とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2024年03月

3月3日に杉並で、ビキニ被曝70年、反戦・反核・反原発!東京集会(共催:NAZEN東京/改憲・戦争阻止!大行進東京)が開かれ、参加しました。
70年前の3月1日(1954年)、ビキニ環礁において米軍の水爆実験が行われ、マグロ漁船第五福竜丸など多くの漁船が被曝、福竜丸船員だった久保山愛吉さんが被ばくで半年後に亡くなられました。水爆実験禁止の怒りの署名運動が杉並から始まり、原水爆禁止全国署名運動として発展、8.6ヒロシマと一体で反戦・反核・反原発の闘いが全国で闘い抜かれています。3年前に亡くなられた福竜丸船員だった大石又七さんは最期まで内部被曝の恐ろしさを伝え、核廃絶を訴え続けられました。
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集会でNAZEN東京は、3.11福島原発事故で目の当たりにした核と原発の問題が、ウクライナ戦争・パレスチナ大虐殺という形で始まっている世界戦争危機の中で、核戦争の危機として立ち現れている。その中で、日本は中国を仮想敵国とし「ロシアを利することは中国を利する」としてウクライナ戦争に参戦し、イスラエルを擁護しパレスチナ虐殺に加担している。沖縄はじめ戦争体制と核武装へ突進している。今こそ反戦・反核・反原発の大きな運動を巻き起こそう!と訴え、汚染水海洋放出中止や東海第二原発再稼働阻止の取り組み、3.11反原発福島行動への結集を呼びかけました。
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また、この集会直前の2月28日に、昨年8月6日朝の原爆ドーム前で、「市職員を転倒させるなどの暴行を加えた」などとして全国で5人の仲間が不当逮捕されるという8.6ヒロシマ大行動への大弾圧があり、これに対する弾劾の声が発言者全員から発せられました。

これは国家権力・広島市・右翼一体となった攻撃です。前日の27日に広島市は、広島市議会で8月6日朝の原爆ドーム前での反戦反核集会に「厳正に対処しろ」という弾圧のための「請願」を採択決議。ここ数年、8月6日朝の原爆ドーム前の反戦反核集会(8.6ヒロシマ大行動主催)には日本青年会議や在特会などの極右勢力が現れ激しい妨害を繰り返していました。そして、この勢力は卑劣な「請願」を繰り返しこれまでにも拡声器規制条例などを引き出して8.6ヒロシマ大行動つぶしを策していたのです。

5人の不当逮捕の罪名は「暴力行為等処罰法」(暴処法)違反。これは戦前に作られた治安弾圧法です。戦前多くの労働運動や学生運動がこの悪法で弾圧されました。今回の弾圧はまさしく戦時下の反戦運動弾圧と言えます。
これに関して、杉並区議のほらぐちともこさんが発言し、「法政大学の学生運動つぶしにもこの暴処法が使われた。(共謀して看板を壊したとでっち上げられ)逮捕された5人の学生は果敢に闘い最高裁まで行って無罪を勝ち取った。闘えば必ず勝てる、弾圧を粉砕しよう。もう一つ、議会がこの弾圧にお墨付きを与えていることを絶対に許してはいけない。こういう弾圧をはね返してこそ戦争反対の闘いがある」と訴えました。
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また、集会には福島から反原発福島行動実行委の椎名千恵子さんが参加されてアピール。3月11日正午から福島市の「とうほう・みんなの文化センター」で開かれる「汚染水とめろ!岸田をたおせ!いまこそ全原発を廃炉に!3.11反原発福島集会&デモ」への参加を呼びかけました。
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そして、青森からの反核燃闘争への熱烈なアピールや能登半島地震・被災地からのメッセージが代読され、問題意識を共有しました。

さらに特別アピールとして、「日本政府の参戦を止める反戦闘争を」ということで、改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士から含蓄のある提起がありました。
高山さんは、戦争の現実性、切迫性、喫緊性について全力で訴えていこうと言われました。例として、1940年9月の日独伊3国同盟結成で日本がアメリカを仮想敵国としたことを上げ、これをメディアは戦争への接近として言わなかったが、その1年3カ月後、真珠湾攻撃で日米開戦となったと振り返り、今年の2月、日米共同作戦の中で、日本は初めて中国を仮想敵国と命名したことの重大性を訴えられた。やはり、メディアは戦争の切迫として報じないということを指摘しながら。
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また、高山さんは、戦争は自然現象ではないと強調された。「戦争は、目的意図をもって、計画を立てて起こすものだ」「その国の経済の、資本主義ー帝国主義という経済法則の結論として戦争に突き進まざるを得ない」と指摘され、しかし、そこを曖昧にする、だます。だから「防衛なのか、攻撃なのかというデタラメの議論を承認してはいけない。自衛の議論にしてしまえば何でもできてしまう」と言われ、「戦争を起こさせない、やめさせる、と武装しよう」と訴えられた。そのために、「どちらが先に手を出した」論ではなく「なぜ、戦争になったのかを見抜く必要がある」と指摘し、戦争に連なるあらゆる欺瞞を暴いて闘いぬく必要性を訴えました。

集会後は、会場前より高円寺駅近くの公園までデモ行進。高円寺駅前で大音量で叫ぶ右翼の街宣車(10数台!)に、戦争反対!原発なくせ!とデモコールで対決し抜きました。(S)

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百万・全国通信3月号ができました!
今号も反戦を貫く活動が凝縮されています。ぜひご一読ください。
定期購読をよろしくお願いいたします!!!

1面は、「パレスチナ抵抗闘争の側に立って共に闘おう」という訴えです。
パレスチナで起きているのは戦闘ではなく、イスラエル軍による一方的なジェノサイドです。そして、こうした民族抹殺攻撃は長い間ずっと続いていました。けれども日本も含む「国際社会」はそれを止めようとしてこなかったし、今なおイスラエルを容認しています。
でも私たちは、そういう帝国主義の中東支配に対するパレスチナ人民の抵抗闘争は人間の尊厳をかけた正義の闘いであり、これに連帯しようという考えに立つものです。
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2面は、2月6日に神奈川県で行われた「国民保護」を名目に行われた戦争避難訓練の報告です。
ついに(模擬銃で)完全武装した自衛隊・警察が市民の前に登場しました。「海岸で不審船を発見、複数上陸」という設定ですが、いずれ、実弾入りの銃が反戦デモ隊に向けられてくるのではないかと身震いします。
3面は、能登半島地震で改めて明らかになった原発の危険性についてです。
志賀原発でのトラブルは、もし再稼働後であったら!?とこちらも身震いです。
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今号4-5面企画は、昨日(3/1)閣議決定された地方自治法改正案の危険性についてです。この中に特例として「国の指示権」を盛り込むというもので、憲法で確立されている地方自治権を破壊するとんでもない攻撃です。憲法と人権の日弁連をめざす会の西村正治さんにお話しいただきました。
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6面・7面は、各地からのお便りです。
新潟からは、ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の清水早子さんを招いた2・11集会の報告が届きました。
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★「全国通信」定期購読のお願い

『百万人署名運動全国通信』は、毎月1回1日に発行されていています。
改憲・戦争反対の運動に役立つようにと毎回4-5面で特別企画(インタビュー記事など)に取り組んでいます。A4で8頁、1部100円です。ぜひ定期購読をお願いします。

購読料は、送料・カンパも含めて年間3000円/1口の賛同金としてお願いしています。
「とめよう戦争への道!百万人署名運動」はこの賛同金で運動を継続しています。ご理解いただきご協力をよろしくお願いいたします。

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