11月19日、最高裁は「現代の赤紙」を送るな!裁判員制度を廃止せよ!と、11回目の最高裁抗議デモを行いました。裁判員制度はいらない!大運動や憲法と人権の日弁連をめざす会が呼びかけ、約100名が参加しました。
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「国民の司法参加」「司法の民主化」と全政党が賛成してつくられた裁判員制度ですが、裁判員の出頭率はどんどん下がり、8割以上の国民が裁判員裁判に「参加したくない」と表明しています。「人を裁く」という新たな義務を課し、司法・権力の側に国民を立たそうとする裁判員制度は、とんでもない悪法です。一人ひとりの拒否の力が制度を大きく破綻させてきました。しかし、国は来年からは18歳以上に呼出状を送ると言っています。許せません。

デモ出発にあたり、呼びかけ人の高山俊吉弁護士は「制度が始まって12年、自分たちが目論んだことが実現できているのかどうかという大事な議論を当局は行わないままだ。現場からは『うまくいっていないのではないか』という声。われわれは行動で突破していこう。今日のデモで裁判員制度廃止を求めよう!」と訴えました。

デモは正午に日比谷公園霞門を出発。すぐの東京地方裁判所と東京高等裁判所(右側の白い建物)に向かってシュプレヒコール。「裁判所は裁判員の呼出しをやめろ!」「18歳の裁判員動員をするな!」
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「主文 被告人 裁判員制度を廃止に処する」のプラカードも。
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首相官邸前(裏側、左奥の建物)でも、大きくシュプレヒコール。「政府は、改憲と戦争の政策をやめろ!」「国民を戦争政策に動員するな!」
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赤坂見附から永田町方向へ。
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ついに、最高裁が見えてきました。

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ひときわ大きな声で、「政府・最高裁は裁判員制度を廃止せよ!」「裁判員の呼出しをやめろ!」

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改憲・戦争に突き進む政府のもとで、裁判員制度は「学徒動員」「国民動員」の性格を明らかにしています。「みんなの拒否」で裁判員制度を廃止させましょう!(S)