電源を失い、保育器の稼働が止まった。
生まれたばかりの赤ん坊の泣き声は、暗がりのなかで小さくなっていく。
看護師たちは、ポンプ式の人工呼吸器をその小さな唇にあて、叫びながら、手動で空気を送る。
「生きて、生きて!」 夜が明けるまで交代で、休むことなく。
それなのに、まだ名前すら与えられない子が、神のもとへと昇っていく。
経験豊富なスタッフたちは、悲しみを後回しにして、黙々と患者にできる限りのことをする。

(11月15日付朝日新聞 シファ病院ムニール・ブルシュ医師への電話取材の紙面より)

11月13日、イスラエル軍に包囲されたガザ地区最大規模のシファ病院の医療現場の様子に息の飲みました。戦場で命を救うことをあきらめない人々の姿に胸打たれ、残酷な戦場報道から目をそらそうとしていた自らを恥じました。
イスラエル軍は15日未明、そのシファ病院に武装突入!人間のやることではありません。

私たちにできることは限られていますが、まずは、アメリカ・イスラエルのパレスチナ人民虐殺・ガザ抹殺の侵略戦争の現実を目に焼き付けましょう。そして、虐殺への怒り、パレスチナ人民への連帯、「いますぐ戦争を停止しろ!」という叫びを、日本から世界へ、パレスチナへ届けましょう。何より、イスラエルへの支持を表明している岸田政権に抗議しましょう。

次の日曜日、11月19日には、東京・日比谷野外音楽堂で「ガザ虐殺やめろ!国際反戦大闘争」があります。全国から日比谷へ集まりましょう! (S)
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この集会は、戦争反対を闘う労働組合が中心となって呼びかけています。
国鉄分割民営化にストライキで闘い、新自由主義と闘いぬいている動労千葉。労働組合活動を「犯罪だ」との大弾圧攻撃をはね返して闘っている関西生コン支部。資本の倒産攻撃と闘い地域合同労組として闘いぬく港合同。そして、戦争に反対する労働者・市民・学生が集う改憲・戦争阻止!大行進などです。
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<当日の要項・発言者紹介>
とき:11月19日(日)昼12時~集会
ところ:日比谷野外音楽堂(東京都千代田区霞が関、日比谷公園内)
  午後3時~銀座デモ(東京駅まで)
  参加協力券 500円

★ウクライナ戦争・ガザ虐殺直ちにやめろ
 「台湾有事」=中国侵略戦争阻止!大軍拡に突き進む岸田政権を倒せ!
 (発言)改憲・戦争阻止!大行進運動、パレスチナ関連団体、広島・沖縄・福島より

★海外労組代表団も多数参加しアピール
 韓国・民主労総ソウル地域本部
 ドイツ鉄道労働者
 アメリカ国際港湾倉庫労働組合(ILWU)
 在日ビルマ市民労働組合

★労働組合からの発言
 学校や自治体、郵政や医療・介護、合同労組など。

★呼びかけ3労組のアピール

★うた ちゃんちゃこカンパニー(出演予定)
     デビュー曲「空飛ぶ鯨」(みなみらんぼう作詞作曲)