6月19日付琉球新報の一面に「国は住民守らない」という見出しで、宮古島市の平良長勇さん(84)へのインタビュー記事が掲載されていました。沖縄地元紙でなければ目にできないであろう見出しに、戦争体験者の率直な実感をかみしめました。
記事の書き出しは、宮古島保良区での射撃訓練の「パンパンパン」という射撃音からです。住民の反対を押し切って建設が強行された陸自宮古島駐屯地は、2019年3月に開設され、現在、集落内を大型の自衛隊車両が行き交って、弾薬庫のある保良訓練場で射撃訓練が行われているのです。
沖縄戦を体験された平良さんは、保良集落に射撃音が鳴り響く"軍事"の日常化が、かつての日本軍に軍事要塞化された島の姿と重なると言われました。

平良さんは、5歳のころ、日本軍の弾薬の爆発で大怪我をしそうになったことがあります。その後も焼夷弾によって家が焼かれ、その体験から、「軍隊が近くにあることで住民は危険にさらされる」と実感を持って語られています。
だから、弾薬庫は中国からの攻撃に備えるためという国の言い分に対して「違う、弾薬庫があるから標的になる。何もなければ、こちらを攻撃する理由はなくなる」と怒り、2019年に始まった陸自の弾薬庫建設に対して、資材搬入の出入り口付近座り込んで反対を訴えられました。
そして、「戦時中は『沖縄のため、宮古島のために戦いなさい』と日本兵から何度も言われた。しかし、日本兵が守ろうとしたのは国土であって、住民の命ではなかった。」と言われ、「戦争をしたら、軍事産業に関わる人たちはもうかるだろうが、庶民は必ず貧困になる。『国民のために』とよく言うが、戦争とはいったい誰を守るためのものなんですか」と疑問を投げかけています。
平良さんの訴え、戦争体験者の証言こそ歴史の真実です。
沖縄での旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる6月23日を迎え、沖縄戦を繰り返さない、政府に戦争をさせないと決意をあらたにしたいと思います。(S)
記事の書き出しは、宮古島保良区での射撃訓練の「パンパンパン」という射撃音からです。住民の反対を押し切って建設が強行された陸自宮古島駐屯地は、2019年3月に開設され、現在、集落内を大型の自衛隊車両が行き交って、弾薬庫のある保良訓練場で射撃訓練が行われているのです。
沖縄戦を体験された平良さんは、保良集落に射撃音が鳴り響く"軍事"の日常化が、かつての日本軍に軍事要塞化された島の姿と重なると言われました。

平良さんは、5歳のころ、日本軍の弾薬の爆発で大怪我をしそうになったことがあります。その後も焼夷弾によって家が焼かれ、その体験から、「軍隊が近くにあることで住民は危険にさらされる」と実感を持って語られています。
だから、弾薬庫は中国からの攻撃に備えるためという国の言い分に対して「違う、弾薬庫があるから標的になる。何もなければ、こちらを攻撃する理由はなくなる」と怒り、2019年に始まった陸自の弾薬庫建設に対して、資材搬入の出入り口付近座り込んで反対を訴えられました。
そして、「戦時中は『沖縄のため、宮古島のために戦いなさい』と日本兵から何度も言われた。しかし、日本兵が守ろうとしたのは国土であって、住民の命ではなかった。」と言われ、「戦争をしたら、軍事産業に関わる人たちはもうかるだろうが、庶民は必ず貧困になる。『国民のために』とよく言うが、戦争とはいったい誰を守るためのものなんですか」と疑問を投げかけています。
平良さんの訴え、戦争体験者の証言こそ歴史の真実です。
沖縄での旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる6月23日を迎え、沖縄戦を繰り返さない、政府に戦争をさせないと決意をあらたにしたいと思います。(S)