とめよう戦争への道!百万人署名運動は5月19日(土)、「いまこそ改憲阻止へ!5・19全国集会」を開催します。会場は国会近く、三宅坂交差点の社会文化会館大ホールです(千代田区永田町1-8-1)。集会後は国会周辺をデモ行進します。百万人署名運動は今一度、9条改憲阻止の運動を地域からつくっていくために全国で闘います。5・19全国集会へのご参集を訴えます。
与党は4月13日、改憲投票法の衆院採決を強行しました。9条改憲・戦争へ一直線に向かう歴史的な暴挙です。あくまで参院での廃案をめざし、怒りの批判と行動を強めていかなければなりません。
安倍政権と与党は当初、自公民3党の賛成によって改憲投票法を成立させようとしていました。しかしそれよりも、与党案での早急な成立を優先したのです。「日本会議」に代表される極右勢力が「民主党に妥協しすぎだ」と自民党を突き上げたのは事実ですが、より根本は、労働者人民の反対の声が噴出する前に法案を通してしまえ、ということでしょう。労働者人民の闘いを恐れている証拠です。
4月24日に自民党は「新憲法制定推進の集い」を開催、安倍首相は「憲法改正を必ず政治スケジュールにのせる」と表明しました。中曽根元首相も「改憲国民投票法が通れば、いよいよ憲法問題がみなさんのものになる」と、集会参加者に向かって反動的な檄を飛ばしています。安倍首相はまた、集団的自衛権を容認するための法整備や解釈改憲を急ぐことも発表しています。
5月3日には「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根元首相)と「新しい憲法をつくる国民会議」(会長・愛知和男元防衛庁長官)が「新しい憲法をつくる国民大会」を、さらに「民間憲法臨調」(会長・三浦朱門)が同日、改憲のための「憲法フォーラム」を開催するとしています。改憲派の動きが加速しています。いよいよ改憲阻止の決戦本番です。
改憲勢力が恐れているのは、なによりも労働組合の決起です。労組が改憲阻止を掲げてゼネストやデモに立ち上がれば、改憲阻止闘争は全人民的に発展します。また、学生の反乱、怒りの行動です。彼らは労組や学生の決起を恐れています。だから、「学校の先生が校門で改憲反対のビラをまけば、地位利用で違反になる」(自民党の船田議員。4月25日の改憲投票法案の参院審議で)などと脅しているのです。
脅しや弾圧や破壊に屈せず、闘いを呼びかけ組織していけば改憲は阻止できます。
闘いの場は職場であり、学園であり、国会であり、街頭であり、そして地域です。百万人署名運動は、9条改憲阻止の運動にあらゆる人々の参加を求め、地域から運動を起こしていきたいと思います。その取り組みに再チャレンジします。
改憲投票法が成立すれば、7月参院選後の臨時国会から「憲法審査会」が設置されます。改憲原案の審査や提出の権限は3年間凍結となっていますが、原案の協議や議論は可能です。安倍政権は2010年の改憲発議、国民投票実施をもくろんでいます。
今こそ改憲阻止へ! 5・19全国集会へのご参加を訴えます。
とき◆5月19日(土)午後1時30分~、集会後デモ行進
ところ◆社会文化会館(東京都千代田区永田町1-8-1)
【行き方】→http://www.syabunkaikan.org/Traffic.html
講演◆梅田正己さん(出版社「高文研」代表)「朝鮮有事と9条改憲」、ほか
主催◆とめよう戦争への道!百万人署名運動
参加費500円。託児あり