6月16日(木)午前2時30分ごろ、参議院本会議で重要土地調査規制法案の採決が強行された。故西川重則事務局長が5年前に戦争法案(安保関連法)が参議院本会議で強行採決されたときに「9月19日午前2時18分!」と記したことを思い出す。
多くの人々が寝静まったこんな真夜中に、憲法違反の戦争法を力づくで成立させた菅政権を徹底弾劾する!
この日は朝から多くの人々が国会前に駆けつけた。
(15日昼頃、国会前)




前日の14日、参議院内閣委員会では参考人質疑が行われた。参考人は政府の有識者会議の委員も務めた吉原祥子さん、防衛ジャーナリストの半田滋さん、弁護士の馬奈木源太郎さんの3人。半田さんも馬奈木さんもこの法案の問題点を明快に指摘され、吉原さんも懸念を示した。だれもが、この法案をこのまま採決することはできないと確信した。にもかかわらず、委員長はこの日のうちに採決を要求したため、野党が委員長解任決議案を提出していた。
15日、連日スタンディング抗議を続けていた関東一坪(沖縄一坪反戦地主会関東ブロック)の青木さんは、「薄氷を踏む思いでいまここにいる。何としても廃案を求めて声を上げ続けよう」と訴えた。
(関東一坪、10日の抗議行動から)

この日15日の朝、野党4党が菅政権への内閣不信任案を提出。これをめぐって午後1時から衆議院本会議が始まった。
国会前では、1時~2時過ぎまで関東一坪や「重要土地調査規制法案」反対緊急性声明事務局、「重要土地調査規制法案」を廃案にする全国超党派自治体議員団の呼びかけで抗議集会が開かれた。

沖縄現地から、沖縄平和運動センターの山城博治さんから電話アピールが届いた。「とんでもない戦争法案だ。戦争へまっしぐらの日本、住民監視法を止めていきたい」。
沖縄選出の伊波洋一参議院議員もかけつけアピール。この法案が国境離島を対象にしていることの危険な内容について警鐘乱打された。

午後5時近くに、衆議院本会議で内閣不信任案が否決された。これを待って、参議院本会議が開かれ、前日出されていた内閣委員長解任決議案が否決された。延長手続きがなされ、この日の夜、参議院内閣委員会、さらに参議院本会議が開かれることになった。
こうした中、午後6時から、衆議院議員会館前で総がかり行動などが呼びかけた緊急集会が開かれた。

日体大教授の清水雅彦さん、沖縄選出の高良鉄美参議院議員らが「憲法が踏みにじられている」と訴えた。
関東一坪の青木さんも土地規制法案を廃案へ!と訴えた。

参議院内閣委員会が始まり、雨の中、国会前では引き続き抗議の座り込みを継続。
「重要土地規制法案反対!」「採決やめろ!」のコールが続いた。

午後9時30分近くに、内閣委員会での採決が強行されたことが知らされ、直ちに「採決弾劾!」「絶対許さない!」のシュプレヒコールが叩きつけられた。
このあと、参議院議員運営委員会解任決議案が出され、深夜の本会議審議となった。
悔しい限りだが、国会前では「一人でやってきた」という人々に出会った。こんなデタラメな国会、「命よりオリンピック」に突き進む菅政権、人間の尊厳が踏みにじられている社会に対して、一人ひとりが考え始め、行動に立ち上がっていると感じる。(S)
多くの人々が寝静まったこんな真夜中に、憲法違反の戦争法を力づくで成立させた菅政権を徹底弾劾する!
この日は朝から多くの人々が国会前に駆けつけた。
(15日昼頃、国会前)




前日の14日、参議院内閣委員会では参考人質疑が行われた。参考人は政府の有識者会議の委員も務めた吉原祥子さん、防衛ジャーナリストの半田滋さん、弁護士の馬奈木源太郎さんの3人。半田さんも馬奈木さんもこの法案の問題点を明快に指摘され、吉原さんも懸念を示した。だれもが、この法案をこのまま採決することはできないと確信した。にもかかわらず、委員長はこの日のうちに採決を要求したため、野党が委員長解任決議案を提出していた。
15日、連日スタンディング抗議を続けていた関東一坪(沖縄一坪反戦地主会関東ブロック)の青木さんは、「薄氷を踏む思いでいまここにいる。何としても廃案を求めて声を上げ続けよう」と訴えた。
(関東一坪、10日の抗議行動から)

この日15日の朝、野党4党が菅政権への内閣不信任案を提出。これをめぐって午後1時から衆議院本会議が始まった。
国会前では、1時~2時過ぎまで関東一坪や「重要土地調査規制法案」反対緊急性声明事務局、「重要土地調査規制法案」を廃案にする全国超党派自治体議員団の呼びかけで抗議集会が開かれた。

沖縄現地から、沖縄平和運動センターの山城博治さんから電話アピールが届いた。「とんでもない戦争法案だ。戦争へまっしぐらの日本、住民監視法を止めていきたい」。
沖縄選出の伊波洋一参議院議員もかけつけアピール。この法案が国境離島を対象にしていることの危険な内容について警鐘乱打された。

午後5時近くに、衆議院本会議で内閣不信任案が否決された。これを待って、参議院本会議が開かれ、前日出されていた内閣委員長解任決議案が否決された。延長手続きがなされ、この日の夜、参議院内閣委員会、さらに参議院本会議が開かれることになった。
こうした中、午後6時から、衆議院議員会館前で総がかり行動などが呼びかけた緊急集会が開かれた。

日体大教授の清水雅彦さん、沖縄選出の高良鉄美参議院議員らが「憲法が踏みにじられている」と訴えた。
関東一坪の青木さんも土地規制法案を廃案へ!と訴えた。

参議院内閣委員会が始まり、雨の中、国会前では引き続き抗議の座り込みを継続。
「重要土地規制法案反対!」「採決やめろ!」のコールが続いた。

午後9時30分近くに、内閣委員会での採決が強行されたことが知らされ、直ちに「採決弾劾!」「絶対許さない!」のシュプレヒコールが叩きつけられた。
このあと、参議院議員運営委員会解任決議案が出され、深夜の本会議審議となった。
悔しい限りだが、国会前では「一人でやってきた」という人々に出会った。こんなデタラメな国会、「命よりオリンピック」に突き進む菅政権、人間の尊厳が踏みにじられている社会に対して、一人ひとりが考え始め、行動に立ち上がっていると感じる。(S)