とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2009年03月

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 3月4日に続いて行われた「3・25都庁前アクション」(河原井さん・根津さんらを解雇をさせない会と東京の教職員組合らが呼びかけ)は、150名を超える結集で石原都政・都教委を弾劾しぬきました。簡単に報告します。
 夕方5時に集まった人たちは、まず都庁第二庁舎10階の会議室へ、都教委への要請行動です。いつも対応に出てくる教育情報課・黒田課長が不在で、代わりにいつも黒田さんの隣で書記をしている徳田さんが対応しました。いくつかの教組や市民団体が要請書を提出。町田教組の委員長は「現場の混乱の原因は都教委にある」と弾劾しました。私たちも再度「根津さんらを分限解雇にするな」の要請書を、大原正行教育長、木村孟委員長、内舘牧子委員、高坂節三委員、竹花豊委員、瀬古利彦委員の6名宛に出し、最後に「各委員に渡したかどうかの結果の返答」を要求しておきました。昨年、同様の質問に対する教育情報課の回答は「要請書については、所管課において適正に取扱い、必要に応じ回答を行っている。個別の案件についての事務処理の内容については、回答を差し控える。」でした。この文章を透かしてみると「渡しませんでした」という文字が浮かび上がってきます。実際に渡っていませんでした。他の団体が質問したことに対しても、回答しないのが回答、というような返事だそうです。本当に「血の通った対応をしてほしい」、いや、する義務があると思います。

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 この日も、徳田さんは、肝心の分限解雇処分に関しての質問には、担当が違うから答えられませんとのこと。それならば、緊急性あるので、ということで、みんなで担当部署である27階の人事部職員課に直接聞きに行きました。でも、答えはありませんでした。

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 腹立たしさを抱えながら都庁前のアクションへ。戦争体験者の北村小夜さん(元教員)、石川逸子さん(詩人)、在日3世の雀善愛さん(ピアニスト)もかけつけ、アピールに立ちました。多摩教組、町田教組、墨田区教組、都障労組などなどからの報告、現場の教員たちの「君が代」不起立の闘いの報告が続きました。

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 そして、最後に根津さんと河原井さん。根津さんも河原井さんも、ものが言えなくなっている職場の状況を何とかしようと訴えました。根津さんは「子どもたちは『君が代』の意味を知らない。子どもたちに『君が代』をなぜ歌うの?と聞き、その意味を話すところから始めよう」と。河原井さんは「いい判決が出ても、職場で実践しなければ、ただの紙切れになってしまう。つながっていこう」と。

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 2人ともこの日、都教委から処分のための事情聴取を受けていましたが、根津さんは「都教委は子どもたちの教育を破壊している、あなた方もその加担者だよ」とグサリと追及。河原井さんも「教育とは何でしょうか」と、逆に長い時間話されたそうです。













集会の報告です。* * * * *
 3月22日に共謀罪新設反対国際共同行動署名運動が呼びかけた「戦争と治安管理に反対するシンポジウム4~戦争と治安管理から自らを解き放とう!」が東京南部労政会館で開かれ、100名を超える人々が参加した。
 全体集会は、足立昌勝さん(関東学院大教授)の主催者挨拶に次いで、永島靖久弁護士の「反テロ戦争・新自由主義破綻下の治安法を撃て!」の講演。新自由主義がもたらした結果としての反乱に対する各国の治安政策の再編状況など詳しく提起された。講演の後、連帯挨拶が続いた。山下幸夫弁護士は、共謀罪法案を絶対に阻止しよう!と訴えた。いったん休憩の後、会場を移して分科会に移った。
 
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 分科会は、①檻の中の「安心・安全」を問う、②刑事司法の腐敗を撃て!、③社会的排除を打ち砕くために、と3つのテーマに分かれて行われた。第2分科会「刑事司法の腐敗を撃て!」は、救援連絡センターの跡部由光さんの司会で、西村正治弁護士が「裁判員法反対」、統一獄中者組合の大山武さんが「死刑・重罰化反対」の提起を行った。また、法大弾圧救援会の下岡暁さんが、「88人の逮捕、22人の起訴という大弾圧に一人も屈せず、はね返している」という現状を報告した。討論では、迎賓館・横田裁判被告の板垣宏さんが、検察と裁判所が証拠ねつ造に破綻してきたが、裁判員制度で進める迅速裁判ではそれができなくなる、とその攻撃を断罪した。
 分科会での討論の後、再び全体集会に。パレスチナ・オリーブ(仙台)の早尾貴紀さんから「ガザ虐殺を考える」の特別報告を受けた後、それぞれの分科会討論の報告がされた。共謀罪永久廃案に向け内容を共有化し、最後に「裁判員制度反対!」等のシュプレヒコールをあげて集会を閉じた。(賛同人M.O.)









 今日(3/24)は、根津さんの学校(都立あきる野学園)の卒業式でした。去年の学校(都立南大沢学園)では正門の扉は閉ざされ、扉の内側には都教委職員が大勢配置され、さらに外には私服警察も配置されていましたが、今年の卒業式では門の扉は開放され、バスで登校してきた生徒たちを教職員たちが向かい入れていました。都教委も警察もいないようでした。そんな中、根津さんも笑顔で卒業式に向かいました。根津さんは「不起立」でした。
 河原井さんの学校(都立八王子東特別支援学校)の卒業式は19日でした。ここには、都教委が去年のように配置され、校門のところには私服警察官が6名もいました。河原井さんも「不起立」でした。
 都立高校では、今年も「君が代」不起立を初めて行う教職員が出ています。義務制や養護学校(特別支援学校)の卒業式でも不起立者は出ています。困難な中、圧力に屈せず「不当な命令には従えない」と勇気ある闘いを貫く教職員の闘いが継続されています。
根津さんの学校
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  河原井さんの学校
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 しかし、都教委は悪辣な処分攻撃に出ようとしています。すでに「不起立」者への事情聴取が始まっています。根津さんは、明日(25日)、花小金井の西部経営支援センターで事情聴取されます。様々に入ってくる情報では、根津さんが分限処分、分限解雇される危険性は日に日に高くなっています。
 都教委への抗議を強めましょう。「根津さんらへの、懲戒処分も分限処分も許さない」と都教委へ申し入れてください。また、下記の行動にも参加しましょう。

●3月25日(水)17時~19時まで 
都庁第二庁舎まえ・都庁前アンサンブル行動
●3月26日(木)
朝8時~ 都庁第二庁舎・ビラ入れ
9時~ 定例教育委員会の傍聴闘争
11時30分~ 多摩中裁判・控訴審 高裁820法廷
13時30分~ 高校「君が代」裁判判決→総括集会
14時30分~ 根津・河原井さんの06年処分の判決→総括集会
●3月28日(土)11時~ 
渡辺厚子さん・処分を許さない集会・デモ(王子駅前 北トピア)
●3月30日(月)9時~ 
臨時教育委員会の傍聴闘争(この日に処分をきめる)
●3月31日(火)
13時~処分発令 水道橋駅東口の都立研修センター(工芸高校隣り)で支援・抗議行動
処分発令終了後、該当者支援総決起集会 全水道会館4F
16時~記者会見(予定・早まる可能性大) 全水道会館4F
*主催:四者卒・入学式対策本部

<東京都教育委員会の抗議先>
●東京都教育委員会 人事部服務課(処分担当)
TEL 03-5320-6792
●東京都教育委員会 人事部職員課
TEL 03-5320-6790 FAX03-5388-1729











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 千葉県連絡会からです。

 昨年12月、主に百万人署名運動の賛同団体に裁判員制度反対集会実行委員会の立ち上げを呼びかけました。9団体7実行委員の参加を得て、1月15日の第1回実行委員会を皮切りに3回の実行委員会、2回の街宣、記者会見、デモコールなどの検討会を経て、様々な準備をしてきました。最後の2週には実行委員が手分けをして300の千葉県連絡会賛同人に電話で参加を呼びかけ、当日を迎えました。3月22日、千葉市内は悪天候の中でしたが、121名が集会に参加されました。

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 最初に、佐藤和利弁護士の講演です。裁判員制度の概要やその問題点などを分かりやすく話していただきました。
 次は裁判員候補拒否者のお話です。これは今までの各地の集会にはないプログラムです。実名を公表し、顔をさらして記者会見をされた勇気あるお二人の発言は感動的でした。元教師の方は「私は裁判員になりたくない、なれば重刑を下さなければならなくなる。裁判制度は良くならない。税金と時間の無駄遣いだ」。コンサルタント業の方は「裁判員法に疑問を持っている。裁判員の権限にも問題がある。拙速の法律化にも疑問、やり直すべき」と訴えられました。

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 さらに、裁判員裁判実施延期を求める千葉県弁護士有志の会の立松彰弁護士の報告を受けて活発な質疑応答。武内更一弁護士が質問に答えました。
 最後に本日から4・21、5・21に向けて新たな実行委員会への参加を呼びかけて集会を閉じました。
 強風でしたが、動労千葉の宣伝カーを先頭に、元気にデモをしました。会場から地裁前を経由して千葉中央公園まで。デモ終了後、市民ネット会議室で新実行委員会の第1回を持ちました。
 この集会には、県内外41名の方が賛同を表明されました。三里塚芝山連合空港反対同盟の方々をはじめ、遠くは岡山、愛媛、岐阜などからも賛同の声が届きました。

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 裁判員制度は「現代の赤紙」、徴兵制と同じような義務を国民に押しつけるものです。9条改憲・戦争に反対するすべての人々にとって、絶対に相容れるものではありません。何としてもつぶすため、5月21日実施ストップ!廃止へ!の声を全国からあげましょう。そのために急きょ、「つぶせ!裁判員制度」のノボリ旗を作りました。(一枚900円です。ご希望の方にはお分けします!)
 ノボリ旗は19日にできあがってきたので、翌日の3.20イラク反戦6周年・代々木公園での集会-デモに初めて持って参加しました。デモでは「裁判員制度はいらない!大運動」の弁護士さん達と一緒に若者が闊歩する渋谷の街をアピールして歩きました。

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 この3.20行動は、3月17日~19日の3日間「解雇撤回・大幅賃上げ」のストライキを闘い抜いた動労千葉らが呼びかけたもので、全国から労働者、学生、農民など1850人が参加しました。青年労働者の明るい笑顔、元気なアピールが印象的でした。労働運動の力で革命をやろう!ストライキとデモで戦争をとめよう!と、体ごと会社・資本とぶつかっている姿に、本気さを感じました。

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