びかけ:改憲・戦争阻止!大行進東京実行委)。
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集会後、会場と思われる外務省・飯倉公館に向けて抗議のデモ行進に出発。
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デモ隊に向けてガッツポーズをしたりと若者たちの熱い反応が印象的でした。
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この会議で確認された内容は以下のようなとんでもないものです。

米軍・自衛隊の指揮統制を連携強化する。
  在日米軍をインド太平洋軍司令隷下の「統合軍司令部」として再編。来年市ヶ谷に設 立される自衛隊の3軍統合作戦司令部との指揮統制の一体化をめざす。

日米の武器の共同生産、日本での米軍機などの補修・整備体制を強化する。
  6月に開かれた「日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議」では、日米共同のミサイル生産や、米軍の航空機・艦艇の日本での整備などのための検討部会を設置。アメリカが日本を最前線の兵站基地として活用できるようにするもの。

「拡大抑止」の協議の閣僚級への引き上げる。
 日本への核配備を含め、日米同盟を核の同盟へと全面的に転換し、核戦争を準備するもの。

中国は「最大の戦略的挑戦だ」と批判。
 「中国は、自らの利益のために国際秩序を作り変えようとしている」と、米国の暴力的な戦後世界支配体制を棚に上げて言っている!

(7/29付け朝日新聞より)
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ちょうど、この日から米海兵隊と陸上自衛隊の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」(7/28~8/7予定)が始まりました。九州・沖縄を軸とする対中国の戦争訓練です。政治的な会議と一体で軍事的な威圧を与えていくというものであり、戦争挑発そのものです。
今こそ、始まる前に戦争を止めよう!全国でたくさんの戦争絶対反対!のデモをつくり出そう。

岸田政権の戦争政治を許さず、8.6ヒロシマつぶしの攻撃を労働者市民の力で打ち破っていきましょう!(S)