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真珠湾73周年(日米開戦=太平洋戦争の本格化)の12月8日、「―国益と排外に憲法は屈するのか― 安倍の延命を許すな!12・8集会」を「とめよう戦争への道!百万人署名運動」と「8・15労働者・市民のつどい実行委」の共催で開催(セシオン杉並)、175名の参加者で大成功しました。集会の開催を決めたとたん解散・総選挙情勢に突入、「8・15実」の鈴木たつおさんが出馬を表明されたので、集会実行委員会としてはあたふたしながらの集会準備となりました。

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集会は14分間のビデオ上映からはじまりました。世界大恐慌から学徒出陣までの「戦争の記憶」から、「7・1閣議決定」に対する反撃が闘われ、そして京都大学を先頭にあらたな学生運動が動いていることを映し出しました。

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集会実行委を代表して弁護士の葉山岳夫さんが開会あいさつ。次に、西川重則さんが「戦争は国会からはじまる」と題して40分間の講演を行いました。西川さんは、国会傍聴15年の経験から「戦争は国会からはじまる」という言葉を提案していることを話し、憲法政治に反する安倍政権を厳しく弾劾しました。また、来年の国会は改憲・戦争をめぐる最大の闘いになるので、国会をめぐる取り組みを強化しようと訴えました。

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続いて、選挙戦の街宣現場から駆けつけた鈴木たつおさんが発言。「安倍がなぜ解散・総選挙にうって出たのか、その狙いが見えてきた」「安倍・自民党が『この道しかない』と言っているのは、独裁を続けて戦争に向かう以外にない、ということ。完全に支配階級の本音が出た。労働者・人民がこの支配を打ち破るチャンス。私はその先頭で闘う」と語り、拍手喝采でした。

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さらに、弁護士の森川文人さんが「戦争は自衛の名ではじまる」と題して講演しました。森川さんは、7・1閣議決定と新ガイドライン改定中間報告が意味することを暴き、「永遠のゼロ」や「風立ちぬ」の映画を例に挙げながら、「地獄への道は善意で敷きつめられているという言葉があるが、戦争は自衛のためと称して行われてきた。自衛戦争反対をしっかり言い切ることが大事」と訴えました。

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最後に、大学生と労働者が発言。11・2日比谷集会のデモで不当逮捕された大学生が、鈴木たつおさんの選挙戦に参加していることを感動して報告。中野区職の北島さんは、公立保育園の民営化が戦争体制に直結していることを話し、職場の闘いが戦争反対に結びついていることを報告しました。