沖縄・辺野古での暴力的な工事強行に抗議して、東京で抗議の声をあげようと、1月24日(日)午後、昨年に引き続いて新宿デモ(主催:辺野古実)が呼びかけられました。JR新宿駅東口アルタ前で集会のあと、新宿駅周辺をデモ行進。約650名が参加しました。
集会では、厚木基地の爆音訴訟をたたかう男性からもアピールがあり、「横須賀に配備された原子力空母ドナルド・レーガンや厚木基地から次々離発着する戦闘機は、戦場と直結している。基地をつくらせてはいけない」と訴えました。
午後3時から、人々が繰り出す日曜日の新宿の街へデモに出ました。
辺野古基地建設の多くの工事を受注している大成建設本社が入っている新宿センタービル前で抗議。
「大成建設は辺野古工事をやめろ!」
さらに、新宿駅西口から南口へ、約1時間、道行く人々に「一緒に反対しよう!」と呼びかけました。
辺野古では連日、早朝から「工事をするな!」と米軍キャンプシュワブ・ゲート前で抗議行動が闘われています。
沖縄の仲間からのお便りを紹介します。
* * * * *
沖縄では、とんでもないことが行われている
沖縄防衛局は、昨年10月29日に辺野古の「埋め立て工事本体着工」と大々的に発表したが、実際は、旧米軍兵舎解体工事で発生したコンクリート殻の片づけ作業を開始しただけであった。こういうデタラメな宣伝を繰り返しやることで、「県民の諦め」を誘っているのである。
辺野古新基地建設のための「海上ボーリング調査」は、一昨年11月までの工期だったが、延期を重ねて今年3月31日まで延期された。当初の予定から1年4か月も遅れている。今後は、護岸工事に入る前に、大浦湾に汚濁防止膜(延長約3km)を設置するために大型コンクリートブロック[12~57トン(3.65m×3.65m×1.85m)]を286個も投下しようとしている。地元紙によると、宜野湾市長選終了後にも工事に入るとのこと。
仮設道路の建設後は、約160ヘクタールの海を東京ドーム16.6杯分に相当する約2062万立方メートルの土砂で埋め立てる計画なのだ。
集会では、厚木基地の爆音訴訟をたたかう男性からもアピールがあり、「横須賀に配備された原子力空母ドナルド・レーガンや厚木基地から次々離発着する戦闘機は、戦場と直結している。基地をつくらせてはいけない」と訴えました。
午後3時から、人々が繰り出す日曜日の新宿の街へデモに出ました。
辺野古基地建設の多くの工事を受注している大成建設本社が入っている新宿センタービル前で抗議。
「大成建設は辺野古工事をやめろ!」
さらに、新宿駅西口から南口へ、約1時間、道行く人々に「一緒に反対しよう!」と呼びかけました。
辺野古では連日、早朝から「工事をするな!」と米軍キャンプシュワブ・ゲート前で抗議行動が闘われています。
沖縄の仲間からのお便りを紹介します。
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沖縄では、とんでもないことが行われている
沖縄防衛局は、昨年10月29日に辺野古の「埋め立て工事本体着工」と大々的に発表したが、実際は、旧米軍兵舎解体工事で発生したコンクリート殻の片づけ作業を開始しただけであった。こういうデタラメな宣伝を繰り返しやることで、「県民の諦め」を誘っているのである。
辺野古新基地建設のための「海上ボーリング調査」は、一昨年11月までの工期だったが、延期を重ねて今年3月31日まで延期された。当初の予定から1年4か月も遅れている。今後は、護岸工事に入る前に、大浦湾に汚濁防止膜(延長約3km)を設置するために大型コンクリートブロック[12~57トン(3.65m×3.65m×1.85m)]を286個も投下しようとしている。地元紙によると、宜野湾市長選終了後にも工事に入るとのこと。
仮設道路の建設後は、約160ヘクタールの海を東京ドーム16.6杯分に相当する約2062万立方メートルの土砂で埋め立てる計画なのだ。
警視庁機動隊を再投入、琉球処分の再来
昨年11月から、米軍キャンプ・シュワブゲート前の警備に投入され、同12月下旬に帰任した警視庁機動隊が、1月5日に再び沖縄入りし、6日からゲート前に投入された。人数は90名程度とみられ、連日にわたって座り込んで抗議する人々を弾圧している。1月18日には早朝から座り込んでいた市民200名に対し、機動隊が4度にわたり強制排除に出た。
一方、翁長知事の「埋め立て承認取り消し」以降、国と県の争いは法廷に持ち込まれ、国・県が互いに訴えている。国が承認取り消しの「取り消し」を求める代執行訴訟は、昨年の12月に引き続き1月8日に行われたが、雨の中800名の市民が参加し、国に対し抗議の意思を示した。
昨年11月から、米軍キャンプ・シュワブゲート前の警備に投入され、同12月下旬に帰任した警視庁機動隊が、1月5日に再び沖縄入りし、6日からゲート前に投入された。人数は90名程度とみられ、連日にわたって座り込んで抗議する人々を弾圧している。1月18日には早朝から座り込んでいた市民200名に対し、機動隊が4度にわたり強制排除に出た。
一方、翁長知事の「埋め立て承認取り消し」以降、国と県の争いは法廷に持ち込まれ、国・県が互いに訴えている。国が承認取り消しの「取り消し」を求める代執行訴訟は、昨年の12月に引き続き1月8日に行われたが、雨の中800名の市民が参加し、国に対し抗議の意思を示した。
戦争と貧困が同居する島
一方、沖縄県の自治体での非正規職員の比率が5割を超し、全国で3番目の多さだと報じられている。ブラック企業ならぬ「ブラック自治体」の現実があり、沖縄の劣悪な労働現場の姿がある。
また、沖縄県の「絶対的貧困率」(必要最低限の生活を保つための収入がない人の割合)と「子どもの貧困率」「ワーキングプア率」はいずれも全国最悪で、「子どもの貧困率」は37.5%にものぼることが明らかになった(2012年)。
政府は、新基地建設予定の地元3区には行政的手続きを無視し(県や名護市を通さず)3900万円のアメ「振興費」を支出するが、沖縄県民の福祉や子どもの貧困対策には決して税金を使わない。これが安倍政権の姿勢なのだ。
沖縄に住んでいると、安倍政権がいかに違法・理不尽なことをやっているかがよくわかる。
一方、沖縄県の自治体での非正規職員の比率が5割を超し、全国で3番目の多さだと報じられている。ブラック企業ならぬ「ブラック自治体」の現実があり、沖縄の劣悪な労働現場の姿がある。
また、沖縄県の「絶対的貧困率」(必要最低限の生活を保つための収入がない人の割合)と「子どもの貧困率」「ワーキングプア率」はいずれも全国最悪で、「子どもの貧困率」は37.5%にものぼることが明らかになった(2012年)。
政府は、新基地建設予定の地元3区には行政的手続きを無視し(県や名護市を通さず)3900万円のアメ「振興費」を支出するが、沖縄県民の福祉や子どもの貧困対策には決して税金を使わない。これが安倍政権の姿勢なのだ。
沖縄に住んでいると、安倍政権がいかに違法・理不尽なことをやっているかがよくわかる。
沖縄の闘いを全国に押し広げ、戦争絶対反対の声をあげよう
私は、1月21日、辺野古ゲート前の座り込み行動に参加したが、早朝6時には400名の抗議団がゲート前に陣取った。民衆の力に、警視庁・機動隊は午後1時まで手をつけることができなかった。
しかし、1時過ぎ、昼食の合間を縫って機動隊が襲いかかり、暴力的に抗議団を排除した。高齢者や女性の別なく一人に対して3~4名の機動隊員で排除する暴挙であり、けが人も続出している。
これが沖縄の現実であり、ゲート前の日常である。
全国のみなさん、ぜひ5.15には沖縄にはせ参じてもらいたい。現地を体験し、沖縄と共に戦争反対の声を上げ、行動しよう。(百万人署名運動・沖縄の会 Y.K)
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私は、1月21日、辺野古ゲート前の座り込み行動に参加したが、早朝6時には400名の抗議団がゲート前に陣取った。民衆の力に、警視庁・機動隊は午後1時まで手をつけることができなかった。
しかし、1時過ぎ、昼食の合間を縫って機動隊が襲いかかり、暴力的に抗議団を排除した。高齢者や女性の別なく一人に対して3~4名の機動隊員で排除する暴挙であり、けが人も続出している。
これが沖縄の現実であり、ゲート前の日常である。
全国のみなさん、ぜひ5.15には沖縄にはせ参じてもらいたい。現地を体験し、沖縄と共に戦争反対の声を上げ、行動しよう。(百万人署名運動・沖縄の会 Y.K)
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