とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2012年02月

 宮城県連絡会は2月18日、仙台市内で『復興・原発事故の裏で進められる改憲の動き』と題する改憲問題・学習講演会を開催しました。事務局長の西川さんに、改憲に向けて動き出した国会の現状をお話ししていただきました。
 自民党の石破などが「自衛隊が自衛戦争をやって何が悪い」「他国から攻められたらどうするのか」と憲法改悪を訴えることに対して、西川さんは日本国憲法が第2次世界大戦を受けてどのように成立したのかをハッキリさせなければならないと呼びかけました。参加者からは「民主党の護憲派はどういう状況か」「戦争を経験した自民党議員はどうなのか」といった質問が出されました。西川さんからは、例えば国旗国歌法に反対した菅・前首相が、首相になってから変節したことを石破が突いて、護憲派の動きを抑えていることが報告されました。

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学習会では東日本大震災現地救援対策本部の仲間から、『「震災復興」はどこに向かっているのか』と題するレポートもありました。大企業の「ビジネスチャンス」(村井・宮城県知事)のための震災復興と闘っていこうと分かりやすく提起されました。参加者からは、「誰かがやってくれるという風潮を変えたい。行動してみないと分からないので、ぜひ国会傍聴にも行きたい」と感想が寄せられました。
 被災地では、「復興」といって農地や漁場を大資本が奪ったり、アジア並み賃金に引き下げようという攻撃との闘いが始まっています。マスコミなどは、憲法審査会の始動に対して「改憲より復興が大事」と言って、その中身について論究されることはありません。学習会では、復興攻撃が、国のあり方そのものを変える改憲攻撃としてあることをつかむことができたと思います。
 西川さんが作成した年表は年月だけでなく、日付まで入っていてスゴイと思いました。1日の動きで戦争になったという歴史をとらえて、そうしているのだと言っておられました。まさに今、1日1日、私たちがどう考え、行動するのかが歴史を左右する時代に入ったと思っています。

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 学習会に先立って、西川さんとともに津波被害の沿岸部を視察しました。何もかも流されて更地になったことに心を痛めるとともに、「慰霊の塔」(追悼ではない!)が建てられたり、「震災復興祈願」と書かれた「日の丸」の旗が神社に掲げられていることに、警鐘を鳴らした西川さん。私たちは3・11から1周年にあたり、3・11を奇貨とする改憲攻撃とたたかい、原発再稼働を阻止することが、2万人の死に対する追悼であると改めて考えさせられた1日となりました。(宮城県連絡会・松本)

















■卒業までに!朝鮮学校に「高校無償化」実現を!3・1デモ
とき◆3月1日(木)午後6時15分~、集会後渋谷周辺デモ
ところ◆代々木公園イベント広場/*同日午後4時~5時30分、文科省包囲行動(人間の鎖)あり
主催◆「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会(tel.080-3930-4971)


■3・8国際婦人デー行動
「命より金もうけ」の社会を変えよう! 3・3女たちの東電デモ&集会

とき◆3月3日(土)午後0時30分デモ出発(正午、日比谷公園かもめ広場に集合)、午後2時~集会開始
ところ◆京橋プラザ区民館多目的ホール(中央区銀座1-25-3)
お話◆椎名千恵子さん他
主催◆3・8行動実行委(tel.042-757-4785)


■第21回「日の丸・君が代」の強制に反対する新潟県住民集会
とき◆3月3日(土)午後2時~
ところ◆鳥屋野公民館・3階講座室(新潟市中央区新和3-3-1)
講演◆伊賀正浩さん(大阪市立小学校教員)「大阪『教育基本条例』を考える」
参加費1000円
主催◆同集会実行委(tel.090-6791-8005片桐)


■中野前委員長追悼、外注化阻止・12春闘勝利、動労千葉総決起集会
とき◆3月4日(日)午後1時30分~
ところ◆千葉市民会館(JR千葉駅から東千葉駅方向へ7分、千葉市中央区要町1-1)
呼びかけ◆国鉄千葉動力車労働組合(tel.043-222-7207)


■国際婦人デー記念 3・4ヒロシマ行動
とき◆3月4日(日)午後1時~集会、3時~デモ行進
ところ◆広島工業大学広島校舎(広島市中区中島町5-7)
お話◆椎名千恵子さん(子どもたちを放射能から守る福島ネット)「福島から訴える!」
主催◆同行動実行委(tel.090-6849-1193伊豆)


■3・8国際婦人デー集会
とき◆3月7日(水)午後6時30分~
ところ◆エルおおさか本館6階(大阪市中央区北浜東3-14)
主催◆婦民全国協関西ブロック(tel.080-5325-0662)、関西労組交流センター女性部


■原発なくせ!千葉の命の水を守れ!森田知事は県民の声を聞いて!3・10ちばアクション
とき◆3月10日(土)午後1時~集会、2時~デモ
ところ◆千葉市葭川(よしかわ)公園(モノレール葭川公園駅すぐ)
主催◆原発なくせ!ちばアクション実行委(tel.043-202-7820)


■3・10原発いらない!地球(いのち)のつどい
とき◆3月10日(土)午前10時~午後8時、3月11日(日)午前9時~12時
ところ◆①ビッグアイ市民プラザ7階(郡山駅西口前)、②労働福祉会館(福島県郡山市虎丸町7-7)/*シンポ、講演会、子ども達の訴え等盛りだくさんの企画、入場無料
主催◆原発いらない福島の女たち他(tel.090-7029-5617)


■3・11原発いらない!福島県民大集会
とき◆3月11日(日)午後1時~,加藤登紀子コンサート、2時~集会、3時~行進
ところ◆福島県郡山市開成山球場(福島県郡山市開成1-5-12郡山総合運動場内、郡山駅西口より福島交通バスで「郡山市役所」下車2分)
主催◆福島県民集会実行委会員(tel.0800-800-5702福島県平和フォーラム内)


■3・11NAZEN沖縄・結成集会
とき◆3月11日(日)午後2時開場
ところ◆八汐荘・1階小ホール(沖縄県那覇市松尾1-6-1)
呼びかけ人◆佐久川政一、福地曠昭、矢ヶ崎克馬
主催◆NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)沖縄準備会(tel.0980-52-3748)


■阿佐ヶ谷市民講座「安重根(アンジュングン)と石川啄木」
とき◆3月15日(木)午後6時30分開演
ところ◆劇団展望(杉並区阿佐谷南3-3-32)
講師◆卞宰洙(ピョンジェス)さん(文芸評論家、朝鮮作家同盟)
参加費1000円(学生500円)
主催◆阿佐ヶ谷市民講座実行委員会(tel.090-8080-6860)


■八尾北・西郡決戦勝利!道州制粉砕・橋下打倒!3・18全国総決起集会
とき◆3月18日(日)午後1時~
ところ◆八尾市西郡・幸町五丁目第1公園
主催◆八尾北医療センター労組、部落解放同盟全国連西郡支部、八尾北命と健康を守る会(tel.072-999-3555)


■共謀罪再上程阻止!ダーティ捜査反対!戦争と治安管理に反対するシンポジウムⅥ
とき◆3月18日(日)午後1時~5時
ところ◆中野勤労福祉会館(JR中野駅南5分)/参加費700円(前売500円)
主催◆シンポジウム実行委(tel.03-3591-1301)


■2012年度キリスト者政治連盟定期総会記念・公開講演会
とき◆3月20日(火・休)午後2時~4時30分
ところ◆日本基督教団西片町教会・会堂(文京区西片 2-18-18)
講演◆西川重則さん(政教分離の会事務局長)「憲法改正(改悪)をめざす憲法審査会と私たちの課題」/会場費500円
主催◆キリスト者政治連盟(tel.03-3813-1085)


■さようなら原発1000万署名集約集会
とき◆3月24日(土)午後1時30分~集会、終了後パレード
ところ◆日比谷野外音楽堂(千代田区霞が関・日比谷公園内)
主催◆さようなら原発1000万人アクション実行委(tel.03-5289-8224原水禁気付)


■第3誘導路粉砕・市東さんの農地を守ろう!フクシマ連帯・原発再稼働許すな!TPP反対!軍事空港粉砕・改憲阻止! 全国総決起集会
とき◆3月25日(日)正午~
ところ◆反対同盟員の畑(千葉県成田市天神峰、JR・京成成田駅から東峰神社へタクシー2500円)
主催◆三里塚芝山連合空港反対同盟(tel.0476-35-0062)


■新橋アクション 第8弾 東電直撃デモ!
とき◆3月26日(月)午後6時30分デモ出発
集合地◆桜田公園(JR新橋駅烏森口すぐ)*5時30分~新橋駅前で街宣
主催◆原発とめろ!新橋アクション(tel.03-3778-0717)


■終わりへ! ~裁判員制度・原発と最高裁~
とき◆3月30日(金)午後6時15分~
ところ◆弁護士会館2階・クレオ(日比谷公園霞門前)
内容◆高山俊吉さんに聞く「なりふりかまわぬ最高裁」/パネルディスカッション:織田信夫さん(仙台弁護士会)、成澤宗男さん(『週刊金曜日』編集部)、齋藤裕介さん(「郵政非正規ユニオン」委員長、2012年裁判員候補者)
主催◆裁判員制度はいらない!大運動(tel.03-5510-4985)






2月23日(木)朝10時から、参議院に引き続き衆議院でも今年初めての憲法審査会が開催されました。今回は、会議の内容以前に、その開催の経緯に大きな問題がありました。どういうことかと言うと、衆院憲法審査会のホームページで開催の日時が告知されたのが前日の午後になってからであり、主権者である私たち国民がその情報を得てから開会まで24時間もなかったのです。おそらく、予算案をはじめ国会審議のスケジュールが過密になっているため、他の委員会との関係でなかなか期日を確定できなかったのではないかと思いますが、それならもっと日程に余裕ができてから開催すべきだったのではないでしょうか。
肝心の委員たちも欠席者や途中で退席する者が目立ちました。それでも私たち百万人署名運動では、急遽連絡をとりあって、西川事務局長をはじめ計4名で傍聴することができました。
余談ですが、全部で20数名の傍聴者の中には中山太郎氏(前衆議院憲法調査会会長)もいて、ちょっと驚きました。彼は途中で退席しましたが、傍聴者では唯一の改憲派だったかもしれません。

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       2007年国会前、改憲手続き法反対座り込み

今回は、国民投票法制定時の「宿題」のひとつである選挙権年齢・成年年齢の18歳への引下げについて、政府においてどのような検討がなされているかを関係省庁(内閣官房、総務省、法務省)の幹部が報告し、それを受けた自由討議(質疑、意見表明)が行われました。なお、傍聴者にも説明資料が配付されましたが、部数が足りないので半数近くの傍聴者には行き渡らず、このことも国民軽視の表れだと思います。

今回の審議のテーマは、改憲の是非や内容に直接的に関わるものではありませんでしたが、選挙権年齢の引き下げについては、これに反対した委員はなく、総務省も前向きな答弁をしていて、18歳以上の選挙人名簿はすぐに用意できると述べたことが印象に残りました。一方、成年年齢の引き下げについては、質疑を通じて、法務省が消極的であることが浮き彫りになりました。
政府では、このところ休眠状態にあった「年齢条項の見直しに関する検討委員会」を24日に再会して関係省庁間の調整を始めるとのことでしたが、幹事の山花郁夫氏(民主党)が政府部内の検討の遅れに業を煮やした感じで、「与野党で相談して政府に対していつまでにやれと期限を切って要求したらどうか」という趣旨の発言をしたのに対して、各省庁の幹部が口を揃えて「国会は国権の最高機関であり、そうした指示があればそれに従う」と答えたことにも注目すべきだと思いました。(G)


●マスコミ報道より

<投票権>18歳引き下げ 調整は難航予想
毎日新聞 2月23日(木)21時19分配信

 衆院憲法審査会は23日、憲法改正手続きを定めた国民投票法が18歳以上に投票権を認めたことに関連し、20歳となっている公職選挙法の選挙権、民法の成年年齢の引き下げ問題を審議した。しかし、公選法を所管する総務省と民法を所管する法務省の対立が表面化。政府は24日、各府省事務次官らの「年齢条項の見直しに関する検討委員会」を2年ぶりに再開させるが、「大人と子どもの線引き」という国民の価値観にも関わるだけに調整は難航が予想される。
 審査会では法務省の担当者が「公選法と民法が一致する必要はない」とし、国民投票制度に合わせて国政・地方選挙の投票権を先行して18歳に引き下げることができると説明した。一方、総務省は「多くの主要国で選挙権年齢と成年年齢は同じだ」として公選法と民法の同時改正を主張。公選法だけを改正すると、少年法で保護される18~19歳を利用した「悪質な選挙違反」が起きる恐れがあることも指摘した。
 成人年齢に関する法律は約200に上り、一部の制度変更が他の法改正にも波及しかねないことが法務省の消極姿勢につながっている。しかし、07年の国民投票法成立からまもなく5年。同法は選挙権・成年年齢の引き下げについて10年5月の施行までに「必要な法制上の措置を講じる」と付則で定めているにもかかわらず、09年の政権交代以降、政府の作業は停滞している。各党の議員からは政府の対応の遅れを批判する声のほか、「少年法も合わせて改正すべきだ」との指摘も出た。【新垣和也】


●衆議院インターネットTV

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

上記の画面で、左側のカレンダーの2/23をクリックしてください。



















2月15日(水)、参議院で今年初めての憲法審査会が開催され、西川事務局長をはじめ計5名で傍聴してきました。実質的な審議が行われるのは前国会から数えて3度目ですが、早くも改憲の発議に向けた具体的な議論が始まっています。
今回は中山太郎・前衆議院憲法調査会会長と船田元・前衆議院憲法調査特別委員会理事が参考人として招かれ、それぞれの発言の後、質疑が行われました。中山氏は衆院憲法調査会の最終報告書の概要について報告するという役回りでしたが、最初の発言の中でも後半の質疑の中でもしきりに非常事態条項を設ける必要性を強調し、多くの委員もこのことに言及していました。

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船田氏は国民投票法附則の「3つの宿題」について報告し、特に18歳選挙権をめぐる問題について議論が交わされました。多くの関連法が改正されていない段階で改憲の発議や国民投票ができるのかという質問に対して、船田氏が最低限公職選挙法の改正は必要であると述べたことは注目すべきだと思いました。
今回の小坂憲次会長の議事運営は、参考人の発言後の質疑でまず共産党の井上哲士氏と社民党の福島みずほ氏に発言の機会を与え、その後は改憲派の委員を中心に発言を認めるというものでした。それにより審議会の後半には西田昌司、山谷えり子、佐藤正久、舛添要一等改憲派の論客の発言が集中し、全体として改憲推進ムードが強く印象づけられる会議になったと思います。(G)

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この日も恒例の小学生の国会見学の姿が



参議院憲法審査会の委員は全部で45人で、審議の進め方を決める幹事10人はすべて改憲派です。委員全体の内訳は、民主20、自民15、公明4、みんなの会2、改革1、国民新党1、共産1、社民1で、95パーセントは改憲派で占められています。質問者も改憲派、答える側も改憲派で、(憲法停止の)国家緊急権を入れよう!集団的自衛権行使を入れよう!と、まるでこれが国民の声だと言わんばかりの流れです。いま、被災地では生存権・労働権・教育権が大量に日々踏みにじられているのに、こうしたことへの言及などまったくありません。
中山氏は、今回の東日本大震災で国家緊急権がなかったから国の対応が混乱した、自衛隊が即動けなかった、そこが原点だと言っていましたが、そんなところに根本的な問題があるのではありません。津波による大被害も、福島原発破壊による放射能被害も、歴代の政府・国会議員がやってきた地方切り捨て行政、ウソとごまかし、隠蔽で強行されてきた原発推進政策が引き起こした結果そのものです。その責任者、犯罪者、共犯者たちが、そのことには口をぬぐって、しかも大惨事を奇貨として、これまで改憲派が策動していた国家緊急権を憲法に書き込もうとするなど、絶対に許されません。
憲法審査会の危険な動向に、強く抗議していきましょう。(Se)


●2月15日の憲法審査会の中継が見られます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

●次回の参議院憲法審査会は2/29(水)午後1時~です。
参議院憲法審査会のホームページ
http://www.kenpoushinsa.sangiin.go.jp/index.html

●衆議院の憲法審査会は、2/23(木)ごろと言われていますが、まだ未定です。
衆議院憲法審査会
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kenpou.htm









2010年4月から始まった高校の授業料無償化、でも未だに朝鮮学校だけ適用されていません。今年3月の卒業式までに適用決定を!と、2月14日午後、参議院議員会館で、朝鮮学校に「高校無償化」実現を!!院内集会が行われました。主催は「高校無償化」から朝鮮学校排除に反対する連絡会。平和フォーラム、日朝学術教育交流会が共催です。約200人が参加し、国会議員に要請後、文部科学省にも要請に行きました。

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院内集会には国会議員8人と秘書14人ほどが参加。冒頭、連絡会の長谷川さんから、朝鮮学校無償化棚上げ、他方で自治体からの朝鮮学校への補助金カットと、このままでは民族学校がつぶされてしまうのではないかという危機感を持っていると、切羽詰った訴えがありました。

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議員らからは、「昨年行われた法務省人権擁護局主催の全国人権作文コンテストで九州朝鮮中高の生徒が内閣総理大臣賞を受賞している。そうした朝鮮学校に無償化適用をしないという国会の現状こそ問題だ。」「総理が超法規的にとめている。すぐに大臣に指令すべき。」「国政の側が反日教育をやっている。」等々の発言があり、朝鮮学校無償化問題が政争の具にされている現状に憤りを強めました。
田中宏さん(一橋大名誉教授)は、高校無償化の対象には外国人学校を含む各種学校が入っていること、すでに、その後申請があった2つの各種学校が認定され給付を受けているのに、未だ朝鮮学校のみ認定されないことは許されない!とその理不尽さを指摘しました。また、これは「官報」を見て初めてわかったことで、この問題についてマスコミが全く報道しないのはおかしいとも。

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オモニ会のお母さんは、「子どもたちは、朝鮮人として胸を張って生きていきたいと学校に通っている。でも今の現実に、日々傷ついている。」「朝鮮学校は国からの補助はなく、同胞の手弁当でまかなっており、授業料も高い。バイトをしても、やめざるを得ない子もいる。それなのに、国はよくもいろんな言いがかりをつけてとあきれている。この長い間の怒りを、どこにぶつけたらいいのか。これ以上子どもたちの心を踏みにじらないでほしい。」と訴えました。
また、昨年朝鮮学校を卒業し大学1年生となったキムさんは、「またしても自分たちが除外されてしまうのかという思いで、バイトや部活を削って無償化適用を求める運動をした。朝鮮学校は私たちのアイデンティティを育てる大事な場所。朝鮮学校の教育を直接見てもらえれば、どれだけすばらしい教育がされているかわかると思う」と。

在日三世の辛淑玉(シン・スゴ)さんもかけつけ、「(日本人と)同じことをすることが、この社会でどんなに困難なことか。朝鮮人が声をあげたら、悪意を持って小石を投げつけられるという歴史をずっと歩んできた。朝鮮人だけが排除される社会はもう終わりにしましょう。こんな体制は、日本社会が壊れていくことだ。」と言われました。その通りだと思いました。

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院内集会後、文科省へ。文科省前で抗議のアピールとシュプレヒコール。

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そのあと、文科省の中で申し入れ。
文部科学省初等中等教育局高校教育改革PT専門職の中嶋光穂さんが対応に出てきました。

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参加者は、今どのくらい審査が進んでいるのかと聞きましたが、中嶋さんは「現在、審査中ということで」と繰り返すばかりで具体的なことは全く答えません。
オモニの「このままでは在日の体力が続きません!補助金も打ち切られ、どうやって学校を支えていけばいいのか。こんな大きなところで働いている皆さんにわかりますか?」「要請書を持ってきて読むたびに、大臣が変わる。このままでは卒業式が迎えられない。どれだけつらい気持ちで子どもたちを学校に通わせているかわかりますか?」との切実な問いにも、応えられない。

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3月1日(木)までにはきちんと答えられるようにしておく、との約束をとり要請を終えました。(Se)


●3月1日(木)午後4時~5時、スタンディング抗議(文部科学省・旧館正門前にて)、*スタンディング行動の前に文科省要請行動
午後6:15分~代々木公園イベント広場で集会・渋谷駅周辺デモ行進














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