新潟からのお便りです。
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毎年恒例になっているキリスト者による「8.15平和集会」が、今年はコロナ禍により中止せざるを得ませんでした。それでも集会の前段行動として会場近くで取り組んできた「8.15反戦リレートーク」だけは行おうということで、新潟駅万代口前でシール投票として取り組みました。
テーマは「敵基地攻撃能力」の保持を問うものです。百万人署名運動新潟県推進委員会の呼びかけに応えて、キリスト者、地域の仲間13名が参加してくれました。
新潟2
秋田・山口の両県に配備を予定していたミサイル防衛システム、イージスアショアの配備断念に追い込まれた安倍政権は、突如として「敵基地攻撃能力」の保持を叫びだしました。しかしこれは、イージスアショア配備の代替案というレベルの話ではありません。戦後日本の安保防衛政策としても、憲法9条の否定という意味でもケタ違いの攻撃です。

帰省客が大幅に減少していると言われ、新潟駅前も例年に比べて人通りがかなり少ない中でも若者たちを中心に少なからぬ人たちが投票に参加してくれました。

中国脅威論の蔓延、中国封じ込め論が大っぴらに語られる中で、果たしてどんな結果が出るのか?日本が「敵基地攻撃能力」を保持することに賛成/反対/分からない/の三択の中で、私は賛成が多数になることもありうると、かなり悲観的な結果を予想していました。

しかし若者の意識は健全でした。ボードには「反対」の赤色シールが次々と貼られ、賛成票はわずか数票でした。賛成、反対、あるいは分からないという人も含めてボードの前では若者との対話が繰り広げられました。

各種世論調査で安倍政権の支持率は低落の一途です。反転攻勢としての解散総選挙に打って出るとの観測もありますが、事態は政権を投げ出した第一次政権時に回帰しつつあります。改憲阻止、安倍打倒の秋に向かって闘いを強化しましょう。(新潟県推進委員会 S)