沖縄現地の闘いと連帯して毎月第一月曜日に行われている防衛省前行動が、8月2日(月)にありました(主催:辺野古への基地建設を許さない実行委)。猛暑の蒸し暑い中でしたが、午後6時30分からの抗議集会に100人近い人々が駆けつけました。

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防衛省前抗議行動にはいつも沖縄現地から電話アピールが届きますが、この日は沖縄平和市民連絡会の上間芳子さんからアピールがありました。
上間さんは、安和での土砂搬出用ベルトコンベアの加速化、辺野古側埋め立て4㍍のかさ上げなどコロナの緊急事態宣言下でも辺野古工事が進んでいる現状を怒りを持って語られ、コロナ下でゲート前での組織的な活動ができない中でも有志による監視行動、阻止行動が1日も休まず続けられていると報告されました。そして、重要土地監視規制法に危機感をつのらせ「市民運動つぶし、戦争への道が進んでいる。声を掛け合って闘っていこう」と訴えられました。

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上間さんも触れられていましたが、主催者の方からもここ数日の攻防としてサンゴの移植問題について詳しい報告がありました。防衛省自身がつくったサンゴ移植の規定を自ら犯しておきながら、国はまたしても「行政不服審査法」を悪用して(国が民間になりすまし)、防衛大臣が農水大臣に取り消しの申し立てをするという手段に訴えるというのです。こんなやり方は認められません。

(8月2日付琉球新聞より)
1-210802琉球新報

また、約1年の検証が続いていた防衛省の辺野古設計変更申請について、県の「不承認」判断が8月中旬~下旬にもなされるだろうとのこと。

コロナ禍でも強行している埋め立て工事の根拠としている「仲井眞元知事の埋め立て承認」では進められなくなったことで、政府が沖縄県に申請している設計変更承認申請です。これが玉城デニー知事によって「不承認」とされたら、政府は埋め立て工事をストップしなければならず、新基地を造ることはできません。

主催者からは、「知事の『不承認』断乎支持! 政府はただちに工事をやめろ!」の声を全国で大きくあげよう!と呼びかけられました。
具体的には、
①「不承認」発表翌日の午後6時30分~首相官邸前に集まろう!(「不承認」が金曜のときは翌週の月曜日)主催:辺野古への基地建設を許さない実行委
②「不承認」発表後の金曜日の午後6時30分~首相官邸前に集まろう!(「不承認」が木・金のときは翌週の金曜日) 主催:「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委、総がかり行動実行委
③「不承認」後1週間、青い色を身に着ける。支持アピールをバナーや文書等で表現する。
などです。
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沖縄県民の民意を踏みにじり、莫大な金(税金)を使って沖縄の自然を壊し、戦争のための基地づくりを強行している菅政権が、何が「平和の祭典、オリンピック」だ!本当に許せない!!!
ねばり強く闘う沖縄県民と連帯し、「オリンピックは中止!」「政府はただちに工事をやめろ!」「サンゴの移植をするな!」と共に声をあげていきましょう。(S)