10月3日(日)、成田市役所のすぐ近くの栗山公園で久しぶりの全国集会が開かれました。10月とは思えない好天気となり、また反対同盟も元気で、厳しい状況の中でも明るい展望を感じる集会となりました。
反対同盟の太郎良陽一さん、宮本麻子さんの司会で集会が進められ、主催者あいさつを伊藤信晴さん、基調報告を萩原富夫さんが行いました。
萩原さんは、「最高裁が請求異議上告を棄却して、強制執行可能な情勢になっているが、われわれは実力阻止の決意です」ときっぱりと宣言。そして、現在の成田空港の運用状況に触れて「成田空港そのものが必要なくなるような危機にある」と指摘して、「こんな空港に市東さんの農地はやれない。機能強化も必要ない。」「市東さんの農地を守って、廃港へと追い込もう。」と力強く訴えました。
また、「三里塚の闘いは農地や環境を破壊して、農業の替わりに空港を建設することとの闘いです。儲からない農業を犠牲にして何千億もの金が動く空港建設の方が経済対策にはなるでしょう。しかし、農民や住民の暮らしを犠牲にして経済を回してきたことの結末が、この成田空港のありさまではありませんか。この構造は金儲けのために原発や公害や軍事基地やむだなダムなど、公共性をうたった国策事業に共通する問題です。脱成長と言われています。資本主義をやめなければ地球が壊れてしまいます。農地を守り農業を守ることが未来に繋がると思います。三里塚闘争を守り発展させましょう。共に世の中を変えましょう。」と呼びかけました。
半世紀を超えて、農民切り捨ての国策と闘ってきた三里塚闘争が、資本主義にNO!の闘いの先頭に立っています。
市東孝雄さんも参加者を前に、「私も農民ですので、農民はやっぱり土地がなければ勝負になりません。空港会社のやり方に対しては、あくまでも許すことはできないという気持ちは変わりません」、「ウソをつかない、あきらめない、これを信念にこれから先も天神峰で畑を耕していきたい」と実直な思いを語られました。
そして、「反対同盟56年の闘いを、いまこそ全世界へというわけにはいかないですけど、ますます強固にして、今まで通り、福島・沖縄・三里塚を一つの闘いとして闘い、闘う労働組合と連帯し、市民団体や学生さんとも強い絆をつくり、反対同盟をますます広げていきたい」と闘いの展望を語りました。
労農連帯を闘う動労千葉の関委員長、関西生コン支部の西山執行委員から熱い連帯の挨拶がありました。
また、市東さんの農地取り上げに反対する会や全国農民会議からも、市東さんと共に闘う決意が語られました。
関西から、川口真由美さんが駆けつけ、いつもながらの元気で心にしみる歌を披露してくれました。川口さんが作詞・作曲した「悲しみから生まれた平和の道」や「一般庶民は自助 大金持ちは公助」の歌は、私たちの気持ちをそのまま表現してくれていて、とても良かったです。(萩原さんもベースギターで参加)
この後、福島からの渾身の訴えを椎名千恵子さんが、また、市民団体や共闘団体からたくさんの発言が続きました。三里塚闘争の全人民性、幅広さを感じさせるものでした。
最後に団結してガンバロウ!
集会後は、この栗山公園の周辺へのデモに出発。
成田山新勝寺の近くをデモしました。
三里塚の農地取り上げ反対関係の裁判としては、今後
新やぐら裁判控訴審(10/20 午後2時開廷 東京高裁)、
第3誘導路裁判(10/22 午前10時30分開廷 千葉地裁)、
団結街道裁判(11/5 午前10時30分 千葉地裁)、
耕作権裁判(12/6 午前10時30分開廷 千葉地裁)
と続きます。
可能な方は、ぜひ傍聴に駆けつけましょう。
とりわけ、10月20日(水)の新やぐら裁判控訴審は第一回目です。裁判前に東京高裁に向けたデモがあります。午前11時30分に日比谷公園霞門に集合。正午デモ出発です。
反対同盟と共に、東京・霞が関一帯の昼休み、多くの人々に三里塚の現状を訴えるデモです。ぜひ、駆けつけましょう! (S)
反対同盟の太郎良陽一さん、宮本麻子さんの司会で集会が進められ、主催者あいさつを伊藤信晴さん、基調報告を萩原富夫さんが行いました。
萩原さんは、「最高裁が請求異議上告を棄却して、強制執行可能な情勢になっているが、われわれは実力阻止の決意です」ときっぱりと宣言。そして、現在の成田空港の運用状況に触れて「成田空港そのものが必要なくなるような危機にある」と指摘して、「こんな空港に市東さんの農地はやれない。機能強化も必要ない。」「市東さんの農地を守って、廃港へと追い込もう。」と力強く訴えました。
また、「三里塚の闘いは農地や環境を破壊して、農業の替わりに空港を建設することとの闘いです。儲からない農業を犠牲にして何千億もの金が動く空港建設の方が経済対策にはなるでしょう。しかし、農民や住民の暮らしを犠牲にして経済を回してきたことの結末が、この成田空港のありさまではありませんか。この構造は金儲けのために原発や公害や軍事基地やむだなダムなど、公共性をうたった国策事業に共通する問題です。脱成長と言われています。資本主義をやめなければ地球が壊れてしまいます。農地を守り農業を守ることが未来に繋がると思います。三里塚闘争を守り発展させましょう。共に世の中を変えましょう。」と呼びかけました。
半世紀を超えて、農民切り捨ての国策と闘ってきた三里塚闘争が、資本主義にNO!の闘いの先頭に立っています。
市東孝雄さんも参加者を前に、「私も農民ですので、農民はやっぱり土地がなければ勝負になりません。空港会社のやり方に対しては、あくまでも許すことはできないという気持ちは変わりません」、「ウソをつかない、あきらめない、これを信念にこれから先も天神峰で畑を耕していきたい」と実直な思いを語られました。
そして、「反対同盟56年の闘いを、いまこそ全世界へというわけにはいかないですけど、ますます強固にして、今まで通り、福島・沖縄・三里塚を一つの闘いとして闘い、闘う労働組合と連帯し、市民団体や学生さんとも強い絆をつくり、反対同盟をますます広げていきたい」と闘いの展望を語りました。
労農連帯を闘う動労千葉の関委員長、関西生コン支部の西山執行委員から熱い連帯の挨拶がありました。
また、市東さんの農地取り上げに反対する会や全国農民会議からも、市東さんと共に闘う決意が語られました。
関西から、川口真由美さんが駆けつけ、いつもながらの元気で心にしみる歌を披露してくれました。川口さんが作詞・作曲した「悲しみから生まれた平和の道」や「一般庶民は自助 大金持ちは公助」の歌は、私たちの気持ちをそのまま表現してくれていて、とても良かったです。(萩原さんもベースギターで参加)
この後、福島からの渾身の訴えを椎名千恵子さんが、また、市民団体や共闘団体からたくさんの発言が続きました。三里塚闘争の全人民性、幅広さを感じさせるものでした。
最後に団結してガンバロウ!
集会後は、この栗山公園の周辺へのデモに出発。
成田山新勝寺の近くをデモしました。
三里塚の農地取り上げ反対関係の裁判としては、今後
新やぐら裁判控訴審(10/20 午後2時開廷 東京高裁)、
第3誘導路裁判(10/22 午前10時30分開廷 千葉地裁)、
団結街道裁判(11/5 午前10時30分 千葉地裁)、
耕作権裁判(12/6 午前10時30分開廷 千葉地裁)
と続きます。
可能な方は、ぜひ傍聴に駆けつけましょう。
とりわけ、10月20日(水)の新やぐら裁判控訴審は第一回目です。裁判前に東京高裁に向けたデモがあります。午前11時30分に日比谷公園霞門に集合。正午デモ出発です。
反対同盟と共に、東京・霞が関一帯の昼休み、多くの人々に三里塚の現状を訴えるデモです。ぜひ、駆けつけましょう! (S)