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秋晴れの11月1日(日)、東京・日比谷公園の野外音楽堂で、3労組(関西生コン支部、港合同、動労千葉)呼びかけの「全国労働者総決起集会」が開催されました。写真は、連帯あいさつに立つ西川重則・百万人署名運動事務局長です。この集会には、韓国やドイツ、トルコなどから闘う労働者が参加して「戦争に向かう資本主義を終わらせよう」「労働者の国際連帯をもっと広げよう」と訴えました。集会には5700人が参加、集会後は右翼と対峙しながら銀座デモを行いました。以下、写真報告です。(K)
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三里塚の市東孝雄さんも、国境を越えた労働者と農民の団結をアピール。
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韓国・民主労総の労働者が登壇。代表してソンホジュン・ソウル地域本部事務処長が、演壇の前に出てきて熱烈発言。
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10.31に千葉運転区廃止に反対するストライキを打ち抜いて結集した動労千葉の労働者の皆さん(黄色いゼッケン)。
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西川重則さんは、安倍政権打倒を強く訴えました(アピールは別掲参照)。
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各地で結成される動労総連合の労働組合。
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民営化・外注化反対を闘うさまざまな労働組合の皆さん。
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動労千葉や動労水戸などの青年労働者が、ストライキで闘い続けると決意表明。
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全国の大学生を代表して全学連の斎藤委員長が発言。
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いよいよデモに出発。でも「ボク」は、もう疲れましたデス(笑)。
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最後尾の梯団。先頭の横断幕、その通りです!
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デモは、有楽町駅前~東京駅前を通り、常盤橋公園まで。
ストライキで戦争をとめよう!
民営化、外注化に反対しよう!
非正規職を撤廃しよう!
辺野古基地建設に反対しよう!
安倍を倒そう!
と、繰り返しアピールしました。

西川重則さんの、11・1全国労働者集会への連帯あいさつ
 戦後70年の11月1日、「世界の労働者と連帯し、戦争と民営化の安倍政権を倒そう! 11・1全国集会」で、「連帯のあいさつ」をする機会を与えられ、心から感謝しています。
 私は、「とめよう戦争への道!百万人署名運動」の事務局長をしている西川重則と申します。私はクリスチャンで、日曜日の礼拝後にここに飛んで来なければなりません。3分のあいさつですが、よろしくご理解ください。
 安倍内閣は、戦後最大の悪法である戦争法案を強行採決しました。悪法が「成立」したのは9月19日、午前2時18分です。私は徹夜で国会傍聴を続けましたが、衆議院・参議院ともに真夜中の強行採決であり、野次と怒号の中で議長の発言も一切聞こえない状態でした。
 私は昨年のこの集会で、「戦争は国会から始まる」と訴えました。現実はそのように進行しています。しかし他方で、力強い闘いが国会前から始まっています。
 安倍内閣は、悪法の名を「平和安全法制」などと言っています。しかし私たちは、こんな戦争遂行法を絶対に認めません。廃止あるのみです。戦争に向かう安倍内閣の打倒をめざして、国内外での共なる戦いを進めましょう。
 国会は今、閉会中です。安倍内閣は、臨時国会を開こうともしません。戦争反対の運動が広がるのを恐れているからです。安倍首相が第三次改造内閣を発足させましたが、首相や閣僚の誰もが日本国憲法に習熟しておらず、あまりにも不勉強で、質問されても答えられないからです。閣僚の責任すら果たすことができないのです。
 安倍・自民党は、憲法の全面改正を望んでいながら、そのことについて主権者・有権者を納得させることができていません。また、中国や北朝鮮との外交についても、私たちを納得させるものが全然ありません。
 ところが、「沖縄のこころ」「平和のこころ」を体得しようともしない安倍内閣は、辺野古の埋め立て工事をついに開始しました。さらに、住民全員に番号をつけて管理する「マイナンバー制度」の導入を開始しました。沖縄に基地はいらない、戦争をする国にさせないと、戦争絶対反対の闘いはますます広がっていきます。
 私は、国会傍聴16年の貴重な体験を生かし、講演などを依頼されればどこへでも行き、日本の戦後史を総括しつつ事柄の重大性を訴えていきます。
 私も、国境を越えた労働者・市民の連帯がますます重要になっていると実感します。そして、世界の平和を創り出す責任課題をともに担い、果たしたいと思っています。
 皆さん、安倍内閣の打倒を必ず実現しましょう。憲法の改悪を絶対に阻止しましょう。アジアの視点に立って、共なる戦いを戦うことを決意して、「連帯のあいさつ」を終わります。