福島原発事故から11年目の3・11直後の3・18官邸前金曜行動は、数日前の宮城・福島大地震とウクライナでの戦争激化の中で、ますます原発・核をなくさなければと、寒い雨を突いて約100名が駆けつけました。悪天候で開会を告げる多摩川太鼓は今日は無理だろうなと思っていたら、いつも通りの太鼓の連打が聞こえてきたのでびっくり。この雨の中、重い太鼓を運んでの参加に頭が下がります。
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いつものようにさまざまな運動体からアピールがありました。東海第二原発に反対する団体からは、運転開始から43年もたつ老朽原発である東海第二原発の再稼働の危険性が訴えられ、金曜行動スタッフからは16日の東北大地震で福島第一原発の使用済み燃料プールで冷却ポンプが一時停止したことや女川原発などはいま止まっていたから大事故にならなかったことなどがあげられ反原発運動の強化が訴えられました。田中一郎さんは汚染水の海洋放出は許さない!と官邸に向かって激しく訴え、また、たんぽぽ舎の柳田さんは「大地震やロシアのチェルノブイリ原発占拠などで、原発と核の危険性がますます明らかになっている。岸田政権は参議院選挙の後小型モジュール原子炉を導入しようとしている。この危険性を広く知らせていこう」と訴えました。
この日は、福井から原子力発電に反対する福井県民会議の連帯メッセージが寄せられ、読み上げられました。
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次回は、4月15日(金)午後6時30分からです。それまで、それぞれの場所で運動を広げましょう。(S)

●下記は、ドイツ・ベルリンの今年の3月5日の反原発集会の様子です(すべて日本語字幕付き)。発言者の多くが3・11福島のことをわがこととして触れています。国境を越えて原発と核をなくす運動が闘われています。

→ https://www.youtube.com/watch?v=3pw6HGyFT1k