さる6月22日(土)午後に、百万人署名運動・東京北部連絡会の第6回総会が開催されました。総会に先立って、第一部で、関東学院大学教授の足立昌勝氏による「動き出す戦争法と治安弾圧法」の講演がありました。
足立さんは、自民党改憲草案は国家による人権制限を正当化するもの、天皇主権の回復と軍事国家の再現であると明確に言い切りました。そして、改憲だけでなくさまざまな側面による法制化が審議され、戦争を行える国家への道づくりが進められていると訴えました。
既に国会で採決されたマイ・ナンバー法については、個人情報に関するOECD8原則で個々の情報を結合してはならないとされているのに、このマイナンバー法では各省庁機関など全ての情報を結合して、国民は国家管理の元に裸にされる危険なものと指摘しました。
さらに、盗聴対象犯罪の拡大や室内盗聴の容認もされようとしているとのこと。室内盗聴については憲法35条(住居の不可侵)があり、改憲しなければ認められないはずと指摘されました。
また、秘密保全法では軍事秘密から外交や国防・治安秘密にまで拡大し、公安警察の公然化にもつながり絶対にあってはならないこと。他にも、治安弾圧法の強化として共謀罪やカンパ禁止法が策動されていること、更には病気を隠して事故を起こした場合の道交法改正などもあり、これらは有罪とか無罪に関係なく、弾圧で逮捕して拘置することによって、自己規制をしたり運動を潰すねらいがあるなどと話されました。
こうしたことは、マスメディアは殆ど取り上げていなく国民にも知らされていない内容で、戦前のように権力はいかようにも活用できると背筋が寒くなる思いがしました。
最後に、足立さんは、どうしたら安倍劇場を粉砕できるのかと問い、発言できなくする教育や生きる価値を失っている若年層の右傾化傾向に触れ、「生きがいのある社会像」を求めて自分は“四角く生きる”と言われました。やはり労働組合が闘わなくなった影響が大きい、社会で職場で闘うことなしは勝てないと。
第二部の総会は、2012年の活動として、原発署名と改憲反対署名に取り組んだ月2回の街宣、例会、労組・都高教訪問キャラバンを始めとして、多くの賛同人・協力人が、原発・オスプレイ配備反対、裁判員制度の廃止を求める運動、国鉄闘争全国運動などの労働運動、日の丸・君が代強制に反対する運動など、他団体と連帯・共闘して集会やデモへ勢力的に取り組んできた活動が代表から報告されました。日めくりのように活動がよみがえってきました。
そして、事務局長からの力の入った情勢、総括、活動方針が提起され、安倍政権による改憲発動がじりじりと強まる中で、連絡会内だけに留まらず、北部ユニオン・労組などとも連携して“改憲と戦争反対”を闘いぬこう、街宣を強化しよう、会員を拡げようと7年目に向けてスタートしました。(北部連絡会会員 H・F)
足立さんは、自民党改憲草案は国家による人権制限を正当化するもの、天皇主権の回復と軍事国家の再現であると明確に言い切りました。そして、改憲だけでなくさまざまな側面による法制化が審議され、戦争を行える国家への道づくりが進められていると訴えました。
既に国会で採決されたマイ・ナンバー法については、個人情報に関するOECD8原則で個々の情報を結合してはならないとされているのに、このマイナンバー法では各省庁機関など全ての情報を結合して、国民は国家管理の元に裸にされる危険なものと指摘しました。
さらに、盗聴対象犯罪の拡大や室内盗聴の容認もされようとしているとのこと。室内盗聴については憲法35条(住居の不可侵)があり、改憲しなければ認められないはずと指摘されました。
また、秘密保全法では軍事秘密から外交や国防・治安秘密にまで拡大し、公安警察の公然化にもつながり絶対にあってはならないこと。他にも、治安弾圧法の強化として共謀罪やカンパ禁止法が策動されていること、更には病気を隠して事故を起こした場合の道交法改正などもあり、これらは有罪とか無罪に関係なく、弾圧で逮捕して拘置することによって、自己規制をしたり運動を潰すねらいがあるなどと話されました。
こうしたことは、マスメディアは殆ど取り上げていなく国民にも知らされていない内容で、戦前のように権力はいかようにも活用できると背筋が寒くなる思いがしました。
最後に、足立さんは、どうしたら安倍劇場を粉砕できるのかと問い、発言できなくする教育や生きる価値を失っている若年層の右傾化傾向に触れ、「生きがいのある社会像」を求めて自分は“四角く生きる”と言われました。やはり労働組合が闘わなくなった影響が大きい、社会で職場で闘うことなしは勝てないと。
第二部の総会は、2012年の活動として、原発署名と改憲反対署名に取り組んだ月2回の街宣、例会、労組・都高教訪問キャラバンを始めとして、多くの賛同人・協力人が、原発・オスプレイ配備反対、裁判員制度の廃止を求める運動、国鉄闘争全国運動などの労働運動、日の丸・君が代強制に反対する運動など、他団体と連帯・共闘して集会やデモへ勢力的に取り組んできた活動が代表から報告されました。日めくりのように活動がよみがえってきました。
そして、事務局長からの力の入った情勢、総括、活動方針が提起され、安倍政権による改憲発動がじりじりと強まる中で、連絡会内だけに留まらず、北部ユニオン・労組などとも連携して“改憲と戦争反対”を闘いぬこう、街宣を強化しよう、会員を拡げようと7年目に向けてスタートしました。(北部連絡会会員 H・F)