7月19日に杉並産業商工会館で反戦反核集会があり参加しました。8.6広島-8.9長崎統一実行委主催で125人が参加、さまざまな立場からの報告がありました。
集会冒頭『日本の核武装を許さない!』という短いDVD上映。ナトリウム漏れ事故で運転を中止していた高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の運転再開に反対する取り組みなどが映し出されました。「もんじゅ」は2050年の実用化に向けて、年間200億円の試験運転費が投入されるとのこと。事故が起きたら大惨事となることがはっきりしているのになぜこんな危険なものを大金を投入してつくるのか? 映像の中で、元原子力委員会委員の吉元斉氏は「核抑止力に相当するものを、もんじゅによって日本は持っている」と言及しました。プルトニウムを再生産する「もんじゅ」運転再開が「核燃サイクルの確立ー兵器級プルトニウムの蓄積ー核武装」をめざしているということを公言したのです。日本の核武装への道がこのように進められている!「原子力の平和利用」というまやかしと労働者民衆はもっと強く闘わなければと思いました。
他方、今年も8月6日に広島で前航空幕僚長の田母神俊雄講演会が企画されています。彼は「日本が核を持てば、北朝鮮の核攻撃に対する抑止力になる」と、日本の核武装こそ“広島の平和”と公言しています。昨年は「日本会議広島」主催でしたが、今年は急遽つくられた「平和と安全を求める被爆者たちの会」が共催。この会の代表は「広島の既存の反核団体の唱える核廃絶一本槍の行動に違和感を持っていた」と言っています。この日の反核対談のため広島から来られた野田次郎さん(全国被爆者青年同盟)は「(この代表は)学生の頃から札付きの成長の家の活動家だった。被爆者を持ち出して、核武装を求めることは絶対に許せない」と弾劾。そして、田母神らファシストが跋扈(ばっこ)する背後にある日本政府のアジア侵略ー核武装推進に全力で反対して闘おうと訴えました。
吉田義久さん(核問題研究情報センター代表)は「戦争で肥え太るのはいつも核軍事産業」というお話しの中で、ブッシュ政権下でつくられた『Complex2030』は「安全で、確実で、効果的な」核弾頭を作るために、マンハッタン計画以来使われてきた8つの施設を新しく作り直す計画で、その予算規模は2030年までに155億ドル~1752億ドルという巨大なもの。ベクテル、ロッキード、マーチン、カリフォルニア大学、ハネウエルなどの軍事企業が受注し、莫大な利権が保証され、利権をむさぼっている。オバマ政権はこれをそのまま引き継いでいると指摘しました。また「軍事産業の原発輸出推進は核の拡散そのもの。原発で働く労働者は非正規が多く、被曝している」と、労働組合がこの問題で闘うことの重要性を訴えました。
青森県からも仲間が駆けつけ報告。六カ所村の再処理工場(現在試験運転中の事故でストップしている)で抽出されるプルトニウムは核兵器に転用できるもの。1983年、当時の中曽根首相が青森に来て「下北半島を日本有数の原子力基地にしたい」と発言、それから核燃サイクル施設の建設が始まり、核武装が進んでいると指摘し、核と戦争のための核燃サイクルを解体しようと呼びかけました。
さらに、在沖縄労働者、学生、動労千葉からも闘いの報告があり、田母神らと対決し、8・6ヒロシマ大行動に集まろう!8・9ナガサキも闘おうと確認しました。(事務局S)
●被爆65周年ヒロシマ・ナガサキをくりかえすな
8・6ヒロシマ大行動
とき◆8月6日(金)12:30集会開始、午後3時デモ出発
ところ◆広島県立総合体育館小アリーナ(広島市中区基町4番1号)
主催◆8・6ヒロシマ大行動実行委(tel.082-221-7631)
*デモ終了後、田母神講演会弾劾デモあり、原爆ドーム前集合
【関連】
●首相来広弾劾デモ
とき◆8月6日(金)朝7:00~
集合◆東千田公園(広電「日赤病院前」)
主催◆8・6広島-8・9長崎全国統一実行委(tel.080-5192-2030)
●碑めぐり
とき◆8月7日(土)朝9:00~
集合◆平和公園内、平和資料館下
主催◆8・6ヒロシマ大行動実行委(tel.082-221-7631)
●8・8長崎反戦反核集会
とき◆8月8日(日)午後6時~
ところ◆長崎県勤労福祉会館4F(電停「公会堂前」すぐ)
主催◆8・6広島-8・9長崎全国統一実行委・長崎(tel.095-826-7812)
●菅首相来崎・祈念式典弾劾デモ
とき◆8月9日(月)午前10時~
集合◆城栄公園(市電「大橋」下車)に集合
集会冒頭『日本の核武装を許さない!』という短いDVD上映。ナトリウム漏れ事故で運転を中止していた高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の運転再開に反対する取り組みなどが映し出されました。「もんじゅ」は2050年の実用化に向けて、年間200億円の試験運転費が投入されるとのこと。事故が起きたら大惨事となることがはっきりしているのになぜこんな危険なものを大金を投入してつくるのか? 映像の中で、元原子力委員会委員の吉元斉氏は「核抑止力に相当するものを、もんじゅによって日本は持っている」と言及しました。プルトニウムを再生産する「もんじゅ」運転再開が「核燃サイクルの確立ー兵器級プルトニウムの蓄積ー核武装」をめざしているということを公言したのです。日本の核武装への道がこのように進められている!「原子力の平和利用」というまやかしと労働者民衆はもっと強く闘わなければと思いました。
他方、今年も8月6日に広島で前航空幕僚長の田母神俊雄講演会が企画されています。彼は「日本が核を持てば、北朝鮮の核攻撃に対する抑止力になる」と、日本の核武装こそ“広島の平和”と公言しています。昨年は「日本会議広島」主催でしたが、今年は急遽つくられた「平和と安全を求める被爆者たちの会」が共催。この会の代表は「広島の既存の反核団体の唱える核廃絶一本槍の行動に違和感を持っていた」と言っています。この日の反核対談のため広島から来られた野田次郎さん(全国被爆者青年同盟)は「(この代表は)学生の頃から札付きの成長の家の活動家だった。被爆者を持ち出して、核武装を求めることは絶対に許せない」と弾劾。そして、田母神らファシストが跋扈(ばっこ)する背後にある日本政府のアジア侵略ー核武装推進に全力で反対して闘おうと訴えました。
吉田義久さん(核問題研究情報センター代表)は「戦争で肥え太るのはいつも核軍事産業」というお話しの中で、ブッシュ政権下でつくられた『Complex2030』は「安全で、確実で、効果的な」核弾頭を作るために、マンハッタン計画以来使われてきた8つの施設を新しく作り直す計画で、その予算規模は2030年までに155億ドル~1752億ドルという巨大なもの。ベクテル、ロッキード、マーチン、カリフォルニア大学、ハネウエルなどの軍事企業が受注し、莫大な利権が保証され、利権をむさぼっている。オバマ政権はこれをそのまま引き継いでいると指摘しました。また「軍事産業の原発輸出推進は核の拡散そのもの。原発で働く労働者は非正規が多く、被曝している」と、労働組合がこの問題で闘うことの重要性を訴えました。
青森県からも仲間が駆けつけ報告。六カ所村の再処理工場(現在試験運転中の事故でストップしている)で抽出されるプルトニウムは核兵器に転用できるもの。1983年、当時の中曽根首相が青森に来て「下北半島を日本有数の原子力基地にしたい」と発言、それから核燃サイクル施設の建設が始まり、核武装が進んでいると指摘し、核と戦争のための核燃サイクルを解体しようと呼びかけました。
さらに、在沖縄労働者、学生、動労千葉からも闘いの報告があり、田母神らと対決し、8・6ヒロシマ大行動に集まろう!8・9ナガサキも闘おうと確認しました。(事務局S)
●被爆65周年ヒロシマ・ナガサキをくりかえすな
8・6ヒロシマ大行動
とき◆8月6日(金)12:30集会開始、午後3時デモ出発
ところ◆広島県立総合体育館小アリーナ(広島市中区基町4番1号)
主催◆8・6ヒロシマ大行動実行委(tel.082-221-7631)
*デモ終了後、田母神講演会弾劾デモあり、原爆ドーム前集合
【関連】
●首相来広弾劾デモ
とき◆8月6日(金)朝7:00~
集合◆東千田公園(広電「日赤病院前」)
主催◆8・6広島-8・9長崎全国統一実行委(tel.080-5192-2030)
●碑めぐり
とき◆8月7日(土)朝9:00~
集合◆平和公園内、平和資料館下
主催◆8・6ヒロシマ大行動実行委(tel.082-221-7631)
●8・8長崎反戦反核集会
とき◆8月8日(日)午後6時~
ところ◆長崎県勤労福祉会館4F(電停「公会堂前」すぐ)
主催◆8・6広島-8・9長崎全国統一実行委・長崎(tel.095-826-7812)
●菅首相来崎・祈念式典弾劾デモ
とき◆8月9日(月)午前10時~
集合◆城栄公園(市電「大橋」下車)に集合