とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

カテゴリ: 人権

千葉からのお便りを紹介します。
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12月4日、君津市の上総公民館で、動労千葉・木更津支部が呼びかけた「JR久留里線・房総廃線を許すな! 12・4上総地域集会」が行われ、150名が結集しました。久留里線沿線・上総地域住民が多数参加し、周辺自治体の市議会議員も何名も参加していました。
木更津1
地方の鉄道廃線化に向けた国土交通省・有識者会議の提言を受けて、JR各社は「廃線対象線区」を発表しました。この中で久留里線は、特に久留里~上総亀山間は「収支率最悪」と新聞やテレビで悪宣伝されています。こういう中で集会が計画されていきました。
木更津2

集会では、始めにDVD「ローカル線『大虐殺』を許すな!」の上映があり、木更津支部からの主催者挨拶のあと、動労千葉・関委員長、賛同団体の「内房線と地域を守る会と「外房線と地域を守る会」からの挨拶がありました。さらに、沿線住民・団体からの訴えや会場からの発言があり、今後の取り組みとして久留里線廃線反対署名の提起が行われました。
沿線住民・団体からは、「学校がなくなると同時に、JRも廃止されようとしている。地域を守りたい」「鉄道は公共交通だ、残さなければいけない」「住民の力を借りながら、大きな運動にすることが大事。こういう集まりが行われる意義は大きい。議員としても全力で頑張る」などの発言がありました。

集会を成功させるために、動労千葉を支援する会・木更津でも労働組合や各種団体、各市の市長・議員などに要請を行い、上総地域の住民への呼びかけも行っていきました。沿線地域への新聞の折り込み広告も行いました。
私自身は、地元集落へチラシを持って、一軒一軒ポステングを行いました。実際にやってみたら反応がすごく良かったのです。「しょうがない」という声が多いのかと思っていたら、会えた人は好意的で、「廃止されたら困る」「地域がますます衰退してしまう」といった声が多いのです。集会に参加してくれた人も、知っている人が何人もいました。
また、集会を行った久留里地区の飲食店やスーパーなどにポスターを張らせてもらおうと回り、5カ所だけでしたが全部OKでした。

廃線に反対の住民署名をツールに、久留里線と地域を守る会を作っていければと思います。(動労千葉を支援する会・木更津 tama)


10月9日の日曜日、千葉県成田市の赤坂公園・芝生広場で三里塚・空港反対同盟が主催する全国集会が開かれ、参加してきました。この日は爽やかな秋晴れとなり、反対同盟のみなさんと全国から集まった支援者たちとの貴重な交流と団結の場となりました。
(発言する伊藤信晴さん)
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赤坂公園は、成田駅から2キロほどにある成田ニュータウンの中心地にある公園です。周辺にはたくさんの高層住宅などが建ち並んでいて、空港関連就業者も多く居住しているところです。反対同盟は数年前から三里塚現地での集会だけではなく、より多くの市民に軍事空港として機能強化されようとしている成田空港の現状を訴えようと、この赤坂公園や成田駅近くの栗山公園で全国集会を開催しています。
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集会では、司会を反対同盟の太郎良陽一さんと宮本麻子さん、主催者あいさつを伊藤信晴さん、基調報告を萩原富夫さんがされました。
反対同盟が強く訴えていたことは次のようなことでした。
①成田空港の軍事転用が日に日に明らかになる中で、市東孝雄さんの農地強奪に向けた攻撃が強まっている。裁判闘争への暴挙は許しがたい。反動判決を出した「新やぐら裁判」控訴審では、一審では「営農中だから」と付けなかった仮執行宣言(当該裁判が確定する前でも執行することのできる効力を与えるもの)を付けてきた。また係争中の「耕作権裁判」では空港会社の証拠偽造の不正に蓋をしたまま裁判を終わらせようと画策している。
②また航空需要は激減しているのに、国は空港の機能強化や拡張をしようとしている。B滑走路の延伸や土地を買収して空港の敷地を2倍化し新滑走路建設を計画するなど。農地や森林、水系など自然環境を破壊するもので認められない。反対同盟は周辺住民と共に反対運動を強め、「地球環境の破壊と気候変動をもたらす、すべての空港拡張計画の白紙撤回を求める」署名運動に取り組んでいく。
③何よりも、切迫する市東さんの農地強奪を許さず、みんなの力で市東さんの農地を守り抜こう!と訴えられました。
(発言する萩原富夫さん)
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闘う労働組合(動労千葉、関西生コン支部)や関西新空港反対住民の会からの連帯のあいさつを受けて、市東孝雄さんがあいさつ。
「攻撃は強まっている。空港会社は第3滑走路建設のためといつかは来るだろうが、体を張って闘っていく。三里塚・福島・沖縄を一つとして闘っていく。何ごとにもあきらめず、農地を耕していく」
(発言する市東孝雄さん)
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長年の激しい裁判闘争を反対同盟と共に闘いぬく弁護団から4人の弁護士が発言。「市東さんの農地取り上げに反対する会」や「市東さんの農地を守る会・ぐんま」、「全国農民会議」からも発言がありました。全国農民会議からは、岡山の日本原で闘う内藤大一さんが発言し、「様々なものが民営化される中、農業の民営化も進んでいる。地域を破壊しながら農民を戦争に動員していく今の資本主義社会を変えよう」と訴えました。
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また、同じく命を軽んじる国策と闘う福島・沖縄からの訴えがありました。さらに、いくつかの市民団体や共闘団体からのアピールがありました。

集会の途中で、昨年亡くなられた南三里塚の反対同盟員・野平聰一さん、今年亡くなった「反対同盟の歌」を作詞した戸村義弘さん(戸村一作委員長の実弟)、三里塚野戦病院の朝田しげるさんを追悼し参加者一同で黙とう。

そして、「反対同盟の歌」をみんなで歌いました。
心に響く、とてもいい歌です。知らない方もおられると思い、歌詞を紹介します。

①大地を打てば 地底より
 原初のひびき 鳴りわたる
 土に生まれ 土地(つち)に活き
 骨を埋める その土の
 誇りも高き 「農地死守」
 われらが業(わざ)に 栄えあれ!

②大空捲(ま)いて ひるがえる
 「空港阻止」の むしろ旗
 ものみも櫓(やぐら) がっしりと
 麦の刃も 空を刺す
 開拓魂 ゆるぎなく
 われらが仲間 強くあれ!

③老松(ろうしょう)うたう 下総野(しもうさの)
 平和の民の 拠るところ
 風さわやかに 土豊か
 自主農民の 意気高く
 「公団無用」の ひとすじに
 われらが郷土(ふるさと) 永遠(とわ)にあれ!
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最後に、空港会社の強制執行攻撃と対決するために、昨年4月1日から市東さん宅庭の別棟に設置された「決戦本部」からの決意表明(写真下)。みなさんは交代で連日、深夜から早朝の防衛監視態勢を取り組んでいるのです。
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夜間防衛・泊まり込みへの参加、裁判闘争への参加が呼びかけられました。
(裁判闘争スケジュール)
●10月21日(金)第3誘導路裁判 午前10時30分開廷(千葉地裁)
●11月18日(金)団結街道裁判      〃
●11月28日(月)耕作権裁判       〃
いずれも、裁判の前に市内デモあり。午前9時に千葉市中央公園に集合。

集会後、反対同盟を先頭にデモに出発です。
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住民のみなさんからも注目されました。
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一昨年も同じ赤坂公園での集会のあと、同じコースのデモに参加しましたが、その時に比べて高層住宅のベランダに出てデモを見ている人がずっと多かったです。スマホで写真を撮っている人や、手を振ってくれる人々もいました。
途中の進学塾の窓からは子どもたちが嬉しそうに手を振ってくれていました。
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途中で陸橋を見上げると、なんと自衛官募集の横断幕が!そこには「平和を仕事にする」と書かれているではありませんか!?
私たちが言う「戦争」という概念を、政府・防衛省は詭弁を弄して「平和」と言い換えているということがよくわかりました。軍事強化がつくりだすのは平和ではなく戦争です。
政府自民党は、ごまかしごまかしながら「戦争を仕事にする」自衛隊へと転換しています。9条改憲、日米共同軍事訓練に大きく反対しましょう!

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市東さんの農地を守ろう!空港機能強化粉砕!改憲阻止・岸田政権打倒!とコールしながら、JR成田駅近くまでデモ行進しました。
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1966年7月の閣議決定で国際空港建設が決められた直後に三里塚芝山連合空港反対同盟を結成して「絶対阻止」の闘いが開始されてから56年、世代交代をしながらも農地死守・軍事空港反対の闘いは日々闘いぬかれています。多くの人々が三里塚の闘いに触れて学んできました。
闘いを継続することは大変なことです。ましてや、国家権力を相手にした闘いは生涯かけての闘いとならざるをえません。反対同盟の闘いの原則は、「農地死守、実力闘争、いっさいの話し合い拒否」と言われてきました。政府・資本という巨大な相手との闘いの原則です。
そして、支援・共闘、闘う仲間たちとの団結の力への信頼です。

56年前の闘いの原点は、巡り巡って、いま再び私たちの目の前にあります。成田軍事空港反対の文字通りの闘いです。福島と沖縄に思いを馳せる反対同盟と共に、人間の尊厳を守る闘いに取り組みましょう。(S)

●反対同盟が呼びかける署名にご協力を。
shomei.pdf (sanrizuka-doumei.jp)

反対同盟署名




7月25日、ミャンマーの国営メディアが、国軍のクーデター・軍の支配に抗議する民主活動家ら4人の死刑が執行されたと発表しました。現地メディアによると、親族には執行日時は明かされず、遺体の返還も拒否されたということです。
ミャンマーの政治犯支援協会によると、昨年2月の国軍によるクーデター以降、2114人の市民が国軍の弾圧で殺され、12000人近くが拘束中。10代を含めて117人が死刑判決をうけているとのこと。
こうした弾圧、人権侵害、死刑執行に強く抗議します。
(7月26日付東京新聞より)
0726東京新聞

7月26日(水)午後3時30分から、国連大学前で在日ミャンマーの人々が呼びかける抗議行動があるのを知り、駆けつけました。
約250名ほどの在日・滞日ミャンマーの若者たちが集まっていました。

国連大学前2
集った人々は、4つのスローガンを掲げ、繰り返しました。
①政治犯を不当に起訴し死刑が下され実行されたことを、批難しろ!
国連大学3
②死刑制度廃止に関する国際的な取り組みを深刻に、即時介入しろ!

③国際社会は、ミャンマーテロ軍部による政治犯への弾圧糾弾へ向け直ちに、行動しろ!

④国際社会は、ミャンマーテロ軍部がミャンマー市民を無差別に殺害していることに、沈黙するな!
国連大学前1
そして、その内容の要請書を国連総長あてに提出し、「国民たちの声を尊重してください!」と申し入れました。
国連大学4
参加者の発言を少し紹介します。
「ミャンマーでは毎日死んでいる。何人死んだら、日本政府や国連は動いてくれるのか!経済のために動かないのか?」
「日本政府、国連、国際社会は、口では批難するが、何もやってこなかった。沈黙していることが"悪"の勝利である。すぐに行動してください!」

国連大学5

日本政府は、ミャンマー国軍との協力関係を維持しています。
国軍からの留学生を受け入れていて、今年も防衛大学校に4人迎えました。幹部は1年程度、防衛研究所や自衛隊の幹部学校で指揮官としての知識や技能を学び、幹部候補生は5年間防衛大学校で実弾射撃を含む基礎的な訓練や教育を受けるとのことです。国軍の軍人を育成するのは、弾圧に加担するのと同じであり、即中止すべきです。
在日ミャンマーの人々と共に、私たちも岸田政権にミャンマー国軍の市民虐殺をやめさせろ!と抗議しましょう。(S)



遅くなってしまいましたが、3月27日(日)に成田空港周辺の芝山町で三里塚反対同盟主催の芝山現地集会&デモがあり、参加してきましたので報告します。これは本当に画期的なことで、1年ぶりの大勝利なのです。
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それはどういうことかというと、会場となった芝山文化センターは昨年3月に予定していた集会の会場として使用申請したとき使用承認申請が却下された会場で、以来1年間の闘いに勝利して、使用許可を勝ち取り開かれた集会だったからです。
1年前の却下理由は「成田空港をめぐるこれまでの経緯に鑑み、貴団体が本行事を行うことにより文化センターの管理運営に不安が生じるため」と2行のみ。元反対同盟員だった相川勝重芝山町長(昨年12月に退任)の悪辣な策動でした。具体的な理由もなく反対同盟は怒り心頭。直ちに行政不服審査法に基づき却下処分の取り消しを求める審査請求の闘いに入ったのです。
そして、ついに今年の2月16日、芝山町議会臨時会で、今回の却下処分が「地方自治法第244条第2項で定める『正当な理由がない限り、住民が公の施設を利用することを拒んではならない』という条文に該当せず、地方自治法に違反する」と確定され、「却下処分を取り消す」とされたのです。

そして、開かれた3・27集会には約280名が参加。労働組合や農民、支援団体の発言に続き、騒音下で苦しんでいる地元住民の方も連帯の発言に立たれました。
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市東孝雄さんも「国策と闘う仲間と一緒に最後まであきらめない。体が続く限り正義を貫いて闘う」と発言。その市東さんの農地を守ろうと、反対同盟の太郎良さんが強制執行阻止の夜間防衛・泊まり込みへの参加を熱く呼びかけました。(昨年4月1日から開始された強制執行攻撃との対決・早朝の防衛監視態勢がこの3月で1年となりました。)
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(太郎良さんが読み上げた「決戦本部ニュース最新号」)
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集会後は、反対同盟を先頭に芝山町内をデモ行進。

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車の両輪として反対同盟と共に闘いぬく動労千葉の皆さんや支援の労働者市民が続きました。
デモでは、空港機能強化に反対しよう、第3滑走路建設に反対しよう、軍事空港に反対しよう、戦争に反対しようと呼びかけました。反対同盟と支援連は毎月1回「反対同盟ニュース」を持って空港周辺への情宣活動に取り組んでいます。ニュースはこの3月で100号になりました。スーパーの前などで手を振ってくれる地元の方たちもいて、反対同盟の運動の広がりを実感しました。(S)

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新潟からの報告です。
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とめよう戦争への道!百万人署名運動・新潟県推進委員会と在日・滞日ミャンマー人の闘いに連帯する会有志の10人で、2月1日、ミャンマー国軍関係の留学生を受け入れている国際大学(南魚沼市、財界の要求で開学した私立の大学院大学)を訪れ、「ミャンマー軍事政権と関係を断ち切って下さい」と要請しました。応対に出た高橋事務局長に6点の質問と要請を行い、大学からの書面での回答も要請しました。事務局長は回答を約束しました。

要請団の一行は新潟市や小千谷市などから3台の車に分乗して雪の中を駆けつけました。途中、浦佐駅前周辺でミャンマーの軍事政権を支持擁護する日本政府を批判したチラシの配布(ポステング)行動にも取り組みながら、国際大学に向かいました。
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雪が積もる大学の入り口に並び、一行は「国軍と関係を断て」とする横断幕を広げて要請行動を行いました。マイクで「自分たちの納税が日本政府からミャンマー国軍に政府開発援助(ODA)として投入・献金され、民主化を求めるデモ隊への銃弾に使われている」、「国軍との関係を絶つべき、国軍援助は民主化要求への敵対になる。デモ隊虐殺に手を貸さないでほしい」などと指摘し、要請文を高橋事務局長に手渡しました。

この中で事務局長は「あのような形で政権を握ったことは容認できない。軍事政権は認められない」と応じました。一行の中からの質問に応えて「ミャンマー人留学生のうち(国軍)関係者と見られるのは9人。現在、この関係者はいない」などと答えました。
新潟2
6点の質問と要請は、「昨年4月、在日ミャンマー人らから軍関係者の留学生受け入れ中止を要請されたが、その後の対応は?」、「一昨年に開設したヤンゴン事務所の活動目的とその内容について」、「軍事政権と現在、コンタクトをとっているかどうか」などです。

日本には留学生、労働者合わせて3万人以上のミャンマー人が暮らしています。労働者の多くは技能実習生の名目で、いわゆる3K職場で安価な労働力として日本社会の底辺を支えています。昨年4月には同大学近くで、在日ミャンマー人によるミャンマー国軍によるクーデターに抗議する集会が開かれました。抗議集会の模様は地元紙に報道されました。
こうした在日ミャンマーの人々の闘いに連帯して、これからも要請など続けていきたいと思います。(百万人署名運動新潟県推進委員会 K)

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ミャンマー国軍の軍事クーデターから1年めの2月1日、東京でもミャンマー連帯行動が闘われました。外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委と改憲・戦争阻止!大行進などが呼びかけたものです。
夕方6時30分に日比谷公園霞門に集合し、新橋~銀座~有楽町へと「岸田政権は虐殺に加担するな!」「日本ミャンマー協会は国軍を支援するな!」「ODAを中止しろ!」とコールしながらデモ行進。約200名が参加しました。
ミャンマー1
在日・滞日ミャンマーの人々も多く駆けつけてくれて、「フリーフリー、ミャンマー」「フリーフリー、アウンサンスー・チー」など、一緒に大きくコールを上げました。  
ミャンマー2
私たちは日本とミャンマーの特別な関係を知らなければなりません。
日本は、1988年のクーデター後、軍事政権をいち早く承認し、官民合同チームを結成して国家ぐるみでミャンマーへの企業進出を進めてきました。2020年末時点で433社以上の企業が進出しているそうです。その陰に巨額の政府開発援助(ODA)があります。2018年度までの「有償資金協力」は累計で1兆1368億円にもなるとのこと。
昨年の2.1クーデター後、日本政府は新規案件を中止しただけで、ミャンマー人民の「即時停止」を求める声には応えず、今もODAを含めた巨額の資金を国軍に渡しているのです。
ミャンマー
この1年で、ミャンマー国軍は1500人もの民衆を虐殺しています。現在も軍による拘束者が9000人近くもいるそうです。残虐なやり方は続いています。その国軍に日本の政府や財界から今なお多額の資金が流れているなど許されません。国軍への支援を直ちにやめるよう抗議の声を上げていきましょう。(S)




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