とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2012年09月

9月11日に、経産省前にテントが建ってから1年という記念すべき日を迎えました。また、この日は「未来を孕むとつきとおか」の女たちのテントアクションの記念の日でもありました。

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テント前で開かれた記念集会には福島からバスで福島の女たちもたくさん参加。佐藤幸子さん、黒田節子さん、木田節子さんらの元気な姿もありました。
テントを代表して淵上太郎さんが発言。「このテントを建てたとき、誰もテントが1年も存続するとは思わなかった。なぜここまで続いたのか? それは、3.11以後、福島で、何ひとつ原発事故の問題が解決していないからだ。だからテントは存続する。これは正義のテントであり、道理のあるテントだ!」と高らかに宣言しました。

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「とつきとおかのテントひろば行動」提唱者の椎名千恵子さんも、「とつきとおか」を振り返って感慨深く語りました。「いろいろな経験をつんだ年配の人々と若い層の新たな人々が輪のようにつながって、拡がって第二テントは美しく、活き活きした明るい空気に充ちています。」 そして、「また、次の孕みが始まっている」と。

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武藤類子さんも、「テントひろばは、存在することで抵抗する新しい形態の運動」と語り、また「福島では復興の名の下に原発被害が風化させられようとしている。福島原発告訴団を全国1万人をめざし、間違った道を直していきたい」と不屈の決意を語りました。

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鎌田慧さんもかけつけ、テントの存在とたたかいに敬意を表しました。また「日仏米の原子力産業の巻き返しを跳ね返そう」と訴えました。

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椎名さん「ご苦労さま」でした。

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また、1分間アピール、かんしょ踊りでの経産省包囲等とイベントアクションは続きました。

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記念集会の前段で、うたや踊り、「再稼働是非」で国会議員を糺すアンケートの記者会見などがありました。
ジンタらムータの演奏とうたはすばらしかったです。

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おそろいの衣装で、かんしょ踊り

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また、毎週金曜日に、テント前でレイバーネットTVがニュースの実況中継を始めることが発表されました。楽しみですね。(S)

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9月10日~11日にかけて、徳島県阿南市での陸自14施設隊の夜間武装行進訓練に反対して抗議行動に行ってきました。
午後9時、小銃、弾帯、迷彩服、無灯火、バズーカ砲(?)で武装した部隊が90名、基地正門を出発。しかし、彼らは一歩目から、私たちの反対のシュプレヒコールを浴びることになりました。

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…さらに、夜の10時にもかかわらず、県内から100名をこす労働組合、市民団体が結集して、やっさもっさしながら、小休止ポイントの「道の駅」で待ち構えています。そして、自衛隊員たちが現れると、労組旗、横断幕、プラカードで、グルッと包囲してしまいました。

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「武器を捨てろ」、「戦争反対」などの声と共に、「自衛隊員も労働者とおんなじや!」「金持ちのために戦争に行ったらあかん!」「若い君らを戦争に行かせようとする奴らからは、ワイらが守ったるでぇ!」「仙谷の命令をきいたらあかんよ。」「放射能汚染に一緒に反対しよう」など、大いに盛り上がりました。暗闇の隊員からも、白い歯がこぼれました。
自衛隊父兄会と思われる数人が、「日の丸」を持ってきて、しきりと叫んでいました。「尖閣を守ってくれてありがとう。自衛隊頑張れ」。でも完全に無視されていました。

     2012年9月11日付徳島新聞
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夜間武装訓練とは、自衛隊幹部の狙いとしては、政権に異をとなえる民衆に、銃をむけさせるための凶暴な治安出動訓練です。しかし、それはこちら側の取り組み方によっては、アラブで起きているような、自衛隊そのものの、大きな分岐を作り出していくものであるといえます。問われているのは、私たち運動の側次第だ!と思いました。
前日の沖縄、国会前のオスプレイ反対行動と一体で、とりくめたと思います。(徳島県連絡会事務局)

●10日の昼間に、百万人署名運動で陸自徳島駐屯地第14施設隊あてにFAXで抗議の申し入れをしました。

陸上自衛隊 徳島駐屯地 
第14施設隊 御中
申し入れ書
                        2012年9月10日
                  
  とめよう戦争への道 
百万人署名運動 徳島県連絡会

私たちは、ふたたび戦争を繰り返させないというつよい思いで、幅広い人々が力を合わせて平和運動に取り組んでいる団体です。

本日の陸自14施設隊による、夜間徒歩行進訓練に対し、強く反対し、中止をもうしいれます。
おりしも、領土争いをあおり立て、日・中・韓の私たち民衆を対立させるような発言が石原都知事、橋下大阪市長などによって繰り返されています。

これと連動して、新型軍用機のオスプレイが沖縄、岩国に配備されようとしています。軍用ヘリでは届かない釣魚台や独島、さらに38度線、上海をもその攻撃範囲に収めるオスプレイの配備は、戦争準備そのものです。
しかし、私たち99%の労働者の生活に領土争いでの対立など全くありません。
日・中・韓の労働者・民衆に対立を持ち込むような政府の行動には、全面的に反対していきます。

とりわけ、本日の無灯火で、戦闘服、小銃を装備しての行進は、公表されている目的とは全く無関係の戦争のための訓練であることは明らかです。

徳島全域を軍事の街にするようなことは、絶対に行わないで下さい。
                               以上








9月9日(日)、広島県連絡会は、沖縄県民大会に連帯して同時行動を行いました。現在オスプレイが駐機している岩国に19名が駆けつけ、抗議行動、街宣、集会、デモと、一日行動になりました。

私たちは、県民大会・国会前行動と同じ午前11時に米軍岩国基地ゲート前に登場し、「オスプレイはいらない!」と抗議の声をあげました。広島の県北地方は米軍が常時低空飛行訓練を行っている地域です。ブラウンルート(エリア567)と呼ばれている飛行区域で、北朝鮮の山岳地方モデルだと言われてます。2004年には、米軍ヘリが小学校に緊急着陸したこともあります。低空飛行をなんと地上60メートルの距離で行うことや、10月にはオスプレイの訓練も開始するということも言われています。飛ぶたびに事故を起こすような欠陥機オスプレイは沖縄にも岩国にも、日
本中のどこにもいりません!いえ、世界中のどこにもいりません!

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ゲート前で私たちが抗議の声をあげはじめるや否や、岩国署の警察官がやってきました。しかもどんどん警察の数が増えてきます。この日の抗議行動にそなえて待機していたのです。私たちはますます怒りに燃えて弾劾しました。そして同時に、基地内で働く労働者に、共にたたかおうと呼びかけて、ゲート前行動を終えました。

続いて岩国駅前で街宣です。岩国駅は広島市内と比べるとやはり人通りは少ないですが、ビラを受け取り署名に応じてくれる率は非常に高いです。通る人の7割ぐらいが署名してくれたのではないか、と思えるほどです。沖縄・憲法署名が60筆集まりました。

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その後、午後2時からは、「9.9沖縄連帯“艦載機もオスプレイもいらない!”岩国集会」(主催:集会実行委員会)に参加しました。

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集会後は、戦闘的デモへ。デモ隊は500名近くいたと思います。
岩国駅近くの会場を出発し、オスプレイが見える堤防道路まで行きました。肉眼で見るのは難しかったのですが、オスプレイが格納庫から出て、プロペラを開いて待機状態にあるのが(ズームレンズなどを通して)見えました。

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実際にそのオスプレイが訓練を始めたら、岩国はもちろん広島~島根も含め、危険と騒音が増大します。森本防衛大臣はオスプレイに搭乗して喜んでみたり、さらには政治家や報道関係者を体験搭乗させればいいなどと、ふざけたことを言っています。冗談じゃありません。

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沖縄、岩国、全国の怒りの声と行動で、米軍で働く労働者や兵士とつながって、中国・北朝鮮を狙うオスプレイ配備を阻止していきましょう!(広島県連絡会 谷口恭子)












9月9日(日)午前11時、沖縄県民大会開始と同時刻に、国会正門前で「同時アクション・国会包囲」が始まった。沖縄・一坪反戦地主会ら同時アクション実行委員会が呼びかけたものだ。「官邸前金曜行動」から、この国会正門前に集まるのが普通になったが、これも60年安保以来のこと、新たな大衆運動の始まりを象徴しているようだ。
この日も、強い日差しの中多くの人々が集り、正門前(といっても、すぐ前の歩道は警察の人以外は入れず、交差点をはさんだ歩道)は身動きがとれない状況だった。

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沖縄県人会の人や、前田哲男さん(ジャーナリスト)、尾形憲さん、上原成信さん(一坪反戦地主関東ブロック)らがアピール。途中で沖縄県民大会が10万人を超す大結集をしていることが報告され、この沖縄県民の怒りとつながって、オスプレイ配備に反対しようと思いを強くした。
高橋哲哉さん(東大教授)も「本土でこそ、基地撤去の大きな声をあげよう」と呼びかけ、主催者も「今日の行動を出発点にしよう!」と訴えた。

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正午からは国会包囲で移動、約1万人で国会包囲を成功させた。

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参加者それぞれが、沖縄県民大会に連帯して声をあげた。
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百万人署名運動では9月9日は、沖縄県民大会と国会包囲への参加、そして、全国各地で県民大会と連帯してオスプレイ配備反対の街頭宣伝に立とうと呼びかけていた。
東京では、午後2時30分から有楽町のマリオン前でビラまき署名活動をおこなった。

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この日にオスプレイ反対の沖縄県民大会が行われていることを知らない人も多く、ビラを受け取る人も決して多いとは言えなかったが、沖縄県民大会に10万人を超える人々が参加していること、1万人で国会包囲を行ってきたことを報告し、危険なオスプレイ配備に反対しようと訴えた。
沖縄出身のAさんもマイクをとり、「オスプレイ配備は戦争への道、私たちみんなの問題だ。原発も基地もいらない社会をつくろう」と熱烈に訴えていた。

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3時に署名活動を終え、片付け始めたところへ「オスプレイ配備反対!」のノボリ旗を見て署名机に2人連れの方が駆け寄ってきて署名。ゆっくりお話はできなかったが、沖縄のたたかいに思いを寄せる人々との出会いはいつもうれしい。この夜のテレビニュースで映し出された宜野湾海浜公園を埋め尽くす沖縄県民の姿はとても力強かった。(S)














8月31日(金)、都教委包囲・首都圏ネット主催で、10・23通達による「君が代」処分以来9回目になる抗議行動が行われました。今年は都教委への抗議・要請行動が軸になりました。
午後4時、うだる暑さの中、都庁第二庁舎前に集まり、主催者から当日の行動についての意義の確認と説明が行われました。その中で、現在の野田内閣の原発再稼働・持続まっしぐらの政策に対して、首相官邸前での抗議行動が根づいていること、その一方で、石原の「尖閣」買取や、「実効支配」をあおり戦争挑発をすることに私たちは反対をしていかなければならないことが言われました。

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シュプレヒコールの後、直ちに、参加者の大半が、第二庁舎10Fの会議室向かいました。
都教委要請行動は、いつものように、抗議の相手である人事部などの職員に対してではなく、教育庁教育情報課の波田課長と係長に対して行われました。
抗議・要請は以下の9団体と1個人が行いました。
①都教委包囲ネット、②高嶋伸欣琉球大学名誉教授、③町田市立学校教職員組合、④「君が代」不当処分を撤回させる会(東京教組)、⑤岬の会(大嶽行政評価裁判)、⑥米山さんの「君が代」解雇を許さない会、⑦予防訴訟をすすめる会、⑧学校と地域を結ぶ板橋の会、⑨近藤順一累積加重処分撤回、⑩河原井・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会。
いずれも、今なお続く「処分」行政を激しく糾弾し、処分の撤回を求めました。その日の朝に行われた、田中聡さんへの「再発防止研修」の理不尽にも抗議しました。

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今回の都教委要請行動には高嶋伸欣さんも要請文を持って参加されました。都教委が2001年から採択した扶桑社の教科書の誤記を訂正せずにいることを謝罪し、かつ、「恥じ宣言」を出すことを要求しました。
要請が終わった時点で、波田課長(写真下の右側の人。この人は人事異動で今回初めて要請団の前に現れた)に対して、今回の要請をどう受け止めたか、これから要請書をどのようにをするのかを質問したら、これには応えず、部下の係長に答えさせました。波田さん自身が答えろという声に対しても「事務的に処理します」と繰り返すばかりでした。「それが教育行政にたずさわるもののやることか」と糾弾もされましたが、「これで終わります」と出て行きました。本当に許せない態度でした。

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午後5時45分に、再び第二庁舎前に集まり、要請行動の様子が報告されました。さらに高嶋さんは、「はじめてみんなと一緒に要請行動をした。これからも一緒に闘いたい」と言われました。

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その後、主催者から大阪の橋下の教育への弾圧条例、公務員への弾圧条例党、大阪の厳しい状況についての報告がありました。さらに、大阪からかけつけた被処分者佐藤さんが、大阪での闘いについて報告しました。
佐藤さんは「処分された教員7名で府の人事委員会に提訴した。「ザザ」という組織を作って活動してる。私は卒業式に『日の丸の強制に反対します』と言って座った。職務命令は出ていなかった。入学式には職員室待機の職務命令が私一人だけに出た。教委は4人来ていて、式場に入ることを阻止された。その中に元同僚がいたが、表情も変えずに私の前に立ちはだかった。処分のための事情聴取を拒否したら、教育長の職務命令が出た。校長はそれを授業中にもって来て、子どもの前で、『これを受け取るのがあんたの今の仕事だ』と言った。教育ではありません。それが『日の丸』であり、『君が代』なんだと思います。」と発言しました。

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最後の最後に水道橋での再発防止研修後に職場に戻っていた田中聡さんがかけつけました。「本日午前中に再発防止研修がありました。内容は服務指導、受講報告書の作成、研修部長訓話の3つで2時間でした。私に対する再発防止研修は、今年度、4月に研修センターで1回、5月に1回、学校で校長によって20回、学校に指導主事が来て3回、そして本日です。」
「今日は研修報告書を書かされ、いままでの一連の研修のまとめであるということでした。訓話では「日の丸・君が代は教師が起立することによって児童に範を示す、それが職責。これは学習指導要領であることで法令と同じ。これは憲法違反ではない。」と言われた。「研修を踏まえて、今後職務命令が出たらどうするか」とも言われたので、私は「命令が思想良心の自由に反するのであるなら、起立することは出来ないし、同じような結果にならざるをえない」と答えました。ご支援、激励ありがとうございましたと発言。

これからも、何回になろうと都教委による処分がなくなるまで「都教委包囲行動」は続けられます。
今年からの再発防止研修はいままでとは質的に違う激しいものです。「再発防止研修を積み重ねたけれども反省がなかった」と都教委が判断すれば分限で処分するという仕掛けにっています。処分を阻止するためにどうしたらいいかを考えみんなで闘っていきましょう。(T)









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