4月18日(金)、憲法と人権の日弁連をめざす会の主催で「弁護士激増・裁判員制度・改憲に対決する弁護士・市民集会」が弁護士会館クレオで開かれ、520名が参加しました。この集会は、裁判員制度導入をはじめとした「司法改革」攻撃に反撃していくための、弁護士と市民の共同の決起集会。若手弁護士の勢いある発言が会場をわかせた、活気ある集会でした。主催者代表の高山俊吉さん(弁護士)は「弁護士も怒りの闘いを開始した。団結力を大きくして、この世の中を変えてしまおう」と訴えました。
集会冒頭、激突した2000年日弁連臨時総会の模様をまとめたビデオ上映。その後に弁護士になった6人の「若手」から、弁護士激増や裁判員制度に反対する怒りの発言が続きました。
「弁護士を激増させ、競争させて、弁護士自治とか人権を守る弁護士のあり方そのものを破壊しようとしている。それが司法改革の狙い。反構造改革、反新自由主義、反司法改革で一致団結して闘おう」
「年間200万円も学費がかかるロースクールに3年通わないと弁護士になれない。弁護士になっても3人に1人が食べていけない状況。なんでこんなことをするんだと、怒りで一杯だ」
「日弁連幹部は“弁護士は血を流せ”と言う。われわれが血を流すことによって人権が守られたり、改憲を阻止したり、労働者の権利が守られるなら喜んでそうする。だが全く逆だ。高山弁護士に頼っているだけではダメだ。われわれは立ち上がる」。
続いて、「君が代」不起立を闘った教育労働者の米山良江さん、千葉大学教授の新藤宗幸さん、さらにジャーナリストの斉藤貴男さんが「裁判員制度に反対する理由」と題して発言。最後に、佐藤和利弁護士が6・13全国集会を訴え、山口県・千葉県・神奈川県から参加の3人から市民運動での取り組みの報告がありました。
裁判員制度はいらない6.13全国集会(日比谷公会堂)のチラシを手に、全国からの大結集を呼びかける佐藤弁護士(裁判員制度はいらない!大運動・事務局長)