3月3日、札幌で「憲法改正問題の現況」をテーマに第31回北海道宗教者懇談会が開催され、平和遺族会全国連絡会議代表の西川重則さんが「安倍内閣と私たちの課題-戦争のできる改憲・悪法の実態を問う-」と題して講演しました。日本基督教団北海教区、真宗大谷派北海道教区など4者が主催したもので、一日共闘的な交流会ということでした。道内各地から50人ほどの参加がありました。
西川重則さんは、安倍政権の靖国参拝強行に至るまでの歴史を、1974年の靖国法案での暴走から2013年の特定秘密保護法案での暴走として振り返った上で、1932年の柳条湖事件を当時の天皇が称揚して侵略戦争を拡大したように、天皇制イデオロギーが政治と結びついた時の危険性を鋭く指摘しました。
同時にこの過程は、二度と侵略戦争を許してはならないという遺族をはじめとした人民の闘いの歴史であることを明らかにし、ご自身の重慶大爆撃の遺族との交流の積み重ねを紹介して、国境を越えた理解と連帯が可能であることを強調しました。
質疑では、若い僧侶の方が、「安倍の暴走に愕然とする、これからどうしたらいいのか」と問うのに対して、西川さんは「改憲阻止・戦争阻止は、日中の労働組合と民衆の国境を越えた連帯で可能だ」と答え、ほとんど全員が宗教者という参加者を前に、労働組合の果たす決定的な役割を強調して講演全体を結んだのが印象的でした。
私は、西川さんが講演するということを直前に聞いて、年休をとった労働者の仲間とともに参加しました。その仲間は、地区労時代に砂川市の違憲訴訟を支援したことがあり、訴訟の中心を担った牧師の方と再開できました。また、実家が檀家となっていて、経をあげてくれている僧侶の方ともばったりと、意外な出会いの連続に驚いていました。
私も星野文昭さんを取り戻す運動を応援してくれている牧師さんたちにあいさつすることができました。何よりも地元の百万人署名運動会員の参加ということで、西川さんが喜んでくれたのが非常にうれしかったです。(北海道の賛同人 S)
西川重則さんは、安倍政権の靖国参拝強行に至るまでの歴史を、1974年の靖国法案での暴走から2013年の特定秘密保護法案での暴走として振り返った上で、1932年の柳条湖事件を当時の天皇が称揚して侵略戦争を拡大したように、天皇制イデオロギーが政治と結びついた時の危険性を鋭く指摘しました。
同時にこの過程は、二度と侵略戦争を許してはならないという遺族をはじめとした人民の闘いの歴史であることを明らかにし、ご自身の重慶大爆撃の遺族との交流の積み重ねを紹介して、国境を越えた理解と連帯が可能であることを強調しました。
質疑では、若い僧侶の方が、「安倍の暴走に愕然とする、これからどうしたらいいのか」と問うのに対して、西川さんは「改憲阻止・戦争阻止は、日中の労働組合と民衆の国境を越えた連帯で可能だ」と答え、ほとんど全員が宗教者という参加者を前に、労働組合の果たす決定的な役割を強調して講演全体を結んだのが印象的でした。
私は、西川さんが講演するということを直前に聞いて、年休をとった労働者の仲間とともに参加しました。その仲間は、地区労時代に砂川市の違憲訴訟を支援したことがあり、訴訟の中心を担った牧師の方と再開できました。また、実家が檀家となっていて、経をあげてくれている僧侶の方ともばったりと、意外な出会いの連続に驚いていました。
私も星野文昭さんを取り戻す運動を応援してくれている牧師さんたちにあいさつすることができました。何よりも地元の百万人署名運動会員の参加ということで、西川さんが喜んでくれたのが非常にうれしかったです。(北海道の賛同人 S)