とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2011年02月

 2月26日(土)代々木公園野外ステージで<朝鮮学校への「無償化」即時適用をもとめる怒りの大集会>が開かれ、2000人を超える人々が参加しました。朝鮮高校生らも多数参加し、菅政権に対し「朝鮮学校を排除するな!」「軍事衝突を朝鮮学校差別の口実にするな!」と怒りの声を挙げました。
 この集会は、「『高校無償化』からの朝鮮学校排除に反対する連絡会」が主催(平和フォーラム共催)して開かれました。集会への賛同が全国から324団体も寄せられ、当日も多くの団体が協力し合って集会・デモを成功させました。百万人署名運動もこの集会に賛同し参加、参加者に朝鮮侵略戦争反対の署名と「3.20渋谷反戦デモ」への参加も呼びかけました。

画像

 午前10時30分からオープニングセレモニー。日本人バンドグループの歌やチャンゴと踊りなど楽しいひとときでした。
画像

 11時から集会開始。朝鮮高校生、日本の大学生、また、朝鮮学校の校長さんらの発言が続きました。オモニ会のお母さんは「これまでたたかってきた私たちに対する政府の回答がこれなんだと思った。子どもたちは大好きな部活を犠牲にしても街頭に立って署名を集めてきた。大きく成長しました。11月のヨンピョンドの事件を口実に「無償化」手続きを中止するなんて許せない。いつも矛先を弱い者に向けていく」と菅政権を弾劾しました。

画像

画像

 茨城県の朝鮮高校生の「在日朝鮮人民の誇りを守るためにたたかいます。」「私たちにも学ぶ権利をください」という言葉が突き刺さりました。神奈川県の朝鮮高校3年生は「駅頭で声を挙げ続けてきた。政治的問題とからめて適用を中止したことに、胸を痛め怒りを抑えることができない。なぜ朝鮮学校だけ排除なのか、人権侵略と言うよりほかない。後輩たちに残してはいけない。日本の未来に大きくかかわることだ」と訴えました。

画像

画像

 各地からの連帯アピールの中で労組として北海道と広島の教職員組合からのアピールがありました。北海道教組の方の「この3月、『日の丸・君が代』の学校への強制に反対してたたかっていく」という発言を心強く思いました。
 最後に、主催者から「 私たちは『高校無償化』の朝鮮学校への適用を勝ち取るまで、絶対に闘いをやめない」と宣言、28日にこの日の集会決議を持って菅首相、高木文科相へ「即時適用」を求め申し入れに行くこと、3月5日、6日に卒業式を迎える全国の朝鮮高校に「皆さんと共に闘い続ける」というメッセージを贈ることなどが提起されました。
 簡単な昼食タイムを取ってから、いざ渋谷の街へ!元気にデモに出発しました。(S)

明るい未来を求めてやまない子どもたちの笑顔です。
画像

画像


デモは渋谷駅前を通り、渋谷の若者たちにアピールしました。
画像

画像


画像




















 2月20日(日)にJR貨物新小岩派出所に行ってきました。動労千葉新小岩支部がこの構内で「俺たちの働く職場を奪うな!」と抗議集会を呼びかけていたからです。JR新小岩駅北口から千葉方向15分くらい歩いて、着いてみると新小岩派出所は閉鎖され、職場労働者も入れないように厳重な警戒態勢が敷かれていました。

画像

画像

 JR貨物関東支社は1月末に、3月12日に実施予定のダイヤ改正で千葉機関区新小岩派出の廃止を動労千葉に通告してきました。「ダイヤ改正」ということで、いつも合理化=要員削減が行われており、今回もその一つ。動労千葉は「最大の団結破壊、重要な組織破壊攻撃だ」ととらえ、全力で闘いに立ち上がっています。
 国鉄分割民営化で旅客部門から分離された貨物会社は最初から経営が成り立つわけがなく、その矛盾を労働者に転嫁、低賃金・安全無視・リストラ策を強行してきました。今回はこれと闘う動労千葉つぶし攻撃です。
「職場の封鎖を許さない!」「新小岩派出廃止を許さないぞ!」と、新小岩支部の労働者を先頭に怒りのシュプレヒコール。

画像


 場所をすぐ近くの公園に移して、「俺たちの働く職場を奪うな!新小岩貨物基地廃止絶対反対!2・20新小岩集会」が持たれました。とても寒い日でしたが、地元東部地域の労働者ら約400名ほどが集まり、共に闘う決意を述べ動労千葉を激励しました。
 新小岩支部は分割民営化前からずっと葛飾支援協の一員として闘ってきました。現在は事務局次長の役を担っているそうです。だから地域の労働者は「葛飾支援協への攻撃でもある!」と弾劾していました。そして「動労千葉は特別ではなく普通の労働者だ。あたりまえの労働運動をあたりまえにやっている。その動労千葉の労働者がすごく見える中に、日本の労働運動のどうしようもない現状がある」と。さらに「使い捨てられるのが嫌なら、闘う旗を前面に出そう。きちんとやっていけば職場もとめられるし、社会も変えられる。ストをうつことで戦争を止めることも可能だ」と感動的な発言が続きました。
 またある労働者は、「エジプトのタハリール広場でけが人が出ても人々はとどまった。命をかけて闘っている人々がいる。これが今の世界の基準だ。日本は遅れている」と、動労千葉と共に闘うことに足を引っ張る人々に対して投げかけました。
 
画像


新小岩支部の佐藤支部長と動労千葉の田中委員長の発言です。
http://www.youtube.com/watch?v=4rjyo9ZAvSs&feature=player_embedded

動労総連合・西日本からも駆けつけました。
画像


動労千葉の組合員も各支部から結集。
画像

 最後に動労千葉の組合員から決意表明。1047名被解雇者当該の中村さんは「僕たちが絶対反対だと訴えて闘い、全労働者がそういう立場に立っていく、その中に勝利の道がある。国鉄闘争全国運動をそう闘おう」と訴えました。千葉運転支部の山口さんは「闘っていても資本は攻撃してくる。闘わなくても資本は攻撃してくる。そして一部が甘い汁を吸っているのだ。労働者は団結して闘おう!」、新小岩支部の斉藤さんは「怒りで煮えたぎっている。犠牲だけを労働者に押しつけてナンセンスだ。あきらめずに闘っていく」と。
 闘う労働者、労働組合と連帯していきましょう。(S)

画像
 














 広島では62名が参加して「2.11教育労働者集会」が行われました。主催は「倉澤さんへの『8・6処分』を撤回する会」です。今年は、昨年の「8・6ヒロシマ大行動」に参加した倉澤さんへの処分に対して、不服申し立てを行い、県教委と人事委員会の破綻が明るみに出ている中での画期的集会となりました。
 司会を広島市内で勤務する青年教育労働者が行い、連帯のアピールを国鉄労働者、郵便局で働く仲間から受けつつ、参加した教育労働者が、演壇から、会場から活発に発言する集会となりました。
 何より見どころだったのは「寸劇」です。「8・6処分」に対する不服申し立ての審議を行っている人事委の公開審理の様子が寸劇として披露されました。冒頭、審議委員長役の人が「写真は撮らないでください」と、そっくりな演技です。常日頃職場で校長からパワハラを受けている教育労働者が校長役です。さすが、校長をよくわかっています。「8月6日」がどういう日なのか「分かりません」とか、倉澤さんに職務命令を出してまで参加させようとした研修の中身を「知りません」と答え、その上で「(倉澤さんの研修は)修了しています」と平気で答えるなど、こっけいな様子が演じられました。

画像

 続く2月18日、2.11集会参加者一同の決議文と百万人署名広島県連絡会の申し入れをもって、県教委と人事委に抗議に行きました。卒業式・入学式での「日の丸・君が代」強制を許さない!という申し入れです。総務課の課長補佐が対応したのですが、私たちが何を訴えても「承りました。その旨伝えます」これしか言いません。問いかけにも「答えられません」と「会話」が成立しないのです。こうした職員のようなあり方が、戦争へと続くのであり、子どもたちの疑問にも「決まってることだから」として何も考えず、言われたことだけを聞く子どもを作っていく。社会や人間に希望も信頼も見いだせない生きづらさを子どもたちに強制していくんだ、ということがよくわかりました。(広島県連絡会 T)

画像











画像

 2月11日、「改憲・戦争推進の民主党政権を問う2・11公開学習会」を開催しました。東京ではめずらしく降りしきる雪の中でしたが、約50名の参加があり、とても集中した学習会となりました。
 事務局長の西川重則さんは「憲法改悪・戦争推進の現状とどう向き合うか」と題して90分の講演を行いました。西川さんはまず、日本の侵略戦争・加害の歴史、昭和天皇の戦争責任、安保強化・改憲を進めてきた日本の戦後史について語り、この歴史を知ることがとても重要なことだと述べました。

画像

 しかし1996年の橋本―クリントン会談と新ガイドライン締結に強い危機感を抱いて百万人署名運動に加わり、国会傍聴の活動を開始したが、国会から見えてくることは、初めから改憲ありきの憲法調査会や、数々の悪法の強行採決など、本当に許せないことばかりだったことを話しました。
 つづいて、菅首相の所信表明演説に対する批判を行い、百万人署名運動の署名の意義を述べました。また、「尖閣諸島」問題についてどう考えるか、労働組合の産業報国会化の歴史をどう考えるか、朝鮮情勢をどう考えるかなども語り、今年2011年が重大であることを訴えました。資料を使ってのゆっくりとした語り口で、講演内容がよくわかりました。
 休憩後、事務局の川添が「新たな反戦署名を広めるために」と題して報告しました。この1年半の大激動を振り返りながら、到来している朝鮮侵略戦争情勢に対して全力で立ち向かうことの必要性を提起しました。
 質疑応答の最初に、三多摩連絡会前代表の西山勲さんからのメッセージが届けられました。この公開学習会に参加して発言しようと思っていた西山さんは、手紙で「百万人署名運動は菅内閣打倒運動を強化すべきだ」と呼びかけました。質疑応答ではいくつかの質問に対して西川事務局長が返答、補足を行いました。
 
事務局(川添)の報告レジュメは以下からダウンロードできます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hyakuman/bira.htm





共謀罪反対を闘っている仲間からの投稿です。
* * * * *

 2月8日、東京の渋谷勤労福祉会館で「破防法・組対法に反対する共同行動」「全国ネットワーク」「国際共同声明」主催で、「共謀罪の国会上程阻止!インターネット規制反対!一切の戦争・治安立法を許すな2・8総決起集会」が100名の参加者で開かれました。この3月にも「コンピューター監視法」が閣議決定され国会へ提出されるという切迫した状況を前にして緊迫感あふれる集会でした。この「コンピューター監視法」、聞き慣れない法案ですが、共謀罪と抱き合わせで小泉政権の下で、コンピューター社会を警察が監視するために成立させようと法務省がねらっていたとんでもないシロモノで、共謀罪とともに廃案にされていた法案を今度は「強制執行妨害罪拡大」と抱き合わせで成立させようとしています。
 集会は、足立昌勝関東学院大学教授と日弁連サイバー条約問題対策委員長・山下幸夫弁護士の講演をメーンに様々な闘争団体が発言して活気を帯びた集会となりました。足立さんは、検察・警察の不祥事を取り上げこの中で共謀罪の亡霊が甦ろうとしている事態の深刻さを取り上げ警鐘を乱打しました。山下さんの講演は、サイバー犯罪条約の国内法整備として出されてこようとしている「コンピューター監視法」の問題点をわかりやすく提起してくれました。

画像

■「コンピューター監視法」の恐るべき中身
 この法案は、ウィルスを取り締まると称して警察がコンピューター社会を監視・取り締まるシステムであること。そのために押収令状一つでコンピューター本体を押収することが出来、それと接続しているデーターまで際限なく押収できること(治安維持法時代を反省して出されている令状主義―憲法35条に明確に違反している)。そのためにも通信履歴の保全要請を90日まで接続業者(プロバイダー)に警察が要請できいつでも警察がチェック出来るというもの。つまり、日常からメール履歴を警察が監視・管理出来る社会を作ろうというものです。
 私たちに欠かせない生活の一部になっているメールの連絡先の履歴を警察がいつでものぞけるというのですから大変です。私はパソコンについては素人同然ですが、携帯メールは日常的に使うことができます。仕事にも生活にも家族をつなぐためにも友人との連絡をとるためにも使っています。私のところの組合活動ではすでに当たり前になっています。皆さんの所でも同じでしょう。瞬時に情報を相互伝達して組合の団結と連帯を強め、闘いの指針を確立してゆく労働者の武器になっているからです。
 これを警察が日常的に掌握するというのだから私たちの労働者の権利や人権はどこに行ってしまうのでしょう。履歴だけでなく中身もそうなってゆくだろうことがその後の改正で十分うかがえること。さらに、この法案が改悪されてコンピューターをすべて盗聴するところまで行くのは条約に規定されているから必ずあるという指摘も大変なものでした。だが、「コンピューター監視法にはコンピューターを駆使すれば勝てる」という指摘もされました。多く広めることが、しかも早急に広まることが訴えられました。この記事も転送につぐ転送で多くに人に届ける、こうして闘いは始まります。
 メールやツイッターは中国の反政府デモやフィリピンの民衆の決起だけでなく、チュニジアやエジプトの労働者や民衆の決起にも使われていると聞きます。政治不信に取り囲まれている日本の政府に対する闘い。自分たちだけが利益を上げてしこたま儲けている資本に対する怒りの闘いを未然に取り締まろうというのでしょうか。共謀罪と同じねらいです。戦争や改憲に反対する私たちにはこんな法案は葬るしかない。共謀罪を阻止してきた実績ともっと闘いを考えて大衆的に訴えれば必ず勝てるという確信を会場あふれる参加者は持ったと思います。

画像


■多くの闘う力を集め監視法を葬ろう
 この集会は、ス労自主労組と破防法研究会の司会で行われ、共謀罪を闘った多くの団体個人が急を聞いて駆けつけ発言しました。駆けつけるときにはこの法案を許した先には共謀罪が来ることを直感したからです。だが、集会を終えて返るときにはみんなが「コンピューター監視法」に共謀罪を見て必ず葬り去る決意をあらたにしました。
 共謀罪闘争をリアルタイムで映像に流し闘った表現者、星野文昭さんを取り戻そう全国再審連絡会、渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合、大学・裁判所一体となった争議弾圧を跳ね返し闘う明大生協労組、そして「強制執行妨害罪の拡大」は争議をさせない法案だと争議の現場から鋭く批判している全国金属機械港合同、心神喪失者等医療観察法を許すな!ネットワーク、東京都安全安心まちづくり条例改悪に反対する共同声明、さらに、05~06年の共謀罪国会では連日国会前で太鼓をたたきともに闘った日本山妙法寺の和尚さんと、多くの人たちの緊張感によって最後まで気を許すことなく打ち抜いた集会でした。行動方針を受けて解散した翌9日には、日弁連臨時総会に向けたビラまきに決起してゆきました。(破防法・組対法に反対する共同行動 佐藤)      

●今後の行動予定
2月15日(火)院内集会(主催:日弁連12時~13時 衆院第1議員会館)
3月4日(金)国会前座り込み・集会(8時30分~13時 衆院第2議員会館前)
3月21日(月・休)戦争と治安管理に反対するシンポジウム(11時~17時 南部労政会館)














↑このページのトップヘ