とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

カテゴリ: 基地

千葉からの報告です。
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9月10日午後1時より、木更津駅前リレートーク→陸自木更津駐屯地へのデモと申し入れ行動をやりました。地元でオスプレイ配備に反対してきた動労千葉を支援する会・木更津と改憲・戦争阻止!大行進千葉の呼びかけによる行動です。

炎天下のきびしい暑さでしたが、約60名が参加し、横断幕を拡げ、ノボリ旗を林立させて集会を開始。
まず、大行進・千葉の金子さんが口火を切り、8月16日から全機飛行停止となった米空軍CV22オスプレイが、何の解決もなく9月2日には飛行が再開されたことを木更津市長は容認していると弾劾しました。

「オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会」の仲間からは、オスプレイの安全性についての報告がありました。MV22(沖縄米海兵隊オスプレイ)の中には10年近く定期機体整備が行われていないまま全国を飛び回っているものがあるとのこと。恐ろしい限りです。
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続いて社民党千葉県連合代表の工藤さん、木更津市議の田中紀子さんから発言がありました。さらに、大行進・神奈川や大行進・三多摩からもアピール。神奈川の仲間からは、安倍国葬反対の県内キャラバン取り組んでいること、その過程で権力からの不当な弾圧があったことが報告されました。岸田は国葬反対の高まりに恐怖したのです。三多摩の仲間は、ヨコスカ・横田・木更津・朝霞の首都圏の反基地闘争連携の重要さを訴えました。共に、10.1ヨコスカ、10.2横田行動への参加を呼びかけました。

また、千葉県成田市の三里塚現地闘争本部の仲間からは、新やぐら裁判の不当判決への怒り、10.9全国集会への参加が訴えられました。最後に、動労千葉の佐野書記次長が発言。久留里線廃線を絶対阻止するとの決意と11.6全国労働者集会への結集が呼びかけられました。
集会には、飛び入り参加の人もいました。
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アクアビル前まで移動してデモに出発。元気にシュプレヒコールを上げて木更津駐屯地まで市内をデモ行進しました。今回初めて、デモ隊の両脇に機動隊がついてきました。

駐屯地前で、申し入れ行動。社民党、大行進横須賀・神奈川、元自衛官がそれぞれ申し入れ書を読み上げました。申入れ中、これまでは駐屯地の入口の門の脇に自衛隊員が2人だけ立っていたのですが、今回は門の外にも数人立っていました。行動全体を通して警備体制の強化を感じます。
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デモ&申し入れの後、近くの吾妻公園に移り小集会。今後の国葬反対・戦争反対行動として、9.23芝公園集会&デモ、9.27国葬反対行動、11.6日比谷全国集会への参加が呼びかけられました。千葉でも9月17日(土)に緊急デモをやることになりました(11時~千葉駅そごう前で街宣、11時30分~デモの予定)。
労働者市民が立ち上がって、戦争への動きをはね返していきましょう。(百万人署名運動・千葉 F・0)


報道によれば、米空軍のCV22オスプレイに不具合があるとのことで、当分の間すべてのCV22の飛行を停止しているとのこと。米軍横田基地に配備されているCV22も飛行停止になっているそうです。
しかし、ほとんど同じ構造の沖縄県内配備の米海兵隊MV22は通常通り運用されているということで抗議の声が上がっています。
(8厚19日付琉球新報より)

8.19琉球新報
沖縄配備の海兵隊MV22は、今年の3月にノルウェーで、6月には米カリフォルニア州で墜落事故を起こし、計9人の搭乗員が死亡しています。オスプレイは「空飛ぶ欠陥機」として構造上の欠陥が指摘されているものです。
それなのに日本政府はオスプレイV22を17機も購入。南西諸島で有事となった際、離島防衛専門部隊を送り込むとされています。すでに、千葉県木更津駐屯地に9機が暫定配備され、九州方面へ飛行訓練が始まっていて、各地で訓練反対の抗議行動が闘われています。
(8月19日付琉球新報より)
1-オスプレイ配備

普天間基地に近い緑ヶ丘保育園では、2017年に米軍ヘリの部品が落下した後、どんなに抗議しても米軍機の園庭上空飛行が止まりません。今回のことに関しても神谷園長は「命を軽視している」と怒っておられます。保育園や小学校に子どもたちを通わせているお母さんたちも普天間のMV22オスプレイの飛行停止を求めて声を上げています。
「MVオスプレイが部活中の子ども達真上を低空で何度も飛行!」「子ども達の上を飛ばないで!」
(ツイッターより)
第二小前
対中国戦争に向け、日米の軍事訓練が頻繁に行われています。その中で自衛隊オスプレイV22の訓練も激しくなろうとしています。戦争訓練をやめろ!危険なオスプレイを飛ばすな!と私たちも抗議を強めましょう!(S)



沖縄からの報告です。
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6月21日~26日、那覇市民ギャラリー(パレット久茂地)で<「復帰」50年写真展・沖縄写真の軌跡>が開かれました。沖縄タイムス社が共催し、那覇市が後援となっています。その一環として写真家の比嘉豊光氏の「牧青行動隊の闘い」のブースも設置され、22日には元牧青と婦人部の方々の座談会も同じ会場で催されましたので、私もそこに参加してきました。

(6月22日付け沖縄タイムスより)
沖縄タイムス
この催し物を開催することになった主催者の思いと経緯(いきさっ)は、「復帰」から50年が経っても沖縄は何も変わっていないにも関わらず、基地労働者の闘いをどこも問題にしていないことへの危機感からだそうです。

全軍労牧港支部青年部(牧青)の闘いは、公(おおやけ)の全軍労闘争史や全駐労の闘いのなかからも抹殺されるか、偽造されるかのどちらかでした。会場の参加者からも「牧青の闘いについての本を出版すべきでは……」という意見も出されていました。

座談会で語ってくれた元牧青の方々の話しを聞いて思ったことは、決して50年前の昔のことではなく、みなさんが今の沖縄の現実について話していることです。沖縄がふたたび戦場の島になろうとしていることへの危機感です。

2・4ゼネスト(1969年)の挫折を乗り越えることを目標に全軍労牧港支部青年部は結成されました。牧青の「解雇撤回・基地撤去」を掲げた闘いは、米軍政支配を揺るがすとともに、当時の復帰闘争に<階級的な力>をもたらしたと言えます。

(下記の写真は、『全軍労・沖縄闘争』比嘉豊光写真集より)
1-牧港1
2-牧港2
3-牧港4

この座談会で元牧青の方は「牧青1200の白ヘルと400の行動隊を組織した力は"大衆のなかに入り言行一致の青年部運動"のなかから生みだされた」とおっしゃっていました。これは印象的な言葉でした。
牧青といえば、その<戦闘性>や<闘いの激しさ>だけが強調されがちですが、それだけではないということです。職場の労働者のなかに入って苦楽をともにする。決して独りよがりではなく、自分たちの言葉が正しいのか、間違っているのかは、現場の労働者によって検証されなければならないというのです。このことは牧青の"指導者"であった故仲田憲和さんがつらぬいた姿勢でした。

座談会では、太田隆一さんの就労闘争における「労働者は死んではならない。死すべきは基地だ」ということが牧青に与えた影響など、また71年の全島ゼネストと米軍の報復的弾圧、無期限ストと全軍労指導部のスト収拾(裏切り)から基地内決起にいたる貴重な話しを聞くことができました。どれひとつとっても重要なテーマです。

戦争が切迫するなかで基地労働者の存在と闘いがどのような意義をもつのか、元牧青のみなさんは身をもって体験してきました。そしてこのような闘いと活動こそよみがえらせなければなりません。 (百万人署名運動・沖縄の会 M)


徳島からの報告です。
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 千葉県の木更津基地に暫定配備されている陸上自衛隊のオスプレイが、6月下旬から九州の長崎・熊本の基地で飛行訓練をする予定で、その際、経由地に徳島空港を使う計画が報道されました(6/7付徳島新聞)。こうしたオスプレイの訓練強化は、ウクライナ戦争下で日米が中国侵略戦争に向かう具体的な軍事行動と言わねばなりません。
(6月7日付徳島新聞)
2022年6月7日 徳島新聞
 
 直ちに6月10日、改憲・戦争阻止!大行進・徳島として徳島県庁を訪れ、知事宛に「徳島空港のオスプレイ使用反対」の申入れを行いました。百万人署名運動・徳島、徳島・星野救援会、徳島医療福祉労組の仲間が参加しました。
 徳島空港は、海上自衛隊の航空群、陸上自衛隊の飛行隊が配置されている軍民共用空港です。紀伊水道・関西新空港・大阪湾の空の防衛基地としてあると言われます。 県には、徳島県南の米軍オスプレイの飛行訓練反対も併せて申し入れました。

徳島2
 対応した徳島県庁危機管理部・溝杭課長からは「国防の事なので防衛省に伝えます。不測の事態が起きた際は、対応を協議すること、情報を共有することを国に申し入れています。」とのことでした。 こちらからの質問として、沖縄のオスプレイ墜落事故、普天間基地近くの緑が丘保育園への部品落下事故などを事例として挙げ、空港周辺の住宅密集地や、大塚製薬・東亜合成(可燃性のアロンアルファの製造ライン)などの化学薬品工場が立ち並ぶ地域は、飛行ルートに入っていないのかと尋ねたところ、「国防は国がやることですので」との一点張りでした。

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 九州、沖縄、千葉の各地の仲間たちと連携して、オスプレイの戦争訓練反対を粘り強く取り組んでいきます。(百万人署名運動・徳島 S)

6月4日(土)に、沖縄では久しぶりに辺野古のキャンプシュワブゲート前での「県民大行動」(オール沖縄会議主催)が行われました。
(6月5日付け琉球新報より)

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これに連帯して、東京でも新宿駅東口アルタ前での集会と新宿デモが行われました(呼びかけ:辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会議)。
170名ほどが参加し、新宿の街を行き交う人々に、「沖縄県知事が辺野古新基地建設の大幅設計変更申請を不承認としていること」、「これに対して防衛局が私人に成りすまして、国民の権利救済を目的とする『行政不服審査』を身内である国土交通相に請求したこと」、「そして、国土交通相が不承認を取り消すという茶番を演じて、知事に承認を迫っていること」、「知事はこれを拒否し、現在も辺野古工事は承認されていないままであること」、「ところが、防衛局は"承認されていない"辺野古工事を強行していること」などを訴えました。

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沖縄で辺野古新基地反対の県民投票の会の代表だった元山仁士郎さんも駆けつけてアピール。「政府は沖縄の声を聴こうとしていない。台湾有事をあおって軍事要塞化を進めている」と訴えました。
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「沖縄を再び戦場にするな!」
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参加者からのリレーアピールと、同時刻に開催されていた辺野古ゲート前県民集会の現場から、一坪反戦地主会の下地さんからの電話での報告などがありました。

集会後、新宿駅西口~南口へと、暑い日射しの中、新宿の街をデモ行進しました。
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一人でいろいろな楽器を鳴らしている人も!
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「国民の声を聴く」と言いながら、沖縄県民の声をまったく聴こうとせず、辺野古基地建設を強行し、南西諸島への自衛隊基地建設・ミサイル基地化を強行し続ける岸田首相は、5.23日米首脳会談で公然と日米軍事同盟の強化、核についても「拡大抑止」で対処すると宣言しました。アメリカの日本への核ミサイル配備計画に対し日本も積極的に対応するというのです。とんでもないことです。怒りがわきます。

ただ、この「怒り」が、「世論」になっていない現実があります。政府の情報が一方的に流され、これに対する反論が小さく、多くの人々に聞こえていないのだと思います。労働や生活が苦しい中で、いろいろな怒りの中に人々はいるのだけれど、そうした怒りと戦争反対の声がなかなか結び付かない現状があります。「知らない」「知らされない」現実が多すぎるのか。議論する場がなくなっているからか。

まずは、デモも、街宣も、派手派手にやっていきましょう!(S)



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