愛媛県連絡会では月1回定例の学習会を続けています。9月の学習会のテーマは沖縄米軍基地間題でした。具体的には、①釣魚台(尖閑諸島)めぐる戦争情勢、②7月~年内に行われる米日韓合同軍事演習、③そのもとでさらに変貌する沖縄、について学習しました。
 中国領釣魚台における日中の軍事的衝突で、日本政府は「だから、日米安保と米軍基地は必要だ」と煽り、名護新基地建設を強行しようとしています。5月の韓国哨戒艇の沈没事件を口実に7月末に米韓軍事演習が「史上最大の侵略演習」として行われ、そこに自衛隊も初めてオブザーバーとして参加しました。この演習自身が北朝鮮一中国への戦争行為です。これが断続的に年末まで続きます。そうした状況の中で、中国漁船船長らの逮捕事件も起こっています。
 すべての戦争は「自衝」を口実に行われます。アフガン・イラク戦争も、日本の15年戦争(中国・アジア侵略)もそうでした。百万人署名運動の掲げる「9条を変えるな」「沖縄基地撤去・日米安保同盟反対」は、「自国の戦争に絶対反対」の鮮明な立場を貫いています。それはすごいことだと改めて実感します。世界の労働者民衆が「自国の戦争に反対」の立場で国境を越えて団結したら、絶対に戦争は止められます。頑張りましょう!

 学習会と共に、毎月1回街頭行動に出ています。日曜日の午後約1時間ほどですが、署名を訴えながらさまざまな討論の場となっています。

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 10月2日(土)に「米軍の低空飛行訓練事故16年、超低空飛行訓練中止を求める四国集会」がありました。低空飛行訓練中の米軍空母インディペンデンス艦載機A-6が早明浦(さめうら)ダム湖に墜落し乗員2人が死亡した事故(1994年10月14日)以来、訓練中止を求め毎年抗議集会が行われています。今年も四国全体から360人が集まりました。労働組合の上部団体は「連合」であり、民主党・菅政権支持です。しかし、現場の仲間は沖縄と連帯して米軍基地撤去まで闘う思いでいっぱいでした。ここに戦争を止め、基地をなくす力があると思います。愛媛連絡会からも参加しました。(愛媛県連絡会 H)

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