許すな!憲法審査会

「とめよう戦争への道!百万人署名運動」ブログを改めて、改憲の憲法審査会動向をお伝えしていきます。百万人署名運動は、「改憲・戦争阻止!大行進」運動に合流しました。

2013年07月

7月12日(金)、官邸前金曜行動に参加する前に文科省前に向かった。ここで5月31日(金)から毎週金曜日の夕方に、朝鮮学校の卒業生たちが「高校無償化制度を朝鮮高校に即時適用することを求める」行動を行っていると聞いたからだ。

文科省前に着いたときには、すでに抗議行動は始まっていた。

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学生たちは、かわるがわるマイクを取り、思いのたけを文科省幹部らにぶつけていた。

「私たちは朝鮮学校の卒業生です。朝鮮学校への差別制度に反対するためにここに集まりました。朝鮮人が朝鮮人らしく、人として生きることは、私たちの当然の権利です。」

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「私たちの声が聞こえますか?この悔しさ、むなしさがわかりますか?朝鮮学校への無償化適用を求めて街頭署名にたち、いやがらせがあってもまっすぐ立ち続ける学生の思いを、どれだけわかっていますか?私たちは、当然の権利を得るその日まで、闘うことをやめません。」

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「日本は植民地支配によって朝鮮人を強制連行し、関東大震災のときには多くの朝鮮人を虐殺した。こうした植民地主義が戦後も続いているから、差別がまかり通っている。」

「日本政府は、こうした歴史を子どもたちに正しく教えるべきだ。朝鮮学校への差別をやめること、一日も早くこの問題を解決することが、この国が良くなる一歩です。」

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「私たちの心の声、怒りの叫びが聞こえますか?差別のない社会をつくっていくために、明るい日本のために、後輩たちが心おきなく民族教育を受けられるまで、闘い続けます。」

「おじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさんによって守られてきた朝鮮学校を、私たちも守っていきたい。」

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この日が連続行動の最後の日で、朝鮮大学の多くの学生たちが参加していました。後輩たちに自分たちの悔しさを味あわせたくないという思いがひしひしと伝わり、こうした若者ととも日本社会を変えていかねばと痛感しました。「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会の人々など支援もかけつけ、約500人ほどの大行動となりました。(S)


●アピールとシュプレヒコールの間に何回もうたわれた歌を紹介します。

「声よ集まれ、歌となれ」

1.どれだけ叫べばいいのだろう
 奪われ続けた声がある
 聞こえるかい?聞いているかい?
 怒りが今また声となる
 ソリヨ モヨラ ノレヨ オノラ
 声よ集まれ 歌となれ
 トンムヨ モヨラ ノレ プルジャ
 声を合わせよう ともに歌おう

2.聞こえないふりに傷ついて
 かすれる叫びはあてどなく
 それでも誰かと歌いたいんだ
 一人の声では届かない (だから)
 ソリヨ モヨラ ノレヨ オノラ
 ふるえる声でも 歌となる
 トンムヨ モヨラ ノレ プルジャ
 声を合わせよう ともに歌おう

 ソリヨ モヨラ ノレヨ オノラ
 ただ当たり前に生きたいんだ
 トンムヨ モヨラ ノレ プルジャ
 ただ当たり前に歌いたいんだ

3.いますぐその足をどけてくれ
 4.24(サ・イサ)の怒りがよみがえる
 踏まれもくりかえし立ち上がる
 君といっしょならたたかえる
 ソリヨ モヨラ ノレヨ オノラ
 声よ歌となれ 響きわたれ
 トンムヨ モヨラ ノレ プルジャ
 声を合わせよう ともに歌おう












7月11日(木)夜、杉並区高円寺の「座・高円寺」で「なにがなんでも全原発廃炉 7.11東京集会」が開かれました。会場満杯の350名が参加し、政府の原発再稼働攻撃に対して「なにがなんでも全原発廃炉!」をたたきつけました。

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まず、動労水戸の石井委員長が連帯のあいさつ。
原発被災地管内で常磐線や水郡線で働く動労水戸の労働者は、2011年10月から今日まで、広野駅で被災し放置された放射能汚染まみれの列車K544を動かす仕事を拒否してストライキで闘ってきました。
現在はこの列車を郡山工場に搬送することを強制されていて、動労水戸はこの集会翌日の7月12日から3度目のストライキに入るということでした。

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石井さんは「広野駅は駅員が一人いるほか、人っ子一人いない。周辺も3.11のままだ。でもこの地域一帯は次々と警戒区域を解除している。除染をしたから地域に戻れと強制するために列車を動かすのだ。とんでもない。」「JR会社や政府・東電が言うことに唯々諾々と従っていたら労働者は殺されてしまう。労働者・労働組合が声をあげなかったら何も問題にならない。動労水戸は断固闘っていきます。」と力強くアピールしました。

主催者からは、NAZEN事務局長の織田さんが発言。
NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)は昨年8月5日に広島で、原水禁、原水協に替わる原則的に闘う反原発運動をつくろう結成された。原発廃炉の方針をしっかり確認し、保養運動にも取り組もう、労働組合の闘いと結んで反原発闘争を闘おう、と訴えました。

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特に、6月にドイツを訪問して学んだ点について触れた内容が印象的でした。
「言葉は通じなかったけれど心は通じる、話は通じる。ゴアレーベンでも原則的に闘っている者同士の明るさ、強さを共感できた。
また、ベルリンでの集会で討論になったとき、動労水戸のストライキ闘争の映像を流し、労働者の団結した力でこの社会を変えられる、原発をとめられる。ここにいる一人一人が社会を変える主人公で自分が何をできるかということで討論しようと訴えたら、そうだ!と共感してもらえた。
最後に彼らは、ドイツでは労働者と市民が分断されていると言っていた。労働運動は労働者、環境運動は市民となっている。これらが結合して一緒に運動したときにものすごい力が発揮されるはずなんだと言っていた。それがドイツでの課題であり、もちろん日本での課題でもあり、それを実現していくことを確認しあった。NAZENがやるべき中身がここにあると思う。」と。

ふくしま共同診療所について杉井医師から報告がありました。
杉井さんは、①現在の福島の状況 これからどうなるか? ②開設した「共同診療所」の現在とこれから ③私たちはなにをしなければならないか、の3点にわたって述べられ、原発事故に対する憤りと医者の苦悩といらだちを正直にあらわされました。

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現在の福島の状況は、一言で言えば“安心”“安全”キャンペーン一色。親も子どももその中にさらされ、甲状腺がんの発症もどんどん高くなっているのに、心配ないと片付けられている。いろいろのウソが言われている。医者として本当に悲しい。
県民は、「安全っていうけど本当でしょうか」「ここで生活していいのですか」と聞いてくる。

共同診療所は本来、あること自体が不幸なんだ。親や子どもたちの「不安」に向き合いどうしたらいいかをともに考えていくこと。不安を助長したり、過剰診療にならないように努めていく。
必要なことは避難、保養、医者の順だ。

福島の人たち、子どもたちを長きにわたって、20年でも30年でも見守ること。さまざまな矛盾のためにも診療所の役割がある。私たちは福島県民と子どもの健康を守らなければならない、それに尽きる、と。

このあと、東京各地でNAZEN運動を取り組む人々からも元気な報告がありました。(T)

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今日(7/8)、ついに原発の「新しい規制基準」が施行されました。待ってましたとばかりに、各電力会社が原子力規制委員会を訪れ、再稼働のための申請を行いました。
この日に申請を行ったのは、北海道電力(泊原発)、関西電力(大飯・高浜原発)、四国電力(伊方原発)、九州電力(川内原発)の4電力会社。テレビニュースでそれらの人々の言動を見るにつけ、その鉄面皮にあきれるばかりです。

この日、六本木にある原子力規制委ビル前では、早朝から抗議行動が行われ参加してきました。100人近い人々が集まり、「福島を忘れるな!」「再稼働に絶対反対だ!」と訴えました。

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規制委が入っている六本木ファーストビル。

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原発立地地域からも代表者がかけつけ、抗議のアピール。
北海道からは泊原発に反対する人々がグループで参加していました。

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福井、愛媛、鹿児島、佐賀、福島からもアピール。

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原発さよなら四国ネットワークの女性は、「四国電力のみなさん、すぐに四国に帰ってください。ふるさとを守ってください。未来を守ってください。」と訴えました。

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また、この日の行動を呼びかけた再稼働阻止全国ネットワークが抗議の申し入れを行いました。原子力規制委員会の広報課の長谷川さんが対応。、「新基準=再稼働基準」の施行は許されない!と文書で申し入れました。

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原子力規制委は今後、申請された原発の審査作業を半年ほどかけて行い、その後、政府の判断を経て再稼働へとなるとのこと。。
福島からかけつけた女性は、3.11前の2年間で福島での「震度4以上の地震」は4回だったのに、3、11後の2年間では144回になっていると言ってました。福島の危険な状況は続いています。原発に安全はありません。原発立地現地とつながって、再稼働を何としてもとめましょう。(S)

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昨日(7/5)も首相官邸前金曜行動に行ってきました。いつものように官邸前から伸びる歩道でデモコールをしていたら、通りかかった友人が「山本太郎さんが国会正門前の方に来るらしいよ」教えてくれました。

山本太郎さんは今回の参議院選挙で東京選挙区から立候補しています。

それでは!ということで国会正門前に行ってみました。
国会正門前も反原発コールが響き渡っていました。

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まもなく、山本太郎さんが登場。
太郎さんは、原発をとめるに、「日米原子力協定が問題なんだ」と強く訴えていました。
そして、今回の選挙で反原発勢力が大きく登場していこう!と呼びかけました。

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そのあと、広瀬隆さんや北海道で泊原発に反対している女性らが次々と発言。原発をとめるために今回の参院選で政治を動かす力をつくろうと訴えました。

首相官邸前にもどると、仲間が増えていました。

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七夕の飾りをつけた笹の葉や手作りのグッズでアピール。

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たんぽぽ舎のコーナーも賑やかでした。

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経産省前では8時半を過ぎても抗議行動が続いていました。
最後のコールは「みんなが立ち上がれば、変えられる!」でした。

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まずは、反原発・反TPP・反改憲の一票を増やしましょう!(S)












今日(7/3)、14時から、動労千葉らの第2回目の「強制出向無効確認訴訟」がありました。また、これに先立って13時から「解雇撤回・JR復帰の判決を求める署名」の提出・申し入れ行動があり、かけつけました。

動労千葉・鉄建公団訴訟で東京地裁・白石哲裁判長は、昨年6月29日の判決の中で「国鉄分割・民営化に反対する組合員を不当に差別する目的で名簿不実記載基準が策定され、採用候補者名簿に載せなかったのは不法行為」とし、「名簿不記載基準が策定されなければ、原告らは採用候補者名簿に記載され、その結果、JR東日本に採用されたはず」と明記し、「名簿不記載」を不当労働行為と認定しました。

ところが、東京地裁はこの不当労働行為があったことを認めながら、金銭解決を相当とし「解雇撤回・JR復帰」を認めなかったのです。

動労千葉は直ちに控訴。高裁で、この「名簿不記載基準」を策定した張本人の当時職員局次長だった葛西敬之氏(現JR東海会長)らの証人採用を要求しました。
しかし、東京高裁・難波裁判長は5月8日にこの申請を却下し、事実調べを一切せずに結審を強行してきたのです。

難波裁判長は審理を再開し、証人調べを行え!と、抗議の声を大きく叩きつけました。

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動労千葉・田中委員長らが署名提出に向かいます。

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不当労働行為を認定した東京地裁・白石裁判長はその後更迭され、右陪席も青森へ飛ばされる異例の事態が発生しているそうです。砂川事件の伊達判決を思い起こさせます。

この裁判は、一方的に9月25日が判決と通告されていますが、真実を押し隠すための裁判など認められません。
「国鉄分割民営化」が闘う労働組合をつぶすための国家的不当労働行為にまみれたものであり、動労千葉らの不屈の闘いによってその決定的な証拠が暴かれているのです。
逃げまわる犯罪者、それに手を貸す東京高裁に抗議の大きな声を寄せましょう。
8月に第3回目の署名提出・要請行動が予定されています。ご協力を!(S)

●解雇撤回・JR復帰の判決を求める署名用紙はこちらから
→http://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3/%E8%A7%A3%E9%9B%87%E6%92%A4%E5%9B%9E-jr%E5%BE%A9%E5%B8%B0%E3%81%AE%E5%88%A4%E6%B1%BA%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%99%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99


14時からの「強制出向無効確認訴訟」に向けても、裁判所前でアピール集会がありました。
動労千葉の長田書記長は、「外注化が蔓延しているが、これと闘ってこなかった労働組合の責任は大きい。自分たちはいっしむくいたいという思いで集団訴訟を起こした。めちゃくちゃな出向協定を許さない。」と檄を発しました。

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