とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2012年01月

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1月18日夕、経産省別館で行われた関西電力大飯原発3・4号機のストレステストについての「意見聴取会」で、傍聴を求めた市民らが「再稼働ありきの閉鎖的な論議は許さない」と、怒りの声をあげました。そこには山本太郎さんの姿もありました。
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ところが枝野幸男経産相は同夜、同省で2度にわたって緊急に記者会見を行い、「科学的な専門家による議論が平穏に開催できないことは容認できない」と非難しました。再稼働の許可を与えることを前提とした論議なのです。なにが「専門家による議論」ですか! 枝野経産相の正体がますますあらわとなりました。

全原発の廃炉に向けて、再稼働を絶対に阻止しましょう! 3・11フクシマ現地集会は非常に重大です。
福島の佐藤幸子さんが3・11フクシマへの結集をアピールしています。全国から集まろう!!



フクシマ現地集会の予定です(1月10日現在)。

日時:3月11日(日)13:00~

会場:郡山市「開成山球場」

内容:12:30 開場
   13:00 加藤登紀子コンサート(~13:50)
   14:00 開会あいさつ
   14:05 主催者あいさつ
   14:13 来賓あいさつ
         メッセージ、来賓紹介
   14:33 県民代表の訴え
         ・避難者代表
         ・生産者代表
   14:45 黙とう
   14:46 集会決議文採択
   14:49 閉会あいさつ
         シュプレヒコール
   15:00 パレード出発

主催:福島県民集会実行委員会






栃木県連絡会です。今朝(1/6朝)、1月初旬にも宇都宮の中央即応連隊が中心となった先遣隊が派遣されることになっている宇都宮駐屯地に対して、南スーダンPKOの派遣中止を求める申し入れ行動をおこなってきました。この冬の最低気温だった宇都宮で、出入りの業者や見学?の青年たちなども立ち止まって見守る中、短時間ではありましたがやり抜いてきました。

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ご承知のようにスーダンPKOは、商業新聞にすら「(スーダンの)資源が狙い」と書かれるほど魂胆が見え見えの派兵です。しかも、武器使用の緩和などを「実戦的に」突破しようというとんでもない内戦介入です。このことを駐屯地前で申入書を読み上げるかたちで訴えてきました。

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以下、かなり長い文章ですが、申し入れ書を添付しておきます。(栃木県連絡会・小林)

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スーダン内戦に介入するPKO派兵の中止を申し入れます

2012年1月6日
中央即応連隊長 山口和則様

宇都宮市下栗町772-27
とめよう戦争への道!百万人署名運動・栃木県連絡会

 宇都宮駐屯地中央即応連隊を中心とする南ス-ダンPKO派兵の中止を求めます。
 昨年11月、野田政権は南ス-ダンでの国連平和維持活動(PKO)に陸上自衛隊の施設部隊を派遣することを決定しました。今回それに基づく当駐屯地の中央即応連隊と北海道岩見沢駐屯地の第12施設群の約210名が先遣隊として、南ス-ダンに派兵される事態に対して、徹底的に弾劾し、強く抗議するとともに、派兵を中止するよう強く求めます。
 昨年7月の「南ス-ダン共和国」独立の本質は、ス-ダン南部の石油資源をめぐってのアメリカ、イギリスなどの大国による中国に対する争闘戦であり、侵略戦争そのものです。
 ス-ダンでは長年、アラブ・イスラム系の北部が主導するス-ダン政府と黒人・非アラブ・非イスラム系の南部の自治・分離独立運動(ス-ダン人民解放軍が主導)との内戦が続いてきました。アメリカ・イギリスはス-ダン国内の「宗教対立」をあおり、隠然たる政治・軍事的介入で南北の地域分断を図ってきました。その中で2007年、スーダン政府軍が西部のダルフ-ル地方で南部系の人民を大虐殺するに至っています。
 アメリカ・ヨ-ロッパなどの大国は、こうした200万人の犠牲者を出した内戦に「人道主義」の名で公然と介入し、ス-ダンから南部を分離独立させる政策に踏み切りました。 ス-ダンはアフリカ有数の産油国であり、レアメタルなどの埋蔵も豊富だといわれています。ここ数年、中国がイスラム主義を強めたス-ダン政府を支持、南部の石油利権の獲得に乗り出しています。これに危機感を抱いたアメリカ・イギリスが内戦と南ス-ダン独立問題への介入を激化させたということです。
 今回の日本の南ス-ダンPKO派兵は、アメリカ・イギリスの大国と中国によるアフリカの資源・勢力圏をめぐる争闘戦と侵略戦争への参入であり、日米(強盗)同盟強化策に他なりません。時あたかも南ス-ダンでは、期せずして現在不測の事態が起きています。南ス-ダンの東部ジョングレイ州でおよそ10日前の12月末から民族衝突が激化し、国連の担当者によれば、推定で2万~5万人が避難民になっているとのことです。現地からの報道では、ロウ・ヌエル民族の武装集団6千人が12月31日、同州のムルレ民族の町ピボルを襲撃し、民家を焼き払うなどしていると報道されています。南ス-ダン軍の報道官は、ピボルに部隊を派遣したと発表。兵士約3千人と警官8百人がピボルに向かっているということです。
 南ス-ダンでの大混乱とス-ダンと南ス-ダンとの「停戦合意」も定かでないまま派兵することは、PKO参加5原則にも違反し、法を逸脱する行動です。さらに、日本の自衛隊の派兵は、民族衝突、内戦への介入であり、火に油を注ぐ行為です。ましてや武器使用の緩和をすれば必ずや、ス-ダン人民の殺傷につながり、自衛隊隊員の犠牲もさけられません。宇都宮駐屯地の中央即応連隊長は、緊急事態発生を受け、即座に南ス-ダンへの派兵の中止を決断すべき時だと考えます。
以上








百万人署名運動は今日から事務所開きです。
みなさん、今年もよろしくお願いいたします。

さっそく、西川重則事務局長から「首相の伊勢神宮参拝に対する抗議声明」が届きましたので、紹介します。
西川さんは「とめよう戦争への道!百万人署名運動」の呼びかけ人・事務局長ですが、「政教分離の侵害を監視する全国会議」(政教分離の会)の事務局長でもあります。
民主党政権になって首相になった人は、“靖国神社には参拝はしない”と言いながら伊勢神宮(三重・伊勢市)には必ず公式参拝しています。野田首相も今日(1/4)、多くの民主党の国会議員を従えて伊勢神宮に参拝しました。宮司に案内されて‘内宮’を参拝する様子が報道されました。‘内宮’には日本の神道世界の実質的な頂点とされる天照大御神が祭られているとされています。

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西川さんら「政教分離の会」は、この歴代首相・国会議員らの行動の欺瞞性、違憲性について、毎回厳しく糾弾し続けています。

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首相の伊勢神宮参拝に対する抗議声明

 野田首相は、就任直後から、在任中は鳩山、菅両首相にならって靖国参拝をしない、憲法改正にもかかわらない、との趣旨を表明されていた。
 ところが、1月4日、あたかもそのような表明とは関わりのない別人であるかのように、伊勢神宮参拝を行った。よって、以下に、この参拝を糺し、理由を示して抗議の意思を表明する。

一 いうまでもなく、日本国憲法第20条は、戦前、戦中の天皇制・国家神道体制下において、日本国民の信教の自由が奪われ、事実上神社参拝を強制されるなどした歴史的反省に基づく条項である。
二 伊勢神宮に関していえば、日本政府は、1931年以降の満州事変によって旧満州を支配下に置いたうえ、満州国皇帝に伊勢神宮参拝を強いたり、生徒に修学旅行の名の下に伊勢神宮集団参拝を強制するなど、思想・信条・信教の自由を奪った歴史がある。
三 そうした戦前・戦中の歴史とくにアジアに対する侵略・加害の歴史を反省し、戦後、日本国憲法は、その20条において厳格・徹底した国家と宗教の分離原則を制定したものである。そして、首相が第99条の「憲法尊重擁護義務」を遵守すべきことは自明といわなければならない。

 それにもかかわらず、戦後67年の初頭に、アジアの視点に立たず、右のような歴史に関わりを持つ特定の宗教法人である伊勢神宮に参拝し、日本国憲法20条、99条による憲法政治を無視することは、最高の行政権力を持つ首相が行うべきでないことを厳しく指摘し、首相の伊勢神宮参拝に反対し、強く抗議するものである。

 2012年1月4日
 政教分離の侵害を監視する全国会議(政教分離の会)
 事務局長 西川重則

内閣総理大臣 野田佳彦殿

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憲法・第20条
1 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

憲法・第99条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。













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