今年もミーン・ミーンと思いっきり元気に鳴く蝉の声に迎えられ、8・6ヒロシマ大行動に参加してきました。昼の集会には全国から1800名が参加。65年前の被爆地の状況を思いながら、猛暑の中を早朝から3つのデモをやりぬきました。被爆65周年の8・6広島は、米英仏という核保有国の代表、国連事務総長、国際原子力機関IAEA事務局長の初の式典参加、また、昨年に引き続き前航空幕僚長の田母神が講演にやってくるという、かつてない状況下にありました。
米英仏代表らの式典参加を秋葉市長は「核兵器廃絶への前進」と絶賛していますが、私たちはそうは考えません。「核兵器のない世界」をめざすと言いながら、米オバマ政権は1兆円以上を核兵器の維持・開発予算に計上し、5000発以上の核兵器を保有し続けています。イラン・北朝鮮への核攻撃を公言し、それを想定した大規模な米韓合同軍事演習を行っています。国連やIAEAもイラクやアフガニスタンへの侵略戦争に「お墨付き」を与えてきた機関です。アメリカは自らは圧倒的な核独占体制を維持し、「対テロ」ならよいと新たな核戦争をやろうとしているのです。そのために「8・6ヒロシマ」をも利用するなど、絶対に許せません。
朝8時15分ごろ、式典が行われている平和公園のすぐ横で弾劾のシュプレヒコール
また、歴史を偽造し「かつての戦争は正しかった」と居直る田母神らは、差別排外主義をあおり、9条改憲と日本の核武装化を叫んでいます。
このような反動に対するヒロシマの怒りと共に、私たちも「ヒロシマを新たな核戦争に利用するな!」「侵略戦争反対!核戦争絶対反対!」と、全力で闘い抜きました。
午後5時40分ごろ、田母神講演会場前で抗議のシュプレヒコール
12時30分から開始された集会では、被爆者の発言が続きました。反戦被爆者の会の下田礼子さんは「15歳のときに被爆したが、アメリカからは今まで何の謝罪もない。イラク侵略戦争、アフガニスタンへの兵力増強、米韓合同軍事演習。やっていることと言っていることが違う。自国の核をなくすことから始めてくださいと言いたい!」。山口元さんは「自分は親戚の家にいた。8月6日の朝、母と妹を探しに行ったが家も何もなくなっていた。黒こげの焼け野原、うめき声、火事場を歩いているようだった」。被爆二世の中島健さんは「各国の戦争屋が集まって平和式典を汚すことに断固抗議する!辺野古に新基地建設を宣言し、もんじゅ再開・インドとの原子力協定など日本の核武装を追求する菅首相の式典参加も許せない。世界の労働者と連帯して核兵器をなくしていこう」と訴えました。
基調提起の中では既成の運動の問題点も強く指摘されました。「原水禁運動は、いまや歴史的変質と解体の危機にあります。民主党政権入りした連合が主体の原水禁や、オバマ賛美の原水協では、改憲、戦争・核戦争に反対できません。原発輸出、日米安保強化、沖縄・辺野古への基地建設を強行する民主党政権を支えているのは、まぎれもなく連合です。この連合を基盤とする原水禁は、北朝鮮に対する侵略戦争、新たな核戦争が迫る中で<東北アジアの非核化>を掲げ、オバマや民主党政権と一体で北朝鮮を非難し、侵略戦争を翼賛する運動に変質しています。」(基調提起より)
また、島根人類愛善会会長の松浦武生さんが、島根原発のいい加減な点検や労働者の被曝実態などを詳しく報告。原発の恐ろしさを具体的に実感しました。
青森の六カ所村からも、米軍三沢基地や自衛隊基地など、北朝鮮・中東への侵略基地として強化されている現実が報告されました。沖縄からのアピール、闘う弁護士、闘う労働者や学生からの発言が続きました。獄中35年の星野文昭さんからのメッセージをお連れ合いの暁子さんが代読されました。
中締めのシュプレヒコール
毎年海外からの参加者の連帯アピールがありますが、今年はドイツから学生の代表団として3人の女性が来日しました。彼女らはドイツの戦争政策に反対しており、「国境を越えた労働者階級・民衆の国際連帯で核を廃絶しましょう!」とアピールしました。
集会のあと、元気に広島市内デモに出ました。
デモ解散地点の平和資料館前でシュプレヒコール
以上、OSでした。
米英仏代表らの式典参加を秋葉市長は「核兵器廃絶への前進」と絶賛していますが、私たちはそうは考えません。「核兵器のない世界」をめざすと言いながら、米オバマ政権は1兆円以上を核兵器の維持・開発予算に計上し、5000発以上の核兵器を保有し続けています。イラン・北朝鮮への核攻撃を公言し、それを想定した大規模な米韓合同軍事演習を行っています。国連やIAEAもイラクやアフガニスタンへの侵略戦争に「お墨付き」を与えてきた機関です。アメリカは自らは圧倒的な核独占体制を維持し、「対テロ」ならよいと新たな核戦争をやろうとしているのです。そのために「8・6ヒロシマ」をも利用するなど、絶対に許せません。
朝8時15分ごろ、式典が行われている平和公園のすぐ横で弾劾のシュプレヒコール
また、歴史を偽造し「かつての戦争は正しかった」と居直る田母神らは、差別排外主義をあおり、9条改憲と日本の核武装化を叫んでいます。
このような反動に対するヒロシマの怒りと共に、私たちも「ヒロシマを新たな核戦争に利用するな!」「侵略戦争反対!核戦争絶対反対!」と、全力で闘い抜きました。
午後5時40分ごろ、田母神講演会場前で抗議のシュプレヒコール
12時30分から開始された集会では、被爆者の発言が続きました。反戦被爆者の会の下田礼子さんは「15歳のときに被爆したが、アメリカからは今まで何の謝罪もない。イラク侵略戦争、アフガニスタンへの兵力増強、米韓合同軍事演習。やっていることと言っていることが違う。自国の核をなくすことから始めてくださいと言いたい!」。山口元さんは「自分は親戚の家にいた。8月6日の朝、母と妹を探しに行ったが家も何もなくなっていた。黒こげの焼け野原、うめき声、火事場を歩いているようだった」。被爆二世の中島健さんは「各国の戦争屋が集まって平和式典を汚すことに断固抗議する!辺野古に新基地建設を宣言し、もんじゅ再開・インドとの原子力協定など日本の核武装を追求する菅首相の式典参加も許せない。世界の労働者と連帯して核兵器をなくしていこう」と訴えました。
基調提起の中では既成の運動の問題点も強く指摘されました。「原水禁運動は、いまや歴史的変質と解体の危機にあります。民主党政権入りした連合が主体の原水禁や、オバマ賛美の原水協では、改憲、戦争・核戦争に反対できません。原発輸出、日米安保強化、沖縄・辺野古への基地建設を強行する民主党政権を支えているのは、まぎれもなく連合です。この連合を基盤とする原水禁は、北朝鮮に対する侵略戦争、新たな核戦争が迫る中で<東北アジアの非核化>を掲げ、オバマや民主党政権と一体で北朝鮮を非難し、侵略戦争を翼賛する運動に変質しています。」(基調提起より)
また、島根人類愛善会会長の松浦武生さんが、島根原発のいい加減な点検や労働者の被曝実態などを詳しく報告。原発の恐ろしさを具体的に実感しました。
青森の六カ所村からも、米軍三沢基地や自衛隊基地など、北朝鮮・中東への侵略基地として強化されている現実が報告されました。沖縄からのアピール、闘う弁護士、闘う労働者や学生からの発言が続きました。獄中35年の星野文昭さんからのメッセージをお連れ合いの暁子さんが代読されました。
中締めのシュプレヒコール
毎年海外からの参加者の連帯アピールがありますが、今年はドイツから学生の代表団として3人の女性が来日しました。彼女らはドイツの戦争政策に反対しており、「国境を越えた労働者階級・民衆の国際連帯で核を廃絶しましょう!」とアピールしました。
集会のあと、元気に広島市内デモに出ました。
デモ解散地点の平和資料館前でシュプレヒコール
以上、OSでした。