とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2025年02月

いま国会では石破政権の2025年度当初予算案をめぐる審議が続いています。ところが、約8兆7000億円という昨年度より約7500臆円も増えている防衛予算案について野党は全く問題にしていません。
2022年12月の安保3文書の一つ「防衛力整備計画」に基づいて5年間で43兆円も投じるという方針で進んでいる大軍拡予算。戦争予算の大増額が論議にならない国会は、すでに戦争国会と言えます。

先週の金曜日2月21日の夕方、改憲・戦争阻止大行進が呼びかける国会闘争に駆けつけ、「戦争国会弾劾!」の怒りの声を叩きつけました。
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この大軍拡予算は、2月7日の日米首脳会談・共同声明で「日米関係の新たな『黄金時代』を追求する決意」と宣言したのと一体です。ここでは、自衛隊と米軍の指揮系統の向上、防衛装備・技術協力の推進、中国を名指しして東シナ海、南シナ海、台湾海峡での軍事的行動に対抗することを表明しました。その確認の下、石破政権はフィリピンなどとの軍事協力を進め、南西諸島のミサイル基地化、沖縄九州での日米共同軍事演習を強化しています。いま行われている「アイアン・フィスト25」も台湾有事を想定した「遠征前進基地作戦(EABO)」と連動しており、中国への戦争挑発と言えます。
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米軍は、数千の戦闘用ドローンなど無人機や無人艦を台湾海峡に展開し「無人の地獄絵図」をつくり出すという米国防省の「レプリケーター」構想を対中国の戦争で具体化させようとしています。こうした計画を共に進めるために防衛省・石破政権は、大軍拡予算の中で超射程ミサイルや「自爆型」小型攻撃用ドローンを大量に増やそうとしています。さらに次期戦闘機の開発や弾薬庫の増設、自衛隊司令部の地下化など戦争体制強化に向けた戦争予算なのです。
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戦争は、その予算を決める国会から始まります。「防衛」「自衛」のごまかしへの翼賛から始まります。職場・学園・地域から戦争国会徹底弾劾の声を上げましょう!(S)


「離島防衛」を想定した日米共同訓練「アイアン・フィスト25」(鉄の拳)が、2月19日(水)~3月7日(金)に九州・沖縄で実施されようとしています。昨年を倍する陸上自衛隊約1300人と米軍2700人の約4000人が参加するもので、対中国の戦争挑発そのものです。戦争訓練やめろ!と大きな声をあげましょう。
(1/26付琉球新報より)
琉球新報1.26付け

この共同訓練は2006年から米本土で行われていたものが、台湾有事を視野に一昨年から日本で行われるようになりました。一昨年は現場での部隊訓練が主だったものが、昨年は日米の司令部による作戦策定や各部隊への指揮を盛り込んだよりハイレベルなものになり、今回はさらにグレードアップされています。過去最大規模の4000人参加で水陸両用作戦能力や相互運用の向上を図るとされ、米海兵隊の輸送機MV22オスプレイも初めて参加。しかもフランスやドイツなどもオブザーバーとして加わるというのです。

2.23新宿反戦デモへ

こうした、世界で戦争をやっている米軍との自衛隊の大規模な戦争訓練に対して、批判の声を上げようとしない日本のマスコミや労働組合の現状は異様です。この静けさはなに?!みんな判断停止なの?

いまや世界中の資本主義・大国が最後的に行き詰まり、国内支配の危機を抱えながら延命しようと必死です。米トランプの露骨な力ずくの強盗戦争への突入は、戦後の基軸帝国主義アメリカの本性があらわになった姿ですが、日本も例外ではありません。石破政権の「日米同盟の高みをめざす」とは戦争に突き進むということであり、身震いするような戦争の時代に入ったということです。

でも、アメリカでも、若者たちはパレスチナ連帯を逮捕も辞さず闘い、多くの労働者市民がトランプ倒せと闘っています。韓国でも若者・労働者市民がユン・ソンニョルの戒厳撤回の実力闘争を闘い、ストライキで政権・資本と闘っています。世界戦争への危機に対して各国で労働市民が戦争反対に立ち上がっています。日本でも、戦争反対のデモができないような暗黒の社会にしないために、いま、自らが反戦デモに立ち、デモを繰り返し、多くの人々に参加を呼びかけ、戦争を止められるような大きなデモができるようにがんばりましょう。

2月23日(日)午後、ウクライナ反戦!パレスチナ連帯!中国侵略戦争阻止!の反戦デモが新宿で行われます(主催:改憲・戦争阻止!大行進)。ぜひ参加しましょう!(S)
2,23チラシ表
2.23チラシ裏





2月8日、京都大学で学生運動をしている学生ら6人が逮捕されたというニュースにびっくりしました。8.6ヒロシマ暴処法弾圧で5人の仲間が不当逮捕され奪還したばかりだというのに、理由は何なのだ!と怒りが沸きました。

京都新聞によると「京都大の学生寮・熊野寮の祭りに際し、大学職員らの制止を振り切って同大学本部棟に侵入した」ことを「威力業務妨害」の疑いとして京都府警公安課が6人を逮捕したとのこと。
さらに京都NEWS WEBによれば「6人は京都大学の学生寮・熊野寮の関係者で、寮のイベントの一環として総長室への突入を企画し、当日は200人余りの学生などとともに大学の本部棟に押し入った疑いがあるということです。警備員や大学職員とおよそ20分にわたってもみ合いになりましたが、総長室に入ることはなく、けが人もいませんでした。」とありました。

学生が直談判を求めて多数で総長室に向かい、それを制止しようとした警備員や職員らともみあった。でも、けが人などはいなかった。学生らは総長室に入ることはなく引き上げた。と読めます。これのどこが「犯罪」なのだ?!

下記はXに流れた資料です。

熊野寮広報局
我々が総長室突入2022で要求した内容です。至極真っ当です。
交渉や文書提出による要求は全て突っぱねられ、ならば総長に直談判しよう!話を聞け!それが本企画です。
その答えが「参加学生の逮捕」です。
おかしい。我々は断固として闘います。
皆さんも闘いましょう!
熊野寮1

確かに、要求内容は至極真っ当です!
そして、熊野寮祭での特別企画としての総長への直談判も至極真っ当です!
熊野寮自治会の学生たちに熱烈なエールを送りたいです。

その後、わかったのですが、京大当局は昨年9月に今回逮捕された学生を含む5学生に「多数の学生を扇動した」としてなんと停学処分を下していたのです。
学生の真っ当な要求にまったく応えず、納得がいかないと立ち向かった学生に、「停学」を強制とはなんと暴力的な大学か!京都大学も落ちぶれたものだ。

しかも、その上「逮捕」とは。京大当局が警察権力に学生を売り飛ばしたということであり、超ド級の大学の腐敗、国家権力と一体化して戦争に反対して闘った学生らを弾圧した戦前の大学に変節したことを示しています。教育の場が戦争動員の場になろうとしている!

こうした京大の中から若い学生たちが「ふざけるなー」と起ちあがり、大学当局の弾圧にも屈せず闘いぬいているからの不当逮捕なのです。何としても弾圧をはね返し、反戦闘争を強めましょう。
老若男女問わず、戦争反対の人は京大学生を応援しましょう!(S)

●救援・弁護士費用のカンパにご協力ください。
ゆうちょ銀行 019
 普通 0766112
*通信欄に「救援カンパ」と記入を。




全国通信2月号の紹介です。
今号1面は、改憲・戦争阻止!大行進千葉の仲間から、5月に千葉県の幕張メッセで行われようとしている武器見本市に反対しようという訴えです。

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2面は、「改憲・戦争大行進」運動呼びかけ人の田中康宏さん(動労千葉前委員長)からのアピールです。百万人署名運動の大行進運動への大合流方針を受け、日本階級闘争の発展を大行進運動で切り開くという決意と連帯の思いを語っていただきました。
3面上段は、この1月に第1号が発行された「大行進全国ニュース」の紹介です。
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4-5面は、「台湾有事は日本有事」と言われている問題について、沖縄タイムス記者の新垣卓也さんに詳しくお聞きし、まとめました。
6面上段は、14年目の3.11福島現地行動への訴えです。

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7面は各地からのお便り、8面は各地のインフォメーションです。

ご意見、ご感想などよろしくお願いいたします。(このブログ右側バーの「メッセージ」よりお送りください)

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