許すな!憲法審査会

「とめよう戦争への道!百万人署名運動」ブログを改めて、改憲の憲法審査会動向をお伝えしていきます。百万人署名運動は、「改憲・戦争阻止!大行進」運動に合流しました。

2014年05月

4月8日に与野党7党共同で提出された国民投票法の改定案が、5月9日の衆議院本会議で、賛成多数で可決されました。翌日の菅官房長官の「憲法改正の環境は整ってきている」の言に表されているように、安倍政権は9条改憲に向けて国民投票法を動かそうと必死になっています。
いま、改憲投票法を動かすな!と抗議の声を上げていくことが重要です。

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48対1での可決

5月8日(木)、衆議院憲法審査会が開催され、午前中の参考人意見の内容を改定案に生かすまもなく、午後には国民投票法の改定案が採決され、48対1で可決されました。その光景は憲法をめぐるいまの国会状況をそのまま示しているようで恐ろしくもありました。

この日も前回に引き続き午前、午後と審議が行われ、9時から12時までの参考人質疑、14時から16時までの法案提出者に対する質疑の後、笠井亮氏(共産)の反対討論、法案の採決、武正公一氏(民主)による附帯決議案の説明、同案の採決が淡々と行われ、16時15分頃に閉会となりました。

法案も附帯決議案も反対したのは笠井氏のみで、同氏と採決に加わらない保利耕輔会長(自民)を除く48名が起立して賛成するという結果でした。一緒に傍聴した方が、この様子を見て「(笠井氏は)まるで山宣(注)のようだった」と言っていたのが印象に残りました。

(注)*山宣:山本宣治。1889年生まれ。生物学者、政治家(衆議院議員)。1929年、全国農民組合大会で治安維持法改悪反対を訴えた「実に今や階級的立場を守るものはただ一人だ、山宣独り孤塁を守る! だが僕は淋しくない、背後には多くの大衆が支持しているから」という演説の一節はあまりにも有名。その翌日、右翼団体メンバーに刺殺された。(『ウィキペディア』から要約)

      憲法審査会採決時の様子
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この日の委員の出席状況は、4人の参考人からの意見聴取が行われた9時から10時頃までは35人以上でしたが、質疑が始まると欠席者が増えて11時過ぎには過半数ぎりぎりの25~26人となる時間帯がありました。
このとき笠井氏が「休憩、休憩! 成立してないじゃないですか、これ。失礼ですよ、参考人に」とヤジを飛ばすと、その後は出席者が少し増えて12時前には35人ほどになりました。

午後は採決が予定されていたためか出席者が多く、審議が再開された14時に40人前後、15時すぎには35人ほどまで減りましたが、採決時には50人全員が出席ということになりました。

委員以上に変動が大きかったのが記者・カメラマンの数で、15時前までは10人に満たなかったのですが、採決の時間が近づくにつれてみるみる増加して、最後は傍聴席の後ろに40~50人が立っていました。採決時にはテレビカメラも5台あったと思います。

傍聴者は前回より多く、午前も午後も20~25人くらい。百万人署名運動は、午前3人、午後5人で傍聴してきました。なお、この日は冒頭から11時過ぎまで、かつて衆議院憲法調査会会長、憲法調査特別委員会委員長を務めた中山太郎氏が議場に姿を見せ、にらみを利かせていました。

参考人の意見

午前中に行われた参考人質疑での各参考人の意見の概要を、『NHK NEWSWEB』の記事から引用すると、下記のとおりです。

公明党が推薦した上智大学総合人間科学部教授の田中治彦氏は、国民投票の投票年齢に続いて、選挙権が得られる年齢の引き下げが今後検討されることについて「中学校や高校での政治教育の充実が必須であり、知識を教えるだけではなく、地域の課題を発見して解決させるなど、参加型の教育が大事だ」と述べました。

民主党が推薦した元慶応大学大学院講師の南部義典氏は「国民投票の投票年齢や選挙権が得られる年齢、さらに民法の成人年齢や少年法の適用対象年齢はすべて一致させるべきであり、具体的なロードマップの策定が必要だ」と述べました。

共産党が推薦した自治労連副中央執行委員長の松繁美和氏は、法案の付則で、今後の検討課題となっている公務員が組織的に賛否を働きかける勧誘運動を禁止する是非について「労働組合だけではなく公務員が加わった市民団体の活動も規制することにつながって、結社の自由に反し市民の自由な活動も制限することになりかねない」と述べました。

日本弁護士連合会副会長の水地啓子氏は、公務員の運動を規制することについて「あらゆる公務員を含む国民の自由は確保されるべきで、改正案で裁判官や警察官などが賛否を知人に働きかける勧誘運動が禁止されていることの見直しを求める」と述べました。

上記のように松繁氏と水地氏はともに公務員の運動の禁止・規制に反対する意見を表明しましたが、発言の中では下記のような具体的な事例も挙げられており、強い説得力があったと思います。

松繁氏は、規制のない今でさえ「政治的中立への配慮という言葉を使って公共施設を使わせなかったり、自治体が集会の後援を断る事態が相次いでいる」ことを指摘し、「憲法改正手続を考えるときには、主権者である国民が自由に意見を表明できることが重要であり、憲法に深くかかわって仕事をしている公務員や公務員労働組合の政治活動の制限は国民全体の意見表明の萎縮につながりかねない」との危惧を表明しました。

また、水地氏も、「公務員にも組織を結成して活動する自由があり、『組織により』(注)という概念で活動を規制することは、意見表明や活動を萎縮させる危険性を持つ」と述べたうえで、「例えば、学校において憲法についての議論がタブー視され、これからの社会を担っていくべき生徒、学生たちにこそ議論してほしい憲法問題が議論されないという現象すら生じかねない」と警告しました。

(注)*改定案の附則に「4 国は、この法律の施行後速やかに、公務員の政治的中立性及び公務の公正性を確保する等の観点から、国民投票運動に関し、組織により行われる勧誘運動、署名運動及び示威運動の公務員による企画、主宰及び指導並びにこれらに類する行為に対する規制の在り方について検討を加え、必要な法制上の措置を講ずるものとする。」との規定があることを指しています。

      この日も元気に傍聴される西川重則事務局長
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もうひとつ、参考人の発言内容を要約した『しんぶん赤旗』のウェブ版の記事を紹介しておきましょう。

自治労連の松繁美和副委員長は、現行法が投票年齢など問題が山積した欠陥法となったことについて「国民の中で議論を尽くさずに結論を急いだからだ。(法制定時と)同じことを繰り返すことを容認できない」とのべました。

日本弁護士連合会の水地啓子副会長は、現行法が最低投票率を定めていない問題などをあげ「これらの見直しは必至と考える。引き続き十分な検討がされることを希望する」と強調しました。

上智大学の田中治彦教授と元慶応大学講師の南部義典氏は、投票年齢について発言。南部氏は、手続き法以外の年齢条項見直しで政府内に不一致があり、「法整備に向けた合意形成に不安を禁じえない」と指摘しました。

「組織」とは何か?

水地氏が指摘した「組織」の問題については、午後の質疑でも笠井氏(共産)と船田元氏(自民、提案者の中心人物)の間で、下記のようなやりとりがありました。

すなわち、笠井氏が「例えば大企業とか日本経団連などが国民投票運動を行えば国民への影響力は相当なものになると思うが、なぜ公務員だけを問題にするのか」と質したのに対して、船田氏は「私どもが『組織により』と書いた中には、組合だけでなく企業のこともある。NPOの団体なども考えられると思う。この『組織』という点については、いろいろと考える余地が残っている」と答えたのです。

これに対して、笠井氏は「NPOなども組織的に運動を行うと問題になるという新たな問題を言われたことは非常に重大だ」と指摘しましたが、ほんとうにそのとおりで、船田氏の発言は私たち百万人署名運動にとっても聞き捨てならないものだったと思います。

社民党の反対意見

午後の審査会では、委員を出していない社民党も質疑を認められ、わずか20分でしたが、吉川元氏が発言しました。その最後の部分を紹介しておきます。

「最高法規である憲法の改正手続きが政治的に愚弄されている。安倍内閣の解釈改憲のたくらみとあわせて、憲法の最高法規性が危機に瀕していると言わざるを得ない」
「改憲が急がれる事情があったとしても拙速な手続き整備が正当化されることはないし、改憲を急がせる世論もない中で、立法意思を無視して解けていない宿題を解いたことにするのは非常に乱暴で、許されるものではない」
「手続きをないがしろにすれば民主主義を崩壊の危機に陥れてしまうのではないかと危惧しており、改憲をしたいがための弥縫策に国会が加担するようでは国権の最高機関としての地位をみずから捨て去ることにつながると強く警告したい」
「社民党は国民投票法改正案に断固反対であり、本法は廃止し、政治的思惑を離れて議論をやり直すべきである」

        国会前のツツジの花は満開でした。
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衆院本会議でも可決

冒頭に書いたように、国民投票改定案は、上記の質疑が終了した後、笠井氏(共産)による反対討論などを経て、48対1という圧倒的な賛成で可決されました。そして、翌9日(金)の午後開かれた衆議院本会議でも、保利会長の報告、笠井氏の反対討論、武正氏(民主)、三木圭恵氏(維新)、小池政就氏(みんな)、小宮山泰子氏(生活)の賛成討論を経て、わずか30分ほどで可決され、参議院に送付されました。

本会議で表明された笠井氏、武正氏の意見及び可決後の各党幹部の談話が『NHK NEWSWEB』で報じられていましたので、紹介しておきます。

衆議院本会議では討論が行われ、民主党の武正公一衆議院議員が「国民投票法の成立から7年がたち、長く宿題になっていた課題について与野党を超えて協議が整い、きょうの採決に至ったことに感謝する」と述べました。

これに対し、共産党の笠井亮衆議院議員は「国の最高法規の憲法改定に関わる法律なので、僅か4日間、17時間の質疑で、国民的な議論がないままでの採決は許されない」と述べました。

自民党の石破幹事長は、記者会見で、「憲法改正の権限は主権者である国民にあり、これまで改正するにせよ、しないにせよ、国民が権利を行使できない状態が続いてきたことが問題だった。国民投票法の改正案は、憲法を擁護する立場の方からも支持されるべきではないか。自民党は、憲法改正草案を示しており、今後、どの条文の改正を急ぐのか優先順位を決めて、国民の理解の進捗状況を見ていきたい」と述べました。

日本維新の会の小沢国会対策委員長は、党の代議士会で、「維新の会は、去年の通常国会に独自の改正案を提出するなど、この間の議論を引っ張ってきた。今回、自民党や民主党などとの共同提案になったが、維新の会の対応がなかったら、この法案は仕上がっていなかったと思っている。改正案が成立すれば、いよいよ憲法改正の中身の議論になるので、党内でしっかりと詰めていきたい」と述べました。

公明党の井上幹事長は、記者会見で、「今の国会で改正案が成立することになると思うが、これによって憲法改正の手続きが整うので、憲法改正に向けた議論が現実味を帯びてくるという点で大変、意義がある。今回の改正で、4年後に18歳以上の国民に国民投票の権利が生じることも大変、意義があり、できるだけ若い世代にも参加してもらって、自分たちの国の将来をどう作るのか議論してもらいたい」と述べました。

みんなの党の浅尾代表は、記者会見で、「憲法改正の前提となる国民投票法の改正案が衆議院を通過した意義は大きい。これから活発になる憲法改正を巡る議論に正面から臨み、党の主張の実現を目指していく」と述べました。

結いの党の柿沢政策調査会長は、記者会見で、「結いの党は、道州制などを導入していくために憲法改正を提起しており、改憲に向けた条件が整いつつあることはよいことだ。ただ、投票年齢を18歳以上に引き下げる時期が、直ちにではなく、4年後に先送りされている点は残念だ」と述べました。

生活の党の鈴木幹事長は、記者会見で、「改正案が成立すれば、制度の不備はなくなるが、問題は何を変えるかだ。生活の党は『加憲』という考え方であり、特に9条は変えるべきではなく、安倍政権とはしっかりと対じしていく」と述べました。

社民党の又市幹事長は、記者団に対し、「国民投票を扱う重要な法案であるにも関わらず、公務員の運動に対する規制の在り方など、いくつもの課題が残されたまま無理やり採決を行ったことは問題だ。参議院では、棚上げされている問題についても、1つずつ丁寧に論議すべきだ」と述べました。

上記のように国民投票法改定案に反対しているのは共産党と社民党のみであり、他の政党は積極推進です。こうした翼賛国会を許さないために、怒りをもって職場、学園、地域で憲法改悪反対の声を上げていきましょう。今後も、参議院での審議について報告を続けたいと思います。(G)















憲法記念日の5月3日、福島駅東口駅頭で、百万人署名運動の新署名「集団的自衛権に反対する署名」での街頭宣伝を行いました。午後3時から1時間30分で、75筆の署名と多額のカンパが寄せられました。

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昼に「解雇撤回!JR復帰の最高裁判決を求める10万筆署名」活動を行い、引き続きこの行動に参加してくれた仲間や、ダブルジョブで普段は忙しくなかなか署名活動には参加できない仲間が久しぶりに参加してくれたり。

また、偶然通りかかった「NAZENふくしま」の椎名千恵子さんの飛び入りでの参加と、リレートークでの熱いアッピールなどもあり、総勢10名での賑やかな街頭宣伝となりました。

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原発事故での高線量の飯館村からの避難者は、安倍政権の原発と武器の輸出に、怒りもあらわに署名をしてくれました。

若者、特に多くの高校生も署名に応じてくれました。また、女性が多く、特に子を持つ母親の戦争への危機意識の高さを感じました。

この日の行動を通して、反原発の闘いとともに、反戦の声をより大きく上げていきたいと思いました。(百万人署名運動・福島県推進委員会 T)












憲法記念日の5月3日、集団的自衛権の行使に賛成か反対かを問う、街頭でのシール投票を行いました。毎年、憲法9条の改憲を問うシール投票を行っていますが、今年は集団的自衛権にしぼって聞いてみました。

このシール投票は、百万人署名運動の呼びかけ人でもある野田隆三郎さんが全国に呼びかけられた全国投票行動に、広島県連絡会として取り組んだものです。4月1日~5月6日までの間に全国各地61箇所(67回)で行われました。→http://shdjk.exblog.jp/ 

全国総計は、投票数12093票の内、集団的自衛権行使に賛成が1894票(16%)、反対が7544票(62%)、分からないが2655票(22%)でした。

広島ではゴールデンウィークには平和大通りを交通規制してフラワーフェスティバルという大々的なお祭りがあり、若者や家族連れを中心にたくさんの人たちが行きかう場所で例年行っています。

広島の投票結果は賛成147票(24%)、反対376(62%)、分からない90票(14%)という結果でした。

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今年特徴的だったのは、集団的自衛権という言葉を知っているからこそ、わざわざシールをもらい投票しに来る人が多かったことです。

「まだあまりキャッチーな言葉ではないかなぁ、一言で説明するのは難しいかなぁ…」と思いつつ始めたんですが、意外や意外、知っている人多数。

かつ、「賛成」に貼っていく人も多数。ほとんどが男性でした。しかも、結構自信を持ってて、一くさり意見表明したりして貼っていくのです。

それで感じたのは、実際問題、戦争が具体的に迫っているからこその分岐が生まれているということ。そして、そういう人たちでも「9条改憲」「戦争放棄・戦争反対」に反対するのはまだ壁がある、ということです。

賛成意見の人の多くは「日本が攻められたら、何かの時に」と前置きが必要なのです。「いやいや、日本が攻められなくても、という話ですよ」と言ってもそれは関係ないようです。

現実に世界で起こっている事態のどれもが世界戦争の導火線になってもおかしくない情勢。アメリカの没落、朝鮮情勢、中国情勢…、「もし」ではなく実際に日本が戦争に突入する情勢にあるからこそ、「自衛が必要。誰が守ってくれるんだ。」という意見になるんだと思います。

中には、「自分は絶対に戦場には行かない。だからこそ、頑張ってくれる自衛隊を応援しなくちゃ」という人も。

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そして、集団的自衛権行使などという難しい言葉を分かった上で断固反対!の思いでシール投票してくださる方たちも多数。

高校生でもちゃんと勉強していたり、ボードに掲げた解説を読んで長いこと悩んで反対に貼っていってくれたり。

友達4人で来て、最初の男の子が「俺は賛成」と言ってシール貼ったのに、他の3人は全員反対。「えっ?俺だけ?」という光景も。

そして、やっぱり広島です。「当然平和」「戦争なんてありえん」あげくの果てには「平和公園だ!」と大声で主張する小学生。嬉しくなりました。

「攻められたらやり返さんと」という学生に、「戦争になったら勝っても負けても死ぬよ。原爆なんかそうでしょ。」と言ったら「むむ。。。」と考え込んでいました。

この日の行動は、朝日新聞や中国新聞で報道されました。

        5/4付中国新聞(なんと、1面です!)
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        拡大です。
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安倍政権は集団的自衛権行使容認の閣議決定時期を延期したようですが、ざまぁみろ、です。
全国の皆さん、署名集め頑張りましょう。(広島県連絡会 谷口恭子)


















1952年のサンフランシスコ講和条約によって沖縄が米軍支配に売り渡されて62年目を迎える4月28日を前にし、私たち「百万人署名運動福岡県連絡会」は、憲法と沖縄が「集団的自衛権容認」「辺野古新基地建設」という改憲戦争に向けた安倍政権の攻撃の焦点になっている現状に対して、これを阻止する闘いと位置づけ、「NO!集団的自衛権! 辺野古新基地建設! 4.27 安倍を倒そう! 憲法・沖縄集会」を開催しました。

集会は、合同労組レイバーユニオン福岡の青年労働者の司会で開会し、NAZEN 全国呼びかけ人でもある、琉球アーティストの宮村みつおさんの、琉球の歌と参加者の唱和による開会のあいさつで明るく元気に始まりました。

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連帯のあいさつで、元原発労働者で労災認定訴訟の原告として闘っている梅田隆亮さんが、内部被ばくの重要さを訴え、沖縄の基地労働者への思いを込めて連帯の決意を語られました。

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続いて、主催者からの基調提起を行いました。
            
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この集会には、沖縄から水島満久さん(元全駐労マリン支部の副委員長、写真下)を招き、沖縄の基地での闘いの様子をリアルに話していただきました。
特に、ベトナム戦争時には、沖縄の基地に、生々しい戦闘の痕跡そのままに運ばれてくる軍事車両の修理の様子を聞いていると、まさにいま戦場にいるような思いでした。
水島さんは、戦争を止めるためには、労働者の闘いが必要だ。今、沖縄の青年が先頭に立ち闘っている。5月17日からの沖縄での闘いを訴えられました。

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これに応えて、九州の職場、地域からの闘いの報告と連帯の決意か出されました。
国鉄小倉地区闘争団からは、羽廣健さん、教育の民営化に反対する教育労働者の会から松尾栄子さん、そして、百万人署名運動福岡連絡会・久留米からは、「秘密保護法廃止」の闘いを続けている5人の参加者が登壇し、毎月の8の日行動の報告と、改憲・戦争に対する怒りを込めた闘いの決意が力強い発言が続きました。
                 
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さらに、NAZEN 福岡から、川内原発の再稼働を何としても阻止しようと、北九州市の労働者の迫田さんから、九電の地震に対する安全対策のでたらめさを暴露し、5月25日の北九州での反原発集会の呼びかけを訴えました。
最後に、NAZEN 福岡の田宮星さんの団結ガンバローでビシッと締め、閉会しました。(福岡県連絡会 N)



























異例の開催スケジュール
前回のレポートでも同じ小見出しを冒頭に掲げて、定例日の木曜日ではない4月22日、火曜日に衆議院憲法審査会が開催されたことを「異例」と表現したのですが、そのわずか2日後の24日(木)には、午前だけでなく午後にも審議が行われました。
週2回の開催も午前・午後の開催も憲法審査会の発足以来初めてであり、立て続けに「異例」の運営が強行されたことになります。これは、何としても今国会中に改定案を成立させるのだという改憲勢力の強い意思を示すものだと思います。

さて、この日は定例日の開催でしたから、委員の出席率がきわめて低かった前回、22日より改善されるだろうと思いきや、そんなことはありませんでした。すなわち、午前中はほとんどの時間帯で30人以下で、一時的に定足数の25人を下回ることもありました。ただ、午後はいくらかましになり、ときどき30人を割り込んだものの、おおむね30~35人程度で推移していました(ただし、後述するように午後は7党、8名の法案提案者に対する質疑が行われ、委員が1人だけのみんな、結い、生活の3党からは提案者と質疑者の2人ずつが参加していましたから、このときは定数の50名プラス3名の席が用意されていたことを指摘しておかなければなりません)。
午前の審議の最中、出席者がいちばん少なくなったとき笠井亮氏(共産)が立ち上がり、中谷元氏(自民、審査会の幹事)の席に歩み寄って何事か話しかけていましたが、おそらく自民党の欠席者の多さに苦言を呈したのでしょう。その後、自民党の出席者は少しだけ増えました。

傍聴者は少なめで、午後の審査会に40人ほどの団体が来場して立ち見が出た時間帯を除くと、午前は15人くらい、午後は10人そこそこでした。百万人署名運動は、午前・午後とも3人で傍聴してきました。

いつ実現するのかおぼつかない18歳選挙権

午前の審査会は9時すぎに開会し、12時すぎまで、政府参考人に対する質疑が行われました。テーマは「選挙権年齢、成年年齢の18歳引き下げに係る諸課題等について」で、公職選挙法を所管する総務省、民法、少年法の法務省のほか、憲法教育に関わる文部科学省、消費者教育の消費者庁、政府内で調整・取りまとめを担う内閣官房等の担当者が出席して、各省庁の立場やこれまでの検討状況等を説明し、各会派1名ずつの委員からの質問に答えました。

このテーマについてはすでに2011年6月6日、2012年2月22日、3月22日にも審議が行われていて、この日もほぼ同じやり取りが繰り返されました。この間、総務省と法務省の見解の不一致はまったく解消されておらず、『msn産経ニュース』では次のように報じられました。

【「18歳以上」選挙権、成人年齢引き下げめぐり 総務、法務省の見解対立】
衆院憲法審査会は24日、憲法改正手続きを確定させる国民投票法改正案に関する参考人質疑を行った。国民投票の投票年齢を改正法施行から4年後に「18歳以上」に引き下げることに関連し、公選法を所管する総務省が選挙権年齢と民法の成人年齢の同時改正を求めたのに対し、法務省は民法改正の必要はないと指摘して政府内の見解が対立した。
総務省の安田充選挙部長は、選挙権年齢について「民法の成人年齢や、少年法の適用対象年齢と一致することが適当だ。主要国(G8)では原則として一致している」と主張した。
これに対し法務省の萩本修官房審議官は「公選法引き下げを民法より先行させた他国の例はあり、必ずしも一致させる必要はない」と反論した。別の法務省幹部は少年法についても「直ちに引き下げる必要はない」と述べた。

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この問題について、国民投票法では附則第3条に「国は、この法律が施行されるまでの間に、年齢満18年以上満20年未満の者が国政選挙に参加することができること等となるよう、選挙権を有する者の年齢を定める公職選挙法、成年年齢を定める民法その他の法令の規定について検討を加え、必要な法制上の措置を講ずるものとする」と規定されています。

改定案ではこれが削除される代わりに、7つの提出会派(自民、民主、維新、公明、みんな、結い、生活)に新党改革を加えた8党が合意した『確認書』に、「選挙権年齢については、改正法施行後2年以内に18歳に引き下げることを目指し、各党間でプロジェクトチームを設置することとする」という項目が掲げられました。
しかし、2年以内に選挙権年齢を引き下げるつもりなら、4年間は投票権年齢を20歳以上とするという内容の国民投票法の改定を先行させる必要はありません。

民法や少年法も含めて関係省庁の姿勢も相変わらず及び腰で、「選挙権年齢の引き下げについて、総務省としては、立法府において結論が出された場合には、それに基づき、適切に対応してまいりたい」、「法務省としては、憲法審査会における議論の状況や、今後各党間で組織されるプロジェクトチームにおける検討状況等を注視しながら、成年年齢の引き下げに向けた環境整備に努めてまいりたい」などと、まるで他人事のような発言を繰り返していました。

集団的自衛権の行使容認をめぐって

審査会は1時間ほどの休憩をはさんで13時すぎに再開、午後は7党の法案提出者(自民党が2人、他党は1人ずつで計8人の委員)に対する質疑が、16時すぎまで行われました。8党から1人ずつの委員が各20分(共産党の笠井亮氏のみ45分)の持ち時間で提出者とやり取りするという、1週前の17日(木)の審査会とまったく同じ形式の審議でした。

このため、目新しい論点はほとんど提起されませんでしたが、そんな中で長妻昭氏(民主)が興味深い問いを投げかけました。それは、「今回の改正案の成立によって、国会の発議があれば国民投票ができるようになる。それにもかかわらず、今、安倍政権は集団的自衛権の行使を憲法の改正でなく解釈変更で容認しようとしている。このことについて与党と民主党の提案者はどう思っているのか」というものでした。

これに対する各党の提案者の回答が、『NHK NEWSWEB』で以下のように報じられています。

【集団的自衛権行使容認には憲法改正が必要】
自民党の船田・憲法改正推進本部長は集団的自衛権の行使について「憲法9条の改正によって認めるのが望ましい姿であるが、相当な時間がかかる。わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増すなか、当面は憲法解釈の変更で対応せざるを得ず、その場合でも極めて限定的に行うことが適当だ」と述べました。
民主党の枝野・憲法総合調査会長は「内閣が、諸条件の変化などを考慮して憲法解釈を変更する余地のあることは否定しないが『集団的自衛権の行使は憲法9条に違反し、許されない』という長年定着した解釈を正面から否定し行使を容認することは許されない。行使できるようにしたいのであれば憲法を改正すべきだ」と述べました。
公明党の北側・憲法調査会長は「『憲法9条のもとで集団的自衛権の行使は禁止される』という政府見解は長年国会で歴代政権が繰り返し答弁してきたもので、尊重しなければならない。この見解をとらないのであれば国民の理解を得て変更していくべきであり、筋としては憲法改正が適切だ」と述べました。

長妻氏は、政権与党の公明党(北側一雄氏)から解釈改憲反対の言質を取ったことになります(枝野幸男氏も同様の見解を表明しましたが、それが民主党の総意であるかどうかはわかりません)。それにしても、船田元氏までが「わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す」という言葉を何とかの一つ覚えよろしく発言する自民党のありようには、あらためて空恐ろしいものを覚えました。

自民、公明、民主の「ご都合主義」

審査会の中でただ1党、改定案に異を唱えている(と言うより、国民投票法そのものに反対している)共産党の笠井亮氏は、今回の改定案の内容が現行法制定時に自民党等が主張していた考え方と食い違っていることを指摘して、この日も船田氏(自民)や枝野氏(民主)に食い下がっていました。

『しんぶん赤旗』(ウェブ版)の記事を紹介しておきます。

【改憲ありきのご都合主義 手続き法改定案】
日本共産党の笠井亮議員は24日の衆院憲法審査会で、改憲手続き法改定案について質問し、現行法審議の際に、自民、公明、民主が示していた年齢問題や国民投票運動に関する基本的な考え方を変更していることを指摘し、「改憲先にありきのご都合主義だ」と批判しました。
改定案は、投票権年齢を法施行4年後に18歳にするとしていますが、選挙権年齢、成人年齢の引き下げは期限を決めず先送りしています。笠井氏は、現行法を審議した2007年当時、法案提出者が「成年年齢、選挙権年齢、投票権年齢を一致させて18歳にする」と述べており「明らかに考え方を変えている」とただしました。
船田元議員(自民)は「そろっているのはあくまで理想」と答弁。改定案で選挙権年齢の引き下げ期限を設けなかったことも「ストッパーをかけるとさまざまな行動の制限ができてしまう」と開き直りました。
笠井氏は「ただ改憲手続き法を動かせるようにしたいというだけだ」と厳しく批判。手続き法の審議では、「できるだけ多くの公務員に投票運動を保障する」としていたにもかかわらず、改定案では、裁判官などの国民投票運動を新たに禁止し、公務員が労働組合など組織を使って行う国民投票運動を規制することまで検討する内容になっているとして、「国民の権利を何だと思っているのか」と批判しました。
船田氏は、裁判官などについて「新たに問題として発生してきたので、今回禁止した」と答えました。

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次回の憲法審査会は、連休をはさんで5月8日(木)に設定されています。この日も午前、午後の開催が予定されていて、午後には採決が行われるのではないかと言われています。
『msn産経ニュース』によれば、「自民党の石破茂、公明党の井上義久両幹事長らは23日、都内で会談し、憲法改正手続きを確定させる国民投票法改正案について、5月9日の衆院本会議での採決を目指す方針で一致した。与党は22日の衆院憲法審査会幹事会で5月8日の審査会採決を提案。共産党を除く野党は異論を唱えておらず、同日中に審査会で採決され、9日に衆院を通過する公算だ」ということです。(G)

●次回の衆議院「憲法審査会」の予定

日時:5月8日(木)9:00~(午前3時間、午後2時間くらい)
案件:「日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案」
 *午前(参考人質疑)
  ・9:00~10:00 参考人4名予定
   ・田中治彦(上智大学総合人間科学部教育学科教授)
   ・南部義典(元慶應義塾大学大学院法学研究科講師)
   ・中川悟(日本自治体労働組合総連合書記次長)
   ・水地啓子(日本弁護士連合会副会長)
  ・10:00~12:00 質疑

 *午後(対提出者質疑)
  ・14:00~予定 自民維公み結共生社(委員外)
    (この日、「改正案」の採決が想定されている)

 ▲傍聴希望者は、5/7(水)昼までに百万人署名運動事務局までご連絡下さい。
    メール  million@mqc.biglobe.ne.jp
    電話/ファックス  03-5211-5415




 









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