「最高裁による強制収用を許さない!市東さんの農地を守ろう!」と全国に呼びかけられた集会が、10月11日、成田市の市東孝雄さんの家の近くで行われました。集会が行われた会場は、市東さん宅前の旧小見川県道を挟んで反対側の農道を入った先の反対同盟の萩原富夫さん宅の畑。ここは成田空港敷地に囲まていて、集会中もジェット機の滑走音がうるさく、また、走行中のジェット機がしょっちゅう行き来していました(写真下)。


集会会場に行く前に、旧小見川街道から市東さん宅方向へ入った団結街道を少し歩いてみました。団結街道の入り口近くに「農地取り上げ許さない」と大きな看板が建っていました。
団結街道の入り口の角が市東孝雄さんの家です。

団結街道を挟んで市東さん宅の作業場があります。

下記の写真は、団結街道を少し進んでから、旧小見川街道方向を撮ったものです。昔はこの団結街道の両側に反対同盟の農家が続いていました。今は、市東さん宅1軒だけとなりました。

そして、成田空港会社と千葉県は、この市東さん宅を追い出そうとついに、市東さんの畑に続くこの生活道路を封鎖してしまったのです。


こうした卑劣非道な追い出し攻撃に対し、市東さんは怒りを燃やし、いくつかの裁判闘争も不屈に闘い抜いています。その中で、一番の攻防となっているのが現在最高裁段階に入っている農地裁判(成田空港会社が文書偽造などして市東さんの農地を強制的に取り上げるために起こした裁判)です。この日の集会の中で市東孝雄さん(写真下)は、「100年以上耕してきた土地であり、私がいるべき場所だ。体の続く限りここで農業をやっていきたい。50年前、反対同盟は❛軍事空港反対!農地死守!❜と言って闘い始めたが、間違いなかったといま実感している。自分ひとり頑張っても限度が知れている。力を貸してください!」と訴えました。

萩原富夫さん(写真下)も、「市東さんを支える力が、もっともっと必要です。厳しい環境の中ですが、家族ぐるみで闘いを続けている。生活の場で戦争に反対する闘いをやらなければならない。軍事空港建設に反対することが人民の未来を切り開くと信じて闘っていく」と、反対同盟の決意を述べました。

安倍政権は、今年4月の日米安保ガイドライン改定や9月に成立を強行した安保法制でも、改めて「民間の空港、港湾」の有事利用を明記しています。「防衛省は実際、自衛隊が使うことを念頭に滑走路の長さや幅、港の水深や岸壁の長さなどを含む施設の詳細な状況を日常的に調べている」(8月23日付毎日新聞)とのことです。反対同盟は、第3滑走路計画を含め、朝鮮半島で切迫する侵略戦争に対応するものだと反対しています。
3時間に及ぶ集会では、三里塚の闘いに連帯する労働組合(動労千葉、動労水戸、関西生コン等)、農民、住民団体、共闘団体らから次々とアピールがありました。全国農民会議の農民は、TPP締結に反対し、「多くの農民が農家を辞めざるをえなくなる。自分のものを輸出できる農民がどれだけいるか!大企業しかない。」と弾劾しました。

反対同盟顧問弁護団長の葉山弁護士は、農地法の悪用を暴き、「裁判所を収用委員会の代わりに使おうとするもので許せない!」と弾劾しました。空港用地の土地収用権限は当の昔に消滅しています。しかし、東京高裁は今年6月に市東孝雄さんに「農地明け渡しを命じる判決」を出しており、最高裁の「上告棄却」は、事実上、市東さんの畑の強制収用を意味することになります。まったく、政府・企業のやることはデタラメ、暴力的です。
集会には930人が参加、何としても、市東さんの農地を守ろう!と確認しました。
集会後、市東さんの畑に向けてデモに出発。市東さん宅の前を通って、毎日市東さんが畑に向かう道を歩きました。

市東さんの家のすぐ横を通る誘導路の下をデモ行進。


市東さんの畑です。


三里塚芝山連合空港反対同盟は、最高裁あての農地取り上げ反対緊急5万人署名を呼びかけています。署名用紙は下記のところからダウンロードできます。広く呼びかけていきましょう。ご協力をお願いします。
署名用紙→http://www.sanrizuka-doumei.jp/home02/2015/pdf/saikosaishomei.pdf
三里塚芝山連合空港反対同盟→http://www.sanrizuka-doumei.jp/home02/


集会会場に行く前に、旧小見川街道から市東さん宅方向へ入った団結街道を少し歩いてみました。団結街道の入り口近くに「農地取り上げ許さない」と大きな看板が建っていました。

団結街道の入り口の角が市東孝雄さんの家です。

団結街道を挟んで市東さん宅の作業場があります。

下記の写真は、団結街道を少し進んでから、旧小見川街道方向を撮ったものです。昔はこの団結街道の両側に反対同盟の農家が続いていました。今は、市東さん宅1軒だけとなりました。

そして、成田空港会社と千葉県は、この市東さん宅を追い出そうとついに、市東さんの畑に続くこの生活道路を封鎖してしまったのです。


こうした卑劣非道な追い出し攻撃に対し、市東さんは怒りを燃やし、いくつかの裁判闘争も不屈に闘い抜いています。その中で、一番の攻防となっているのが現在最高裁段階に入っている農地裁判(成田空港会社が文書偽造などして市東さんの農地を強制的に取り上げるために起こした裁判)です。この日の集会の中で市東孝雄さん(写真下)は、「100年以上耕してきた土地であり、私がいるべき場所だ。体の続く限りここで農業をやっていきたい。50年前、反対同盟は❛軍事空港反対!農地死守!❜と言って闘い始めたが、間違いなかったといま実感している。自分ひとり頑張っても限度が知れている。力を貸してください!」と訴えました。

萩原富夫さん(写真下)も、「市東さんを支える力が、もっともっと必要です。厳しい環境の中ですが、家族ぐるみで闘いを続けている。生活の場で戦争に反対する闘いをやらなければならない。軍事空港建設に反対することが人民の未来を切り開くと信じて闘っていく」と、反対同盟の決意を述べました。

安倍政権は、今年4月の日米安保ガイドライン改定や9月に成立を強行した安保法制でも、改めて「民間の空港、港湾」の有事利用を明記しています。「防衛省は実際、自衛隊が使うことを念頭に滑走路の長さや幅、港の水深や岸壁の長さなどを含む施設の詳細な状況を日常的に調べている」(8月23日付毎日新聞)とのことです。反対同盟は、第3滑走路計画を含め、朝鮮半島で切迫する侵略戦争に対応するものだと反対しています。
3時間に及ぶ集会では、三里塚の闘いに連帯する労働組合(動労千葉、動労水戸、関西生コン等)、農民、住民団体、共闘団体らから次々とアピールがありました。全国農民会議の農民は、TPP締結に反対し、「多くの農民が農家を辞めざるをえなくなる。自分のものを輸出できる農民がどれだけいるか!大企業しかない。」と弾劾しました。

反対同盟顧問弁護団長の葉山弁護士は、農地法の悪用を暴き、「裁判所を収用委員会の代わりに使おうとするもので許せない!」と弾劾しました。空港用地の土地収用権限は当の昔に消滅しています。しかし、東京高裁は今年6月に市東孝雄さんに「農地明け渡しを命じる判決」を出しており、最高裁の「上告棄却」は、事実上、市東さんの畑の強制収用を意味することになります。まったく、政府・企業のやることはデタラメ、暴力的です。
集会には930人が参加、何としても、市東さんの農地を守ろう!と確認しました。
集会後、市東さんの畑に向けてデモに出発。市東さん宅の前を通って、毎日市東さんが畑に向かう道を歩きました。

市東さんの家のすぐ横を通る誘導路の下をデモ行進。


市東さんの畑です。


三里塚芝山連合空港反対同盟は、最高裁あての農地取り上げ反対緊急5万人署名を呼びかけています。署名用紙は下記のところからダウンロードできます。広く呼びかけていきましょう。ご協力をお願いします。
署名用紙→http://www.sanrizuka-doumei.jp/home02/2015/pdf/saikosaishomei.pdf
三里塚芝山連合空港反対同盟→http://www.sanrizuka-doumei.jp/home02/