とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2009年11月

茨城からの報告です。* * * * * * *
 茨城県初の裁判員裁判が目前に迫った11月21日(土)、つくば市内で「やっぱりいらない裁判員制度・茨城県集会」(主催:裁判員制度はいらない!茨城県実行委員会)が開催され、25名が参加しました。講演は「裁判員制度はいらない!大運動」事務局次長の闘う弁護士・川村理さん。開始された裁判員裁判の恐るべき実態を暴きました。講演後の自由討論で、来年の裁判員候補者通知が届いたつくば市内の男性から、「絶対に応じない。拒否の意思表示すら拒否したいぐらいだ!」と激烈な絶対反対の意見が述べられました。

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 茨城県第1号の裁判員裁判(強制わいせつ致傷罪)が行われた11月25日(水)は早朝からあいにくの雨。その中を百万人署名運動茨城県連絡会を中心に県内各地から15名が水戸地裁前に大結集しました。21日の集会への初参加者もかけつけてくれました。この日のために大運動本部から拝借した大横断幕を中心に据え、絶対反対の旗を高々と掲げ、力強く雨中のビラまき・マイク宣伝を貫徹しました。

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 東京新聞によれば、呼び出し状が届いた候補者68人のうち37人が出席したとのことです(少ない!)。第2号の裁判員裁判(危険運転致死罪)は明けて2月17日の予定。たとえ大雪でも、地裁前で絶対反対の旗を更に高く掲げよう!(茨城県連絡会 K)









愛媛からの報告です。* * * * * * *
 愛媛県内初の裁判員裁判が11月24日に行われ、百万人署名運動愛媛県連絡会のなかまが8人で、「みんなの拒否で制度廃止へ!」の横断幕を松山地裁前に広げ、ビラをまき、裁判所前で裁判員候補者と通勤の労働者市民にマイク宣伝でアピールしました。取材のマスコミ関係者も「ぜひ意見が聞きたい」と詰めかけ、あちこちで取材の輪ができました。社共含め全会一致の賛成という状況に対して、百万人署名だけが「廃止あるのみ」を訴えることがものすごい注目を浴びています。
 9時ごろから「出頭」してくる裁判員候補者にビラを渡して拒否を訴え、何人かの候補者と討論ができました。「親も大変な状態なのに、なんでこんなことせないかんのか。わしゃ反対じゃ」「わざわざ職場に休みを言うのが大変だった、不安でいっぱいです」「不安です、こんな私にできるのでしょうか」との声が聞かれました。私たちが「拒否できます。拒否しましょう」と言うと、「そうなんですか」とちょっとにっこりとした女性の表情が印象的でした。

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 当日出頭したうちの5人が、現場で辞退(拒否)したそうです!(新聞から)。松山地裁の発表は「候補者67人のうち、辞退31人、無断欠席4人を除く32人が出頭」です。さらに重大なことは、検察が裁判員法に基づいて「公平な判断が難しい」と決めつけた5人の候補者を理由を明かさず除外請求して認められています。「32人のうちの5人を除外」とは!つまり松山地裁は67人を呼びつけ、32人が出頭、うち5人が新たに拒否し、5人が「不適格」で、22人で抽選しているのです。ムリヤリ呼び出した人の3分の1にも満たないじゃないですか。破綻しています!
 「国民参加」とは大ウソで、「徹底した思想調査」で意図的に裁判員を選び出し、冤罪と重罰をバンバン乱発するこの制度の正体が明らかです。現代の「赤紙」=裁判員制度の正体を徹底的にあばき、宣伝し、「一人の拒否からみんなの拒否へ!みんなの拒否から廃止へ!」で、絶対に廃止に追い込むことができると確信しました。(愛媛県連絡会会員 H)

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奈良からの報告です。* * * * * * * 
 百万人署名運動奈良県連絡会は、11月20日(金)、24日(火)と、奈良で最初の裁判員裁判実施に対する抗議行動を行いました。藤原好雄代表を中心に、会員の労働者も有給休暇をとって共にたたかいました。
 奈良での裁判員裁判は、集団強姦致傷事件で被告が4人。そのため20日に裁判員候補の呼び出し・選任手続きが行われました。私たちは20日、朝8時から近鉄奈良駅前で1時間のビラまき、街宣。その後、場所を奈良地裁前に移して候補者呼び出しの1時半までビラまきを行いました。通勤途上の労働者や市民の関心も高く800枚のビラがなくなりました。裁判所前では「(来年の)通知が来たけど私も反対。いややね」と声をかけてくる婦人もいました。マスコミは候補者への取材をしようと多数かけつけ、反対の声をあげる私たちにも取材してきました。
 120人の対象者に対しこの日選任手続きに来たのは49人で、そのうち、裁判所が重要な仕事などで辞退を許可した人が10人、不公平な判断をする恐れがあるとして不選任とした人が4人程度いたとのこと。さらに検察・弁護側双方が理由を示さず不選任を申し立てた候補者が約20人いたそうです。4時間にも及ぶ選任手続きには不満の声も上がりました。

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 初公判の24日も朝8時から奈良地裁前に集まり抗議行動。この日は私たちの呼びかけに、百万人署名大阪府連絡会なども参加してくれ、総勢20人でにぎやかにビラまき、アピール、小集会。裁判員制度の取材に訪れた関西のある大学の学生グループとも真剣に話し合いました。最後に地裁に向け「裁判員制度絶対反対!廃止しろ!」とシュプレヒコール。ビラも500枚まくことができました。
 今回は被告が4人もいるのに裁判はわずか5日間、実質審理は2日間しかありません。裁判員は、20日の選任手続きから30日の判決まで10日間も関わらなければなりません。本当にでたらめだし、「人を裁く」側に無理矢理動員して「お上」意識を植え付けようというとんでもない制度です。私たちも制度の廃止まで、全国の仲間と共に反対していきます。(奈良県連絡会 N)

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 11月26日(木)朝、「戦争挑発の臨検法反対! 鳩山政権は沖縄県民の要求に従え」を訴えて、事務局メンバーで国会前ビラまきに決起しました。久しぶりの国会ビラまき(地下鉄「永田町」出口)でしたが、天気も良く、ビラの受け取りもまずまずでした。1時間で400枚くばりました。配ったビラは以下からダウンロードできます。各地の街頭でも使えたら使ってアピールしてください。
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http://www2u.biglobe.ne.jp/~hyakuman/bira.htm

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 20日から審議入りした臨検法案(貨物検査特措法案)は、あす27日にも衆院を通過するかもしれません。社民党は「自衛隊から海上保安庁に変わったから積極的に評価する」と言っており、公明党も政府案と自民党案の両方に賛成することを決めています。このような度し難い状況をなんとしてもぶち破っていきましょう。
 8月22日の全国連絡会活動者会議の確認を踏まえ、9条署名用紙も改訂しました(下記からダウンロード)。その署名を持ってどんどん街頭に立ちましょう。「普天間基地即時閉鎖、県内移設=新基地建設反対」を訴えていきましょう。
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http://www2u.biglobe.ne.jp/~hyakuman/kenpo-ver2.htm




栃木県連絡会からの報告です。* * * * * * *
 栃木県でも、初の裁判員裁判が宇都宮地裁で12月1日から始まります。容疑は殺人死体遺棄事件です。百万人署名運動栃木県連絡会は、23日(月)、白井晶子弁護士(東京代2弁護士会)を招いて、緊急学習会を持ちました。白井弁護士は、裁判員裁判の大きな問題点として、被告人の防御権が保証されないこと、真実が解明されないことを指摘しました。改めて、裁判員制度は大問題、この内容ををみんなに伝え、廃止への運動を強めようと確認しました。
 裁判初日1日は、朝から宇都宮地裁前に集まって、抗議のチラシまきをやります。(栃木県連絡会 M)

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