とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2016年01月

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1月10日(日)に開催された、三里塚芝山連合空港反対同盟の現地デモと団結旗開きに参加しました。

最初に、新年恒例の、部落が管理する東峰神社のしめ縄の取り換えが行われました。
この神社は空港の敷地のほぼ真ん中にあり、暫定B滑走路の南延伸に立ちはだかる反対闘争の拠点です。上の写真のように、本当に神社すれすれに飛行機が離着陸します。
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続いて、天神峰の市東孝雄さん宅南の東峰開拓組合道路に移動して、決起集会と敷地内デモを行いました。
司会の伊藤信晴さんが、「三里塚闘争はついに50周年を迎えた。市東さんの農地死守、第3滑走路粉砕へ2016年を闘おう!」と第一声を上げ、太郎良陽一さんが反対同盟の「2016年闘争宣言」を力強く読み上げました。
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連帯挨拶をする動労千葉の繁沢敬一副委員長。
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午後からは市内のレストランで団結旗開きが開かれ、百数十名人が参加しました。
連帯挨拶の最初に動労千葉の田中康宏委員長が、反対同盟との連帯の偉大さを強調し、「この1年間で3けたの組織拡大を必ず実現し、動労総連合を階級的な産別労組として作り上げる」と宣言しました。
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反対同盟を代表して萩原富夫さんがまとめの発言。「反対同盟は、空港24時間化、農地取り上げ、第3滑走路計画と真っ向から対決します。沖縄・辺野古の闘いと連帯し、戦争政治の安倍を打倒する。5万人署名を推進し、裁判闘争を闘い、市東さんの農地を守りぬこう」と熱く呼びかけました。

3月27日(日)には三里塚現地で全国集会が開かれます。第三滑走路の建設を許さない闘いを、反対同盟農民と連帯してともに闘いましょう。(K)

安倍首相は1月5日午後、伊勢神宮(三重県伊勢市)に参拝しました。岸田外相や中谷防衛相、甘利経済再生相ら9人の閣僚も同行したそうです。明らかに重大な憲法違反の行為であり、抗議します。
ところが、メディアでは、例えば「新年の参拝は歴代首相の恒例行事」(1/5夕の朝日新聞)と肯定的で、批判の視点はありませんでした。
百万人署名運動の事務局長で、「政教分離の会」の事務局長もされている西川重則さんより、安倍首相あての「抗議声明」が送られましたので紹介します。なお、この「抗議声明」は各新聞社にも送られたそうです。
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首相の伊勢神宮参拝に対する抗議声明
安倍晋三首相は、新任後初めて迎えた新年である2007年1月4日午後、伊勢神宮参拝を行いました。その後も首相として参拝を繰り返し、2016年1月5日にも参拝を行いました。私たちは、以下の通り、強く抗議の意思を表明します。

1 伊勢神宮は、特定の宗教団体・宗教法人であり、特定の宗教活動を行っています。伊勢神宮を構成する皇大神宮(内宮)、豊受大神宮(外宮)とも特定の宗教施設であることは言うまでもありません。

したがって、首相が伊勢神宮に参拝することは、靖国神社への参拝と同様に、日本国憲法第20条に明記されている「国及びその機関は、……いかなる宗教的活動もしてはならない」との定めに明らかに違反するものであり、私たちは右参拝行為に対して強く抗議せざるを得ません。

2 首相は、憲法第99条の「憲法尊重擁護義務」を忠実に果たすことによって、憲法に基づく政治を行うことが求められているのであって、悪しき習慣となっている伊勢神宮参拝を繰り返すことは、厳に慎むべきであります。憲法第15条に定める「全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない」との公務員の義務・責任を無視することは許されません。

3 伊勢神宮参拝は、日本の歴史や伝統と不可分の関係にある「天皇の神宮」への参拝であって何ら問題視すべきでない、恒例の「初詣」に過ぎない、といった一部の者の声が聞かれますが、戦前・戦中軍国主義の精神的支柱であった国家神道体制における伊勢神宮の果たした中心的役割は今もなお清算されていません。

日本国憲法下の今日において、国際儀礼からも、外国の国賓が伊勢神宮参拝を行うことは許されません。1975年に来日されたエリザベス女王が、日本国憲法の政教分離原則を重視し、参拝を拒否されたことは周知の事実でしょう。アジアを始め、外国の国々との信頼を回復するためにも十分配慮し、守るべき重要課題であることを銘記すべきであります。

私たちは、以上の理由により、首相の伊勢神宮参拝に対して、強く抗議の意思を表明するものであります。

2016年1月5日

政教分離の侵害を監視する全国会議
事務局長  西 川 重 則

内閣総理大臣
安 倍 晋 三 殿

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憲法20条は「信教の自由」が保障されたものですが、その第3項で「政教分離の原則」(「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」)が明記されています。
それは、天皇制・国家神道の下で、信教の自由が奪われ、政府による他宗教への弾圧や迫害、人権侵害が行われ戦争体制がつくられていった歴史を二度と繰り返してはならないと、戦後、「国家と宗教の徹底した分離」を確立したからです。いま、この原則が、「恒例」というペテン的な言葉でなし崩しにされようとしています。戦争への道を止めるためにも、この原則をいまこそ政府に守らせなければなりません。
改めて、上記「抗議声明」を、私たちもしっかり確認したいと思います。

ちなみに、自民党改憲草案ではこの第3項が下記のように改悪されています。
「国及び地方自治体その他の公共団体は、特定の宗教のための教育その他の宗教的活動をしてはならない。ただし、社会的儀礼又は習俗的行為の範囲を超えないものについては、この限りではない。

安倍政権の憲法改悪反対!この20条改悪にも反対していこう!

1月4日午後1時30分ぐらいから約1時間ほど、首相官邸前で日本軍「慰安婦」問題での日韓合意に抗議する行動があり、参加しました。
有志で呼びかけられましたが、約150名ほどの人々が駆けつけ、「被害者不在の ‘妥結‘は ‘解決‘ではない!」と、今回の合意内容がいかにひどいものであるかと弾劾しました。
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昨年末12月28日に、急きょ韓国ソウルで日韓外相会談が行われました。そして、岸田文雄外相と尹炳世外相の共同記者会見が開かれ、「慰安婦」問題について両国で歴史的に合意したと発表されました。
合意内容の要旨は、「慰安婦」問題に対し日本政府が責任を痛感し、安倍首相がお詫びと反省の気持ちを表明し、韓国政府が設立する財団に日本政府が10億円程度を一括拠出し元慰安婦支援を行う、両外相とも、これらの実行を前提に慰安婦問題は「最終的かつ不可逆的に解決」され、国際社会で「互いに非難・批判することを控える」ことを確認した、というものです。
これに対し、当事者である日本軍「慰安婦」とされたオモニたちは、「自分たちに事前になんで相談しないのか!こんな合意は認めない!」と怒り、韓国挺身隊問題対策協議会も「被害者たちの願いを裏切った外交的談合に他ならない」と弾劾しています。
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何のための「談合」なのか。
岸田外相は、共同記者会見後の単独記者会見の場で、「日韓そして日米韓の安全保障協力も前進する素地ができた。北東アジア地域の安全保障の現状を踏まえると、わが国の国益に大きく資するのみならず、地域の平和と安定に大きく貢献しうると考える」と言っています。
つまり、これで、安保・戦争法強行後の「日米韓の戦争協力体制強化」を進めることができるということなのです。
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さらに、岸田外相は、在韓国日本大使館前の少女像について「移転されるものと認識している」と言っており、「少女像の撤去」を日本側が合意の条件として強く要請したことがはっきりしています。
安倍首相の「お詫びの気持ちの表明」なるものもパク・クネ大統領への電話で済まそうとしており、「政府の拠出」についても「日韓の協力事業であり、(国家)賠償ではない」と言っています。
こうした内容は、「慰安婦」問題の真の解決に向けたオモニたちや韓国民衆の長年の抗議、願い、心を踏みにじるもので、本当に許せません。
こんな合意内容は絶対に認めない!と抗議の声を強めましょう。(S)


末年始を闘い抜いた経産省前テントは、1月4日1577日目を迎えました。
テント明け渡し裁判での東京高裁不当判決(10/26)以降、国のテント撤去策動と対峙しながら2016年に突入しました。
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国会開会日の抗議行動で人々が集った1月4日、テント前では、つきたてのお餅が振舞われ、にぎわいました。
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あんこ餅、辛み餅、黄な粉餅、ゴマ餅、納豆餅とたくさん用意され、どれもとても美味しかったです。
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トン汁と、おいしい漬物も!
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テントを代表して、渕上太郎さんが新年の決意を語りました。
「年末年始は最高裁への上告理由書を書くのに没頭していた。福島の原発事故の問題は何も解決していない。テントは闘い続ける!」
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そして、すぐ目の前の経産省の建物に向けて2016年闘いの出発のシュプレヒコール。
「テントを撤去するな!」「原発の再稼働をやめろ!」
今年も、がんばろう!
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新年あけましておめでとうございます。
今年も力いっぱい闘い、生き抜いていきましょう!

さて、今日1月4日に通常国会が始まりました。会期は6月1日までの150日間です。
9月19日の戦争法強行以降、臨時国会も放り投げて、戦争政治を満展開してきた安倍への怒りはこの日に爆発です。総がかり行動が呼びかけた正午から約1時間の国会前集会には約3800名がかけつけ、「安倍退陣!」「戦争法廃止!」と、声の限りに叩きつけました。
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議員会館前の歩道はぎっしりと埋められ、車道にまではみ出していました。
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安倍首相は、この日午前中の年頭記者会見の冒頭で、「新年を迎えた今この瞬間にも遠く離れたアフリカの地で、南スーダンの自立を助けるPKO活動に従事し、海の大動脈、アデン湾で海賊から世界の船を守る自衛隊の諸君がいます。その強い使命感と責任感に心から敬意を表するとともに、身が引き締まる思いであります。」と述べました。戦争法成立で、PKOの駆けつけ警護・武器使用が可能となりましたが、年頭のあいさつ冒頭でいくらでもほかに触れるべきことがたくさんあるだろうに、このPKO活動を取り上げるとは、それほどうれしくてワクワクしているということなのでしょうか?正直すぎる!!
国会前でこんなプラカードもありました。
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2016年、安倍の思いどおりの年には絶対させないぞ!
新年の決意を強く強く打ち固めました。(S)

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