とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2024年07月

■はじまる前に戦争とめよう!反戦女性集会&デモ
とき◆8月3日(土)午後1時30分開会、4時デモ出発
ところ◆かながわ労働プラザ4F(横浜市中区寿町、JR石川町北口3分)
主催◆反戦女性集会実行委(tel.042-757-4785婦人民主クラブ全国協議会)

8.3平和の灯を!ヤスクニの闇へキャンドル行動・シンポジウム
とき◆8月3日(土)午後1時30分~
ところ◆全水道会館(JR水道橋駅東口3分)
パネラー◆高橋哲哉さん(東大大学院教授)、清水早子さん(ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会共同代表)他
1000円
主催◆実行委員会(fax.03-3711-7959)
 
■「琉球弧を戦場にするな」(森の映画社)上映会in新潟
とき◆8月4日(日)午後1時~3時30分
ところ◆イクネスしばた多目的室1(JR新発田駅西口3分)
主催◆新発田憲法講座準備会(tel.090-4602-7483阿部)

■学習会「広島8.6暴処法弾圧事件とメディア報道」
とき◆8月4日(日)午後2時開始
ところ◆広島弁護士会館(広島市中区上八丁堀2-73)
講演◆浅野健一さん(ジャーナリスト)
主催◆人権と報道・連絡会(問合せtel.082-245-8410)

■辺野古新基地建設の強行を許さない!防衛省抗議申入れ行動
とき◆8月5日(月)午後6時30分~7時30分
ところ◆防衛省正門前
主催◆辺野古への基地建設を許さない実行委(tel.090-3910-4140関東一坪)

■今こそヒロシマから核戦争阻止の声を!8.6朝、原爆ドーム前へ!
とき◆8月6日(火)午前7時~原爆ドーム前集会、8:15黙とう後、記念式典弾劾デモ。12時30分~8.6ヒロシマ大集会(広島県立総合体育館小アリーナ)、3時デモ出発(平和公園で解散)
【関連企画】8月5日(月)広島市役所包囲デモ:午後4時30分に市役所前集合。前夜総決起集会:6時30分~アステールプラザ(中区加古町4-17)。夜10時~原爆ドーム前座り込み行動
主催◆8.6ヒロシマ大行動実行委(tel.082-245-8410)

■「死んどるヒマはないー益永スミコ86歳」上映&トーク
とき◆8月8日(木)午後6時30分開演
ところ◆全水道会館4F大会議室(JR水道橋駅3分)
アフタートーク◆制作者(松原明・佐々木有美)+松元ヒロさん
参加費1500円(予約1200円)
主催◆ビデオプレス(tel.03-3530-8588)

■沖縄は怒っているぞヤマトだって怒りなさいよ東京集会&デモ
とき◆8月10日(土)午後2時30分開会、4時30分デモ出発
ところ◆文京区民センター2A(都営三田線「春日」A2出口隣り)
主催◆辺野古への基地建設を許さない実行委(tel.090-3910-4140関東一坪)
*下記の沖縄県民大集会と同時行動

■「欠陥機オスプレイの飛行停止と普天間飛行場の閉鎖・返還」を求め「米兵の少女暴行と政府による事件隠ぺい」を糾弾する8.10沖縄県民大集会
とき◆8 月10 日(土)午後3時開場、4時開会
ところ◆ユニオンですからドーム宜野湾(宜野湾市)
主催◆辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議、普天間・嘉手納爆音訴訟団)

■8.15労働者市民のつどい~8.15に「反戦」を決意する
とき◆8月15日(木)午後1時30分~「琉球弧を戦場にするな」上映、2時30分~コントと講演
ところ◆セシオン杉並ホール(杉並区梅里1-22-32、丸ノ内線「東高円寺」5分)
コント:松元ヒロさん(コメディアン)、講演:高山俊吉さん(弁護士)
参加費1000円(前売800円)
主催◆8.15労働者市民のつどい実行委(tel.090-6658-1544北島)

■原発いらない金曜行動
とき◆8月16日(金)午後6時30分~7時45分
ところ◆首相官邸前(地下鉄・国会議事堂前駅すぐ)
主催◆原発いらない金曜行動実行委(tel.03-3238-9035たんぽぽ舎)

■弾薬庫増設工事反対!8.18祝園現地行動
とき◆8月18日(日)午後1時にJR祝園駅西口に集合、集会後デモ。4時~陸自祝園分屯地への申し入れ行動(3時40分打越台グラウンド駐車場に集合)
主催◆改憲・戦争阻止!大行進・京滋(tel.075-634-8494)

■国際連帯で戦争を止める8.18いたばし集会
とき◆8月18日(日)午後1時30分開会、集会後デモあり
ところ◆板橋グリーンホール504(東武東上線「大山」北口5分)
講師◆高二三さん(在日朝鮮人二世)、森川文人弁護士
主催◆改憲・戦争阻止!大行進板橋(tel.03-6914 -0487)
 
■STOP!東海第二原発の再稼働いばらき大集会
とき◆8月24日(土)午後1時30分開会、3時50分~デモ
ところ◆駿優教育会館8F音楽ホール(水戸市三の丸1-1-42)
参加無料
主催◆いばらき大集会実行委(tel.029-221-6811)

■大坂正明さんを取り戻そう!8.24集会
とき◆8月24日(土)午後6時30分~
ところ◆江戸川区総合文化センター研修室(江戸川区中央4-14-1、JR新小岩駅南口15分)/主催◆大坂正明さん救援会(tel.03-6822-5049)

■「琉球弧を戦場にするな」(森の映画社)上映&学習討論会
とき◆8月25日(日)午後1時30分開会
ところ◆熊本市中央公民館6F大会議室(熊本市中央区草葉町5-1)
資料代700円
主催◆反戦反核くまもとアクション(tel.096-288-1691)

■8.31 沖縄を知る映画と講演会「軍事要塞化が進む沖縄のいま」
とき◆8月31日(土)午前10時30分~映画「琉球弧を戦場にするな」(森の映画社)上映、11時45分~講演
ところ◆日本キリスト教団本所緑星教会・集会室(墨田区緑3-13-8)
講師◆明真南斗さん(琉球新報記者)/主催◆とめよう戦争への道!百万人署名運動東部連絡会(tel.03-5211-5415)

高麗博物館企画講演会「朝鮮人強制労働の歴史否定を問う」
とき◆8月31日(土)午後2時~4時
ところ◆高麗博物館(新宿区大久保1-12-1第二韓国広場ビル7F)
講師◆竹内康人さん(歴史研究者)/主催◆高麗博物館(tel.03-5272-3510)

■中国への侵略戦争出撃基地にさせない!9.1練馬駐屯地デモ
とき◆9月1日(日)午後1時集合(徳丸第二公園:板橋区徳丸2-8-5)、集会後2時デモ出発
主催◆改憲・戦争阻止!大行進・東京(tel.080-6053-1751)

昨日東京で、日米の外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)が開かれました。ここでの取り決めは、今年の4.10日米首脳会談で確認された「日米安保同盟の大飛躍」を具体化させるもので、文字通り戦争会議、それも核戦争会議と言えるものです。
こんな戦争会議は許せない!と、炎天下を突いて、2+2会場に近い芝公園に集りました(呼びかけ:改憲・戦争阻止!大行進東京実行委)。
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集会後、会場と思われる外務省・飯倉公館に向けて抗議のデモ行進に出発。
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デモ隊に向けてガッツポーズをしたりと若者たちの熱い反応が印象的でした。
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この会議で確認された内容は以下のようなとんでもないものです。

米軍・自衛隊の指揮統制を連携強化する。
  在日米軍をインド太平洋軍司令隷下の「統合軍司令部」として再編。来年市ヶ谷に設 立される自衛隊の3軍統合作戦司令部との指揮統制の一体化をめざす。

日米の武器の共同生産、日本での米軍機などの補修・整備体制を強化する。
  6月に開かれた「日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議」では、日米共同のミサイル生産や、米軍の航空機・艦艇の日本での整備などのための検討部会を設置。アメリカが日本を最前線の兵站基地として活用できるようにするもの。

「拡大抑止」の協議の閣僚級への引き上げる。
 日本への核配備を含め、日米同盟を核の同盟へと全面的に転換し、核戦争を準備するもの。

中国は「最大の戦略的挑戦だ」と批判。
 「中国は、自らの利益のために国際秩序を作り変えようとしている」と、米国の暴力的な戦後世界支配体制を棚に上げて言っている!

(7/29付け朝日新聞より)
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ちょうど、この日から米海兵隊と陸上自衛隊の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」(7/28~8/7予定)が始まりました。九州・沖縄を軸とする対中国の戦争訓練です。政治的な会議と一体で軍事的な威圧を与えていくというものであり、戦争挑発そのものです。
今こそ、始まる前に戦争を止めよう!全国でたくさんの戦争絶対反対!のデモをつくり出そう。

岸田政権の戦争政治を許さず、8.6ヒロシマつぶしの攻撃を労働者市民の力で打ち破っていきましょう!(S)


今年の8.6ヒロシマ大行動に向けて、朝の原爆ドーム前集会の実質禁止攻撃に対して、激しい怒りが爆発しています。現地の闘いを共有して、8.6原爆ドーム前の反戦反核集会を共にかちとりましょう!
広島からの訴えです。
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「平和公園・原爆ドーム前の集会禁止」を撤回しろ!広島市を徹底追及!      
5月7日に「8月6日の午前5時~9時までの平和公園への入場規制」を発表した広島市に対して、8.6ヒロシマ大行動実行委は「撤回!」を求める申し入れを重ね(6/13、6/28、7/11)、抗議デモも行っています。

(6.28市役所包囲デモ)
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3回目の7月11日は、広島市の市民活動推進課と緑政課の各課長ら7名が出席(写真下)。私たちは、予め提出していた公開質問状(①原爆ドーム前を含む平和公園の立入り規制、②イスラエルの招待、③岸田首相の式典出席、④教育勅語使用の松井市長の平和宣言)に対する広島市の許しがたい回答(「命令に応じていただけない場合は、広島県警察と連携して対応する」など)を徹底的に追及しました。広島市は、予定していた1時間を遥かにオーバーしても、私たちの迫力に圧倒されて打ち切ることもできず、協議は2時間10分にも及びました。
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市は、立ち入り規制に「法的根拠はない、お願い」だと言いながら、要請に応じなければ警察と連携して退去させると言います。根拠は公園条例5条だと説明しましたが、これに集会禁止の要項はありません。なので、「ゼッケンや拡声器などを持ち込んではいけない」と得手勝手な立入要件を作ったのです。若い市職員の「広島市は集会禁止などしていない」に、怒りが爆発!一瞬で粉砕しました。改憲・核武装を主張する日本会議など右翼と一体となった8・6ヒロシマつぶしを絶対許せません。

パレスチナ人民虐殺を続けるイスラエルの式典への招待には、連日多くの抗議が寄せられています。また、日米で中国侵略戦争・核戦争を進める岸田首相に式典に出席する資格はありません。今や、G7戦争国家の側へのスタンスを鮮明にした松井市長が執り行う「平和式典」とは一体何か!日本ジャーナリスト会議は、機関紙で「根本から問われる広島平和記念式典」と書き、警鐘を乱打しています。

8月6日、ヒロシマの名で「戦争推進の式典」を「静かに」行わせることはできません。6日、朝7時、原爆ドーム前に結集してともに闘いましょう!(8・6ヒロシマ 大行動 I)

(8.6行動案内ビラ)

8・6ビラ
8・6ヒビラ裏

7月14日(日)に、東京・曳舟文化センター劇場ホールで国鉄闘争全国運動(「国鉄1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動」の略称)の全国集会が開かれ、全国から620人が参加しました。

この運動は、2010年の国鉄1047名解雇撤回闘争の政治和解、解雇撤回も不当労働行為の謝罪もないまま国鉄闘争の幕引きが狙われたことに対して、「国鉄闘争の火種を消してはならない!闘う労働運動をつくり直そう!」と始められたもので、今年で15年目になります。

国鉄1047名解雇撤回闘争を軸に新自由主義攻撃との粘り強い闘いの中で、ストライキを闘う労働組合が次々と育ってきているのを実感する集会でした。
全体
最初に、労農連帯で闘う三里塚芝山連合空港反対同盟や、改憲・戦争阻止!大行進から高山俊吉弁護士が連帯あいさつ。反対同盟からは、市東孝雄さんが発言されました。
三里塚
続いて、動労千葉の関委員長から基調提起があり、解雇攻撃と闘う港合同昌一金属支部の木下委員長、関西地区生コン支部の武谷副委員長からの特別報告がありました。

関さんは、経団連が言い出した「労使自治を軸とした労働法制」というものは、「労働条件や権利の維持・向上」「団結権の擁護」が目的であったはずの労働法を、「企業・資本のための労働法」へと根本的に転換させようという攻撃だと警鐘乱打し、戦時下の労働運動解体攻撃を打ち破り何としても階級的労働運動の再生をかちとろう、11.3日比谷労働集会に全国の力を集めようと呼びかけました。
関委員長
木下さんは、国鉄分割民営化と同じような手法で民事再生法を使っての組合つぶし攻撃、しかも裁判所も一体のでたらめなやり方に怒り、「労働者市民を決定的に犠牲にして、資本や権力者だけがのさばる社会を一刻も早く変えよう」と訴えました。
港合同昌一
武谷さんは、関生弾圧粉砕の裁判闘争の中で、検察が「憲法28条の労働基本権は強い労働組合には適用されない」「ストライキをせずに法的手段をとるべきだ」などと言ってきており、労働組合法についてまったくわかってない!と弾劾。
関生
国鉄1047名解雇撤回闘争の当該・中村仁さん(動労千葉副委員長)は「国鉄分割民営化は戦争国家化攻撃だった」と言われ、「労働者は戦争にぜったい反対だ。日本と世界の労働者と団結して闘おう」と訴えました。
中村仁
動労千葉顧問弁護団の野村弁護士は、すべての前提として「国鉄分割民営化の最終段階で、JR東には国鉄労働者は全員が採用される予定だった。ところが国鉄の職員局次長・葛西敬之らが協議して分割民営化に反対する労働組合の排除のために『不採用基準』をつくり、これにJR設立委員会委員長の斎藤英四郎が直接に関与していたことが明らかになった。この不採用基準に従ってJRは1047名を採用せず。国鉄改革法の中でJR設立委員会がしたことはJRがしたことと見なすとあるから、JRに1047名解雇の責任があるのは明白」と言われました。
このことは粘り強い裁判闘争の中で引きだした事実であり、このJRの不当労働行為に基づいて動労千葉争議団らはJR東会社に、解雇撤回・職場に戻せ!と要求しています。
(次回裁判は、7/31午後2時~東京地裁510号法廷、12時30分~東京地裁包囲デモ、日比谷公園霞門集合)

JRになってからも動労千葉はJR合理化・外注化反対を闘い続け、JR千葉鉄道サービス(株)での組合員拡大に取り組んでいます。また、JR東日本環境アクセス(株)でも7月5日に動労東京の支部が旗揚げしました。そうした報告もありました。
また、千葉の久留里線など廃線化反対の地域の取り組みの報告もありました。
JR関連会社
さらに、この日の集会には、韓国から鉄道労組と民主労総ソウル地方本部の労働者が来日して参加。共に闘おうと熱いアピールがありました。韓国民主労総傘下の労組の代表者たちもこの国鉄闘争全国運動に賛同してくれています。韓国の鉄道労働者は、日本の国鉄民営化反対の闘いに学んでいまの韓国の鉄道民営化反対に取り組んでいると言っていました。現実の労働者の国際連帯の闘いはやはり感動的でした。
韓国鉄道
このあと、各地の闘いの報告がありました。自治労本部の裏切りに怒りを燃やし現場から戦争協力拒否の闘いをつくろうとしている自治体労働者の発言や、初めてのストライキをやり抜いて福祉職場の労働者の組織化に取り組む福祉労働者の発言。また、組合員全員への8.6ヒロシマ参加オルグに挑戦するという日教組奈良市の発言など、職場から戦争反対の闘いをつくっている迫力のある報告でした。さらに沖縄や広島からの訴え、全学連の訴えがありました。
発言者
とりわけ、8.6ヒロシマ大行動実行委の宮原事務局長は「8月6日早朝、広島原爆ドーム前に全力で集まってほしい!」と渾身の訴えでした。
それは、今年の8.6反戦反核原爆ドーム前集会に対し、広島市が実質これを禁止するという措置に出ているからです。朝5時~9時まで、「拡声器・プラカード・ビラ・のぼり・横断幕等の持ち込み禁止」など、「従わない場合は、広島県警と連携して対応する」と言ってきているとのこと。8.6平和記念式典に核戦力の「拡大抑止協議」を進めている岸田首相と米国代表が参加し、さらにパレスチナの子どもたちの大虐殺を強行しているイスラエルの代表の参加も要請しながら、戦争反対の声は力ずくで圧殺せんとするとんでもない歴史的な攻撃です。何としてもはね返し、反戦集会&岸田弾劾デモをやり抜かねばと思いました。
最後に、発言者が全員登壇して、全体で団結がんばろう!
とても元気のでる集会でした。
がんばろう
全体で確認された集会決議と来年5月に計画されている武器見本市阻止に向けたアピールを紹介しまします。
集会宣言
アピール


猛暑の中の7月7日、日曜日。千葉県成田市の三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原さんの畑で開かれた「農楽まつり」に参加しました。
京成成田駅東口からコミュニティバスに乗って三里塚へ。20分くらいで「三里塚」バス停で、その前に市東孝雄さんの家とがあります。奥に新しく建てた作業場などが見えました。
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家の右側が、昨年2月に農地取り上げが強行された畑です。今は、囲まれていて中は見えません。
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次のバス停「東峰」で下車。バス停を降りると周りが真っ白な鋼板で覆われていて異常な光景でした。確か、この先が地域の「東峰神社」です。
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反対側に、「農楽まつり」入口の看板が立っていました。この道をまっすぐ行くと萩原さんの清水の畑があり、そこがこの日の会場です。
道の右側が機動隊が使っている敷地で、大きな機動隊の車2台が止まって警備していました。
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会場に行く途中も高い塀で仕切られていました。
塀の反対側が空港の敷地です。
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まつりの会場に到着。少し遅れてしまって、すでに「農楽まつり」が始まっていました。
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びっくりしたのは、何と涼しく爽やかな風が流れていることか!ということでした。この会場でのまつりに来たのは初めてだったので、来る前はカンカン照りの酷暑の中での「まつり」を想像していたのですが、まったく違っていたのです。大きな樹々に囲まれ、勝ち取られた自然の素晴らしたを堪能しました。
そこに冷たい飲み物やなんとかき氷までふるまわれていたのですから、涼しさ倍増でした。
かつての三里塚一帯はこうした豊かな自然に覆われていたのに、すべてコンクリートでつぶしてしまった!本当に許しがたいことです。
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到着したときは、ちょうど動労千葉や関西実行委などの連帯あいさつがされているところでした。
そのあと、「いなのとひら・のとこば」さんのバンド演奏と歌や、参加者の女性のシャンソンの歌、また現地で闘う青年の歌が続きました。
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和やかな時間が流れるなか一回り外を見て回ると、ドキッとする光景が…。やはり鋼板の高い壁、壁にぐるりと囲まれていて、思わず「ここはパレスチナか?!」と感じました。
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まつりでは歌の後はリレートーク。
参加した様々な団体からのアピールです。
初めて参加したという若い学生さんたちの初々しい姿が印象的でした。
また、全国農民会議の小川浩さんの日本農政に対する批判も深刻に聞き入りました。
小川さんは政府がいかにデタラメな農政をおこなってきたかを弾劾し、国会で強行された農業基本法の改悪を批判しました。「それは時給10円にまで壊した日本農業を助けようというのではなく、平時から食糧の安全保障を考えるというもので、政府に従わなかったら罰金20万円」。小川さんは「戦時の食料確保、農民に対する戦争動員が再び行われようとしている。」と警鐘乱打し、「三里塚は自分たち農民と農業の縮図だ。共に闘う中にしか農民の生きる道はない」と言われました。

リレートークの最後に、反対同盟の市東孝雄さんがあいさつ。
「三里塚が勝利できるようにと、心がけている。誰かが声を上げなければ、今の政府にむちゃくちゃにされます。一人でも多く、疑問を持ったら高らかに声をあげていく。そして、明るく楽しく、闘いはやっぱり上を向いてたたかわなければいけないと思う。これからも、三里塚闘争と共に闘っていただきたいと思います。」
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そして、反対同盟と共に全員で「反対同盟の歌」を斉唱しました。
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萩原富夫さんから、翌日の「耕作権裁判」(千葉地裁)や7/24の「空港機能強化」フィールドワーク、空港拡張差し止め裁判への取り組みなど、今後の闘いについての訴えがあり、最後に、市東さんの南台農地取り上げ許さず、団結してガンバロウ!で閉じられました。

戦争に反対して農地を武器に国家の横暴と不屈に闘い、農民として力強く生き抜こうとしている三里塚農民の生きざまに共感する人々はたくさんいます。国はその存在を見せまいと必死なのです。あの白壁はその象徴。
三里塚の農民の闘いをもっともっと伝え、連帯の力を大きくしなければと思いました。(S)

この日、「まつり」の前に、午前10時から市東さんの南台の畑(現在、耕作権をめぐり千葉地裁で係争中の畑)に集合して、ここから「まつり」の会場までのデモが行われました。参加されたみなさま、お疲れさまでした。

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