新潟からの報告です。* * * * *
新潟県内初の裁判員裁判が全国で最も遅く3月16日(火)~25日(木)まで7日間の日程でスタートしました。事件はロシア人船員による覚せい剤密輸被疑事件。被告は「覚せい剤とは知らなかった」と無罪を主張、検察と対立している。「裁判員制度はいらない!大運動in新潟」(高島章代表)は、裁判員選定の15日、初公判の16日と制度スタートに抗議、連日の反対闘争に取り組みました。両日とも百万人署名運動・県推進委の会員、新潟地域一般の組合員ら約20人で新潟地裁前で制度の廃止を呼びかけました。
15日は、40~50人のメディア取材陣が裁判所を取り巻く中、新潟グループは東京から駆けつけたインコと裁判員制度はいらない!大運動・事務局員とともに正面に陣取り、横断幕、幟を掲げ、裁判員候補者に「辞退しても処罰されません」「お互いに隣人を裁きあう制度。みんなで拒否しよう」とマイクで呼び掛けるとともに、署名を取り組み、「制度は現代の徴兵制。裁判員の高出席率は大嘘、数字のマジック」と制度の狙いを批判したチラシ約300枚を配りました。16日には早朝から傍聴希望者約500人(マスコミ動員がほとんど)が並びました。
メディアと裁判所による自作自演の「裁判員制度ワイドショー」を弾劾する大運動の呼び掛けが地裁を包囲しました。私たちは戦後司法をこのような形で重罰、拙速、有罪前提に転換して、憲法、刑事訴訟法の精神を骨抜きにし事実上の改憲攻撃を進めていることに警鐘を鳴らしました。私たちの訴えに対して、地裁は職員を総動員して裁判員候補者や裁判員との接触妨害に腐心する一方、構内に警察機動隊を待機させる(15日)という暴挙が明らかになりました。
新潟市の高島章弁護士は「制度は違憲」として裁判所に意見書を提出しており、この日もTV局のインタビューに「通訳を伴う外国人の事件。たった7日間で十分な審理ができるのか。被告は裁判員裁判を拒否できない仕組み。今後も廃止を目指して活動を続ける」と語りました。開廷まで4回の密室審理による争点整理(前裁き)が行われたのも問題点です。私たちの廃止を求める取り組みは民放、新聞が報道しました。公表によると抽出数95、呼び出し送付部数70、候補者数28、裁判員選定日の出席者数27、出席率は28・4%。呼び出しに対し大部分が辞退、反対運動が波及していることをうかがわせます。廃止まで闘おう!(新潟県推進委員会事務局 K)
新潟県内初の裁判員裁判が全国で最も遅く3月16日(火)~25日(木)まで7日間の日程でスタートしました。事件はロシア人船員による覚せい剤密輸被疑事件。被告は「覚せい剤とは知らなかった」と無罪を主張、検察と対立している。「裁判員制度はいらない!大運動in新潟」(高島章代表)は、裁判員選定の15日、初公判の16日と制度スタートに抗議、連日の反対闘争に取り組みました。両日とも百万人署名運動・県推進委の会員、新潟地域一般の組合員ら約20人で新潟地裁前で制度の廃止を呼びかけました。
15日は、40~50人のメディア取材陣が裁判所を取り巻く中、新潟グループは東京から駆けつけたインコと裁判員制度はいらない!大運動・事務局員とともに正面に陣取り、横断幕、幟を掲げ、裁判員候補者に「辞退しても処罰されません」「お互いに隣人を裁きあう制度。みんなで拒否しよう」とマイクで呼び掛けるとともに、署名を取り組み、「制度は現代の徴兵制。裁判員の高出席率は大嘘、数字のマジック」と制度の狙いを批判したチラシ約300枚を配りました。16日には早朝から傍聴希望者約500人(マスコミ動員がほとんど)が並びました。
メディアと裁判所による自作自演の「裁判員制度ワイドショー」を弾劾する大運動の呼び掛けが地裁を包囲しました。私たちは戦後司法をこのような形で重罰、拙速、有罪前提に転換して、憲法、刑事訴訟法の精神を骨抜きにし事実上の改憲攻撃を進めていることに警鐘を鳴らしました。私たちの訴えに対して、地裁は職員を総動員して裁判員候補者や裁判員との接触妨害に腐心する一方、構内に警察機動隊を待機させる(15日)という暴挙が明らかになりました。
新潟市の高島章弁護士は「制度は違憲」として裁判所に意見書を提出しており、この日もTV局のインタビューに「通訳を伴う外国人の事件。たった7日間で十分な審理ができるのか。被告は裁判員裁判を拒否できない仕組み。今後も廃止を目指して活動を続ける」と語りました。開廷まで4回の密室審理による争点整理(前裁き)が行われたのも問題点です。私たちの廃止を求める取り組みは民放、新聞が報道しました。公表によると抽出数95、呼び出し送付部数70、候補者数28、裁判員選定日の出席者数27、出席率は28・4%。呼び出しに対し大部分が辞退、反対運動が波及していることをうかがわせます。廃止まで闘おう!(新潟県推進委員会事務局 K)