6月1日(火)、徳島地方裁判所で裁判員裁判がありました。百万人署名運動・徳島県連絡会で抗議の行動に取り組みました。徳島地裁での裁判員裁判は月に1回くらいのペースですが、今は傍聴者の数も減っているし、テレビカメラも減っています。でも、私たちは「あくまで廃止へ!」を訴えて粘り強くアピールしています。
       徳島地裁前
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今回の裁判は、昨年11月に起きた強盗未遂事件。郵便局に強盗に入ったが、何も取らずに逃走、その際女性職員に約1週間のけがをさせ、強盗致傷罪に問われています。被告が起訴内容を認めているため量刑が焦点に。検察は懲役10年を求刑、弁護側は5年を要求しました。3日に判決があり、判決は7年でした。
 裁判員裁判導入で重罰化が進んでいますが、これが無実を争う事件だったら尚、深刻です。先日の新聞(5月31日付徳島新聞)に、足利事件の再審で無罪となった菅家利和さんが「裁判員裁判では、市民が冤罪の加害者になる可能性がある」と語っていることが載っていました。本当にその通りです!
 一日も早く「みんなの拒否」で、裁判員制度の廃止を実現しましょう。(徳島県連絡会S)

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