10月9日、日曜日、三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかける三里塚全国集会に参加しました。あいにく午前中は雨、会場の畑はたっぷりと水分を含み、参加者にとっては大変なことでした。でも、何度か参加している人たちは慣れたもので、みんなしっかりと長靴を履いていました。多くの人は畑の横の木々の下で集会に参加しました。
集会中も着陸していくジェット機が轟音を響かせて何度も通過していきました。
集会場は反対同盟農民の畑ですが、上から見ると成田空港の中なのでした。
上図の中の「市東さんの畑」がいま、最高裁で争われているところです。市東家が三代にわたって耕している畑を成田空港会社は悪辣卑劣なやりかたで奪い取ろうとしており、裁判所がこれに加担しているのです。
正午から開始された集会では、この畑の持ち主でもある反対同盟事務局の萩原富夫さん(写真下)が基調報告を行いました。
萩原さんは、市東さんの農地を守るために最高裁に向けた強制収用反対の緊急5万人署名を全国に広げようということと、新たに出されてきた第3滑走路建設に反対しようということを訴えました。
9月28日付朝日新聞より
反対同盟のチラシより
国と成田空港会社が持ち出した計画内容は、「3500mの滑走路と旅客ターミナル、貨物施設など含めた新たな空港施設は1000ヘクタールも拡大する」というもので、約200戸が移転、新たに約2000世帯が騒音下に入ると言われています。また、夜間飛行を3時間拡大するというもの。
すでに地域で説明会が開かれていて、その中では「4時間しか寝るなということか」「国の政策の犠牲になるのはまっぴらだ」と怒りの声が上がっているそうです。しかし芝山町長は「土地収用制度を適用すべき」と言っているとのことで、反対同盟は「50年前の住民無視のやり方と全く同じだ」と怒っています。
萩原さんは、訴えの最後に「成田空港建設とは、農業破壊と引き換えに資本が生き延びようとする経済至上主義の国策であり、軍事転用をにらむ戦争準備でもあります。それとは逆に、私たちの有機農業は生きた土を作ることから始まり、あらゆる命と共生する農業です。その土と農地を破壊する開発や原発、軍事基地建設、戦争とは相いれません。農民には体をはって農地を守る理由があるのです。みなさん、共に闘いましょう。」と結びました。
市東孝雄さん(写真下)も元気に登壇し、「裁判所がどんな判決を出しても、私は農業を続け、闘い続けます」と、決意を語りました。
全国から駆け付けた支援の人々の発言が続きました。組合員が多く参加していた動労千葉の田中委員長(写真下)は、「戦争に向かう時代の中で三里塚の闘いの大きさを改めて実感している。韓国の民主労総ソウル本部と共に11月、国際共同行動に取り組みます。11.6日比谷野音集会にぜひご参加ください」と訴えました。
集会後、反対同盟を先頭に市東孝雄さんの畑までデモ行進。
すぐ目の前をジェット機が。
滑走路のすぐ横をデモ。
市東さんの畑には、トンボがたくさん飛んでいました。(S)
集会中も着陸していくジェット機が轟音を響かせて何度も通過していきました。
集会場は反対同盟農民の畑ですが、上から見ると成田空港の中なのでした。
上図の中の「市東さんの畑」がいま、最高裁で争われているところです。市東家が三代にわたって耕している畑を成田空港会社は悪辣卑劣なやりかたで奪い取ろうとしており、裁判所がこれに加担しているのです。
正午から開始された集会では、この畑の持ち主でもある反対同盟事務局の萩原富夫さん(写真下)が基調報告を行いました。
萩原さんは、市東さんの農地を守るために最高裁に向けた強制収用反対の緊急5万人署名を全国に広げようということと、新たに出されてきた第3滑走路建設に反対しようということを訴えました。
9月28日付朝日新聞より
反対同盟のチラシより
国と成田空港会社が持ち出した計画内容は、「3500mの滑走路と旅客ターミナル、貨物施設など含めた新たな空港施設は1000ヘクタールも拡大する」というもので、約200戸が移転、新たに約2000世帯が騒音下に入ると言われています。また、夜間飛行を3時間拡大するというもの。
すでに地域で説明会が開かれていて、その中では「4時間しか寝るなということか」「国の政策の犠牲になるのはまっぴらだ」と怒りの声が上がっているそうです。しかし芝山町長は「土地収用制度を適用すべき」と言っているとのことで、反対同盟は「50年前の住民無視のやり方と全く同じだ」と怒っています。
萩原さんは、訴えの最後に「成田空港建設とは、農業破壊と引き換えに資本が生き延びようとする経済至上主義の国策であり、軍事転用をにらむ戦争準備でもあります。それとは逆に、私たちの有機農業は生きた土を作ることから始まり、あらゆる命と共生する農業です。その土と農地を破壊する開発や原発、軍事基地建設、戦争とは相いれません。農民には体をはって農地を守る理由があるのです。みなさん、共に闘いましょう。」と結びました。
市東孝雄さん(写真下)も元気に登壇し、「裁判所がどんな判決を出しても、私は農業を続け、闘い続けます」と、決意を語りました。
全国から駆け付けた支援の人々の発言が続きました。組合員が多く参加していた動労千葉の田中委員長(写真下)は、「戦争に向かう時代の中で三里塚の闘いの大きさを改めて実感している。韓国の民主労総ソウル本部と共に11月、国際共同行動に取り組みます。11.6日比谷野音集会にぜひご参加ください」と訴えました。
集会後、反対同盟を先頭に市東孝雄さんの畑までデモ行進。
すぐ目の前をジェット機が。
滑走路のすぐ横をデモ。
市東さんの畑には、トンボがたくさん飛んでいました。(S)