許すな!憲法審査会

「とめよう戦争への道!百万人署名運動」ブログを改めて、改憲の憲法審査会動向をお伝えしていきます。百万人署名運動は、「改憲・戦争阻止!大行進」運動に合流しました。

2009年05月

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 今日(5/14)の昼12時から約1時間、最高裁や東京地裁・高裁、法務省周辺で、「裁判員制度をやめろ!」と訴えるデモをやりました(主催:裁判員制度はいらない!大運動)。380名が参加しました。前回の銀座デモはあいにくの雨でしたが、今日は爽やかな晴天。風を切っての霞ヶ関デモはとても気持ちよいものでした。ちょうど昼休みで、沿道にはたくさんの労働者市民があふれ、注目度は抜群でした。うれしそうにしている人、手を振ってくれる人など、さまざまな反応がありました。

まず、最高裁へ(高速の向こう側の大きな建物)

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次は、東京地裁・高裁へ(正面の大きな建物)

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そして、日弁連へ(真ん中の建物)

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たたかう弁護士さん達を先頭に、さまざまな団体個人が参加しました。

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沿道からも大注目
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 「裁判員制度はいらない!大運動」は5月21日の実施予定日の1ヶ月前の4月21日に大きな銀座デモをやり抜いて、全国の人々に「一緒に裁判員制度を廃止させよう!」と呼びかけました。そして、その約1週間後の27日、廃止署名1万2000筆を国会に提出し国会前でも集会をやりました。
 そして、実施予定日1週間前の今日、強引に実施しようとしている最高裁・法務省、そしてその手助けをしている日弁連執行部に向けて、「裁判員制度絶対反対!」「実施をするな!」と直接抗議の意志をたたきつけたのです。

最後は、法務省(樹の向こう側に見える建物)に向けてシュプレヒコール。

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 国民の8割が反対している裁判員制度はやめるしかありません!財界や「連合」幹部も参加して作られた裁判員制度は、労働者市民にとって何一ついいことはありません。「現代の赤紙」と言われるような悪制度は、みんなの力でつぶしましょう!
 実施予定日の前日、再々度「絶対反対!」の大きなデモがあります。みなさん、ぜひご参加を!改憲阻止、戦争阻止の重要なたたかいとして私たちも参加を呼びかけます。

●「裁判員制度」実施阻止へ!銀座デモ
(とき)5月20日(水)午後7時15分にデモ出発
(ところ)日比谷公園霞門(日弁連会館側出口)に6時30分集合

(デモコース)霞ヶ関~銀座~東京駅
(主催)「裁判員制度はいらない!大運動」
→ http://no-saiban-in.org/index.html







 東京・東部連絡会のMさんからのお便りです。
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 5月11日(月)午後4時30分より、2008年の卒業式で「君が代」不起立を貫いて戒告処分を受け非常勤教員合格を取り消された米山さんの不当戒告処分撤回、非常勤教員雇用取り消し撤回を求める裁判がいよいよ始まりました。以下、裁判の様子を報告します。(写真は08年7月に立ち上げた「許さない会」で発言する米山さん)

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 東京地裁631号室で定刻より5分近く遅れて入室が始まって、傍聴人が座ってまもなく裁判官3人が入ってきた。異例のことなのだが、書記官の起立、礼の号令もなく、裁判長は席に着くなり、原告側代理人に対して「自分はこの種の法律について不勉強なので、東京都知事、東京都教育委員会を被告としているが、これでいいのか」「代理人から書面なりで説明してくれないか」というようなことを質問してきた。それに対して弁護士がそれなりに対応していた。
 傍聴者たちには何をやり取りしていたのかまったく分からなかった。裁判長(渡辺)は「訴訟の進め方にはまったく問題ないのですがといいながら、重箱の隅をつつくような質問を原告側、被告側(都教委)双方に投げかけていた。そして、審理を公開口頭審理ではなく「審問室」でやるなら書面審理も同時にできるので裁判を早く進めることができるとかと何度も言っていた。傍聴人が大勢来るのは、迷惑だと言わんばかりであった。「逃げているわけではないのですが」とか「公開裁判にするのはやぶさかではない」というようなことも言っていた。米山さん側は当然、公開で行うことを要求した。
 裁判の進め方、訴訟指揮は裁判長にあるのだが、瑣末なことにこだわっていながら、ことさらにさくさくと片付けてしまいたいというような態度だった。日程を決めることについても労働事件は詰まっていることなど、前置きをグダグダと言っていた。結局、次回の日時は、9月3日(木)午後1時15分からとなる。
 その後、米山さんの意見陳述がなされた。米山さんは解雇の不当性と10・23通達がどんなに教育現場を壊し、教職員の団結を破壊しているかを述べた。しかし、驚いたことに、その間、裁判長は提出されている分厚い書面をどさっと音を立ててひっくり返してみたり、かさこそと音を立てたりしていて、ほとんど聞いていないという感じだった。そして、陳述が終わると「これで終わります」とそそくさと退出して行った。
 裁判終了後、待合室で短時間だったが、報告会があった。そこでは、弁護士に対して、本日の裁判で何が審理されたのか「狐につままれた状態」だった傍聴者から質問が続出した。また、米山さんは裁判長の言動や態度から、審理はちゃんとおこなわれるのかを心配していた。東京教組の方からも他の被処分者たちの「君が代」不起立裁判等についての説明と、米山さんの「臨時教員としての任用取り消し」裁判が新たに加わった意義についての話があった。
 裁判が厳しい戦いになることは、今日の裁判長の出方で分かりました。最後の勝利まで、頑張りましょう。











愛知連絡会からのお便りです。
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 5月10日(日)午後1時~3時まで、三重県の近鉄四日市駅北口で、愛知・岐阜・三重の東海3県の連絡会合同で、「裁判員制度はいらない!5.17高山弁護士講演&デモ」の街頭宣伝活動を行いました。約15名の参加で、できたての新しいカラービラを500枚以上まききり、廃止署名は153筆でした。東海合同労組も参加して、5.17集会の宣伝のほか、百万人署名運動の憲法9条改悪反対の署名、5月16日の小牧現地闘争の宣伝もあわせてやりました。
 裁判員法の施行日を目前に控え、裁判員制度への市民の関心は高く、ビラの受け取り、反応もよく、みんなで交代で訴えたアジテーションに対しても反応がよく、圧倒的な成功を勝ち取りました。
 朝日新聞、中日新聞、三重テレビが取材に来て、三重テレビの当日午後6時のニュースで報道されました。三重テレビのウェブサイトに掲載されています。
 この勢いで、5.17集会&デモを成功させたいと思います。

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●5.17集会については愛知連絡会ブログ参照を
→http://millionaichi.blog108.fc2.com/











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雨天続きが一転して快晴になった9日、「裁判員制度はいらない大運動」が有楽町マリオン前で街頭宣伝を行なった。弁護士や市民など12名が参加、1000枚のビラを配り、14日の霞ヶ関デモと実施予定日前日20日の銀座デモを呼びかけた。高齢の益永さんも元気にビラを配り。 武内弁護士は1時間以上もマイクで訴え続けた。

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 通行する労働者や市民も「この制度はおかしい」「私は反対」という人が多かった。一人の女性は、「私は反対なので、日弁連の事務所に電話して、自分の反対の意見を述べて、それについてどう思いますかと聞いた。電話に出た人は反対ではないようなのだが、反対の意見も、賛成の意見もはっきり出せずオドオドした感じだった。私はこんな制度は必ず破綻しますよと言ったんですよ。」と言っていた。
 また、NHKの「日曜討論会」で裁判員制度を取り上げていたのを見たという人も、出席者には「裁判員制度はやめよ」という人はいなかったけど、それでも賛成論の人たちと「問題がある」と指摘していた人たちを比べると、「問題がある」と言っていた人の方が勝っていたわね、と。
 若者も廃止署名に応じてくれた。街頭宣伝の様子を取材する高校生グループもあった。

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 この日に発売された『週刊プレイボーイ』のトップ記事は「裁判員なんかやってられない!」だった。実施阻止へ全力をつくそう。

4.21銀座デモに続き、5.14、20の連続デモをやり抜こう!
みなさん、ぜひ参加してください!!
5.14 霞ヶ関デモ
とき:5月14日(木)午前11時30分
集合場所:社会文化会館前(東京都千代田区永田町1-8-1、地下鉄「永田町」5分)
デモ出発:12時(正午)
デモコース:最高裁~首相官邸~法務省・日弁連
5.20 銀座デモ(水)
とき:5月20日(水)午後6時30分
集合場所:日比谷公園・霞門(日比谷公園の弁護士会館側入口、地下鉄「霞ヶ関」すぐ)
デモ出発:午後7時15分
デモコース:霞ヶ関~銀座~東京駅

いずれも主催は「裁判員制度はいらない!大運動」(03-3348-5162 新都心法律事務所)







 憲法記念日の5月3日、毎年行われている「9条シール投票」を池袋駅東口で行いました。北部連絡会、南部連絡会などから16名が参加し、午後1時30分~3時30分まで約2時間。連休のド真ん中でごった返す人混みに向かって「憲法9条を変えた方がいいか、守り抜くべきか」とシール投票を呼びかけました。
 結果、守る447(71.2%)、変える104(16.6%)、わからない77(12.3%)、(トータル628)でした。

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 北朝鮮の「人工衛星」発射問題やソマリア沖での海賊問題を利用して、麻生政権はマスコミを使って最大限に危機感をあおり、「国民の命と財産を守る」存在として自衛隊を押しだし大宣伝してきました。約2時間で600名を超える人々がシール投票に参加した(1分間に5名以上)ということの中に、多くの人々にとってかつてなく9条問題が身近になってきていることが示されています。
 そしてまた、あれほどの大宣伝の中でも、9条を変えてはいけない、自衛隊を戦争のできる軍隊にしては行けない、という思いの人が7割を超えたということは心強い限りでした。他方、変えた方がよい、わからない、という人が増えていることも確かです。今日のシール投票では、その理由を聞く時間がありませんでしたが、政府が9条改憲のための憲法審査会始動を強行しようとしている今、職場・学園・地域で「9条を変えるな!」の呼びかけと行動をさらに強めていきましょう!

●北部連絡会のFさんからも感想が寄せられました。
 特徴的なことは「変える」が予想していた票より極端に少なかったことです。この間、麻生政権の北朝鮮「人工衛星ロケット」迎撃命令と大体的な戦争動員、ソマリア「海賊対策」の名による自衛隊1000人派遣への労働者人民の激しい危機感の表れと思われます。本当に今日、シール投票をやってよかったです。









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