とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

カテゴリ: 教育

香川からの報告です。
* * * * * * *

香川県高松市の下笠居中学校で1月22日「弾道ミサイルを想定した住民避難訓練」が計画されました。下笠居は高松市と坂出市の中間の台地の麓で、畑と住宅が混在する過疎化が進む地域です。ここの中学校が戦争国家作りの舞台装置として狙われました。

授業中にミサイルが学校上空を通過する想定の訓練ですが、そもそも学校を攻撃対象にするのは戦時国際法違反です。子ども達が安全に学ぶ権利こそ尊重されるべきで、ガザ地区の学校や病院のイスラエルによる攻撃は何重にも許されない虐殺です。大人はそのことを教えるべきなのに、学校が攻撃される前提の今回の訓練は全く本末転倒です。

即刻中止を求めて当日、反対闘争に参加しました。広島、岡山からも参加者がありました。
過疎化が進む学校周辺
拡声器や幟旗を使用しないサイレントデモ&スタンディングということで、仲間作製の色鮮やかな横断幕とプラカードを掲げて住宅の間を進み、畑を挟んで下笠居中学校を臨む道路で訓練実施の間スタンディングを行ないました。
生徒や教員に戦争反対を訴える
校舎のカーテンを開けて生徒さんたちが手を振ってくれ、こちらも大きく手を振り返してプラカードを裏返して両面見て貰うと、また手を振ってくれました。何かが通じた感動がありました。学びの場を尊重しつつも訓練断固反対を伝える闘いが追求されて良かったです。

08_今こそ教育��働者が「教え���を再び戦場に送らない」で��う時だ!

高松港の軍事利用に続いて今回のミサイル避難訓練と、岸田政権が進めてくる戦争動員を断固押し返したいと思います。(香川県高松市 K)


岡山からの報告です。
* * * * * * *

10月25日、岡山大学の軍事研究に反対する申し入れを行いました。岡山県連絡会代表で岡山大学名誉教授の野田隆三郎さんを先頭に、岡山大学の職員・学生、マスカットユニオン、動労西日本、農民・市民ら十数人が参加しました。
1-211025岡大申し入れ2
防衛装備庁助成研究の中止を求める申し入れ書を野田さんが読み上げ大学当局へ渡しました。「戦争ほど悲惨で残酷なものはない。大学は、どうすれば戦争を防ぐことができるか、どうすれば人々を戦争の惨禍から護ることができるかを研究する場であり、大学が戦争に協力する研究をしてはならない」と訴えました。
1-211025岡大申し入れ1
野田さんが事前に回答を文書で用意するよう伝えてあったのにも関わらず、大学当局は文書回答を拒否し口頭で回答するという態度。大学当局は「基礎研究は軍事研究ではない」と居直り、「ただちに軍事研究に転用されないからよい」という無責任な発言に終始しました。ふざけきった大学当局に対し、参加者全員で弾劾しました。
(申し入れ書)
1-申し入れ書
防衛装備庁は、侵略戦争に役立つからこそ研究費を出しています。大学が軍事研究費を受け取っていたら、「いつか来た道」である侵略戦争=先の世界大戦・アジア侵略戦争を繰り返し、教職員・大学関係労働者・学生たちが戦争に反対したくてもできず戦争動員されます。特に岡山大学は、全国でも唯一、3度も防衛装備庁から研究費を受け取っています。岡山大学の突出した戦争協力に絶対反対の声を上げていきましょう!(百万人署名運動岡山県連絡会 Y)

10月26日付山陽新聞より
1-2021年10月26日付山陽新聞




オリンピック(7/23~8/8)を強行した政府・東京都は、8月24日~9月5日までのパラリンピックも強行した。コロナの感染は、オリンピック+お盆で一層拡大・拡散した。

尾身会長(政府・新型コロナウイルス対策分科会)や医療関係者たちはこぞって「中止」を言ったが、菅首相は迫る自民党総裁選挙と衆院選挙で自分が勝つためにオリ・パラを利用するのに明け暮れ、コロナ対策は無策だった。そして、とうとう陽性者は「自宅療養」という名で自宅放置され、痛ましい死者を出すに至っている。

デルタ株の感染力と病状の重さはひどく、子どもたちへの感染も広まっている。
しかし、こうした中で、パラリンピックも基本的に「無観客開催」とされたにもかかわらず、杉並区、渋谷区、新宿区、八王子市、一部の都立学校、千葉県では「学校連携観戦」を実施している。オリンピックでは中止したのにパラリンピックでは強行する理由を、小池都知事や都教委は「障がい者がスポーツする姿は子どもたちに感動を与える」からだと言っている。差別選別を助長するものであり、もし子どもたちがコロナに感染したら誰がどうやって責任をとるのか、さまざまな人たちが反対の声をあげた。

具体的に多くの団体・個人が、都教委、区教委、学校(校長)への「中止」の申し入れ、JOC、JPC(日本パラリンピック委員会)への申し入れ、自治体庁舎へのビラまき、自治体担当部局へのFAX・TEL、駅頭ビラまき、抗議集会、デモ等を行なった。闘いはいまも続いている。

闘いのいくつかを紹介します。

★「都教委包囲ネット」は、8/5に都教委への「学校観戦やめろ」の申し入れと都庁前抗議行動。ブログで都教委・区教委に対して電話、FAXでの抗議を呼びかけた。
包囲ネッと.png

8/18夜に臨時の都教委が開かれ、学校観戦について教育委員の意見を聞く。都教委は「方針形成」ではないという。教育委員5人のうち当日参加の4人は反対、欠席の1人メールで賛成。
都教委oripara

8/18時点で「学校観戦」賛成または未決定の自治体は、江東区、江戸川区、新宿区、渋谷区、千代田区、墨田区、杉並区、八王子市。
→強行した自治体は、新宿区、渋谷区、杉並区、八王子市。

★「新婦人の会・江東支部」はChage Orgで学校観戦反対のネット署名を集めた。
江東区新婦人の会
要請書と、49,481署名簿(8月23日12時40分)を江東区長宛に提出した。

★「改憲・戦争阻止!大行進東部」は、江東区役所、江戸川区役所前でビラまき、区教委へ申し入れ。
1-東部ビラ

★「関東障がい者解放委員会」は、JPC(蛎殻町)に申し入れをおこなった(8/23)。
E9e228WVoAEnzgt障害者
(この行動に対するツイッターコメントより)
●障害者の中でも選りすぐりのエリートのお遊戯会でしかない。何かしらある正解を示すと他人と自分を良し悪しだけで比べてしまう。分断を助長することだけはやめてくれ。俺達は何も出来なくて当たり前なんだ。周りに無理に希望を与える必要もない。謙遜して感謝する必要もない。俺達は障害者だ。

●一障害者の俺もそう思う。パラアスリートって超エリート。陸上の義足なんて車が買えるほどの値段。そんなのを何本も持ってるアスリートと、保険でまかなえる義足の自己負担金をいかに工面するか悩む俺とでは雲泥の生活レベル。あの人たちは全然、“俺たち”の代表ではないんだよなぁ。

●「能力主義と共生社会実現は相容れない」、パラ競技を見て感動しつつも、どこかに違和感を覚える理由はここ。身体能力を競わせるイベントは、「身体能力に関わらず、全ての人は尊重されるべき」というメッセージと矛盾する。

●ほんまこれ。恐ろしい逆教育効果だよね。例の、役立たずは死ねにも通ずるダブスタ。町内の身体障害者のおっちゃんやおばちゃんと交流せえよ、って話。超人パラ選手にしか教育効果はないのか。

●オリンピックもそうだがパラリンピックも主目的は政治利用。誠実で純真な選手たちを利用する悪辣な連中が許せない。スポーツの世界でも障害者の世界でも格差を作り出す。それは一般社会に格差を作り出すのと同質な力が働いているように思う。

★「戦争させない八王子市民集会実行委」による八王子市教委への中止申入れ行動(8/26)

★「三多摩労組交流センター」による八王子市教委への中止申し入れ行動(8/23)

★「杉並区・戦争させない1000人委員会」による杉並区教委への中止申し入れ行動(8/25)

★千葉県に対する「千葉学校合同」(労働組合)の中止申し入れ行動(8/26)

★「反五輪の会」などのパラリンピック開催式への抗議行動(8/24)
おじさん

9月5日のパラリンピック閉会まで、子どもの観戦動員中止を求め、抗議を続けよう。(T)


政権は何が何でもオリンピックをやる!と暴走しています。「五輪への洗脳教育」である「オリパラ観戦」は定員とは「別枠」として強行しようとしています。そうした中、「子どもたちの安全のために」と埼玉県のさいたま市や越谷市などが「オリパラ観戦」辞退を表明、神奈川県でも平塚市や横須賀市などが中止を決めました。
 しかし、肝心の都教委はやめようとしません。目黒区は中止しましたが、観戦を「オリパラ教育の集大成」として位置づけ、小・中・高校生たちをあくまで動員しようとしています。こうした都教委に対し、都教委包囲首都圏ネットワークが6月23日に再度、「オリパラ観戦を中止せよ」と要請行動を行いました。

午後4時、都庁第一庁舎第2階玄関前、都知事室直下に集合。呼びかけに応えて40人にほどが参加しました。
都教委1
事前に要請会場を用意するよう申し入れていたが、当日「取れなかった」と返答。それで、みんなで行こうと30人くらいで総務部のある第二庁舎の16階へ向かいました。
テレベータ―ホール脇の廊下に広報課の課長ら二人が出てきて、そこで要請書を読み上げて「危険な東京五輪への小中高校生の動員は即刻中止すべきである」と申し入れました。
都教委2
1-要請書

外に戻って、要請行動の報告を行いました。元東京教組の人は「都教委が中止を決めないのは本当に許せない」と怒りの発言。横須賀市の元教員からは横須賀市への申入れと、その後に中止になったという報告がありました。
最後に、ガンバロウ!
都教委3

同じ場所で、この日6時から「オリパラ反対!6・23全国・全世界同時行動」の集会&デモがありました。みんなで引き続きこちらにも参加。
五輪デモ0
7階の都知事室に向かって「中止だ!中止だ!」と声をあげた。
五輪デモ
五輪デモ4
福島から、なんと、「希望の牧場」の吉沢正巳さんも駆けつけて、都庁前でアピール。
五輪デモ1

新宿駅まで、「オリンピックはいますぐ中止!」「オリンピックより、いのちを守れ!」と元気よくデモをやり抜きました。(T)
2-デモ2
3-デモ3






5月18日午後、「子どもの命を守れ!五輪強行反対!オリンピックを中止せよ!JOC前行動」(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)が行なわれました。
横断幕を掲げて、JOCの五輪マークの前に登場し、オリンピックを強行するな!と直訴。
包囲0
都教委包囲ネットは4月8日、「オリンピック強行反対!子どもたちを動員するな!命を守れ!」と都教委・都議会への要請行動と都庁前の街宣を行ないました。その一環で、IOCバッハ会長が「東京オリンピック開催強行」で東京に来るということに合わせてのJOCへの抗議行動でした。バッハ会長の来日は中止となりましたが、JOCへの抗議行動は予定通り実行です。

包囲ネットの主張は、①こどもの健康や命を危険にさらす東京五輪の強行に強く反対すること、②「オリパラ教育を直ちにやめ、危険な東京五輪に子どもたちを動員しないことです。
都教委は今に至るも、このコロナ感染下でも、オリンピック・パラリンピックの観戦動員とボランティア動員について、当初出した計画を変更も撤回もしていません。
包囲5
JOC前での抗議集会で司会の伏見さんは「オリンピックは何のためにやるか。五輪は一部の人の金儲けのためだ。何が平和の祭典だ。そのことはバッハ会長が「ぼったくり男爵」と言われていることでも全世界の共通認識だと言いました。

都教委包囲ネットの渡部さんは都教委包囲マットのこの間闘いを報告し、オリンピックを開催してはならない、これはまさに現在の学徒動員だと強く訴えました。

フリートークでは、
★「オリンピック終結宣言」の会の人は「ぼったくり男爵は、バッハだけではない。これまでのIOC会長も同じだ。JOCも同じだ。何がみんなの<感動>、<希望>だ。」と。

★「都立病院をつぶすな!署名アクション」の人たちは、「本日都庁に都立病院独法化反対、都立病院をつぶすな」の4回目の要請をしてきた。コロナ患者は都立病院が7~8割受け入れている。看護師たちは100時間の超過勤務だ。オリンピックに500人の看護師を出せとかとか言っている。医療労働者は抗議している、と。
包囲1
★「東京にオリンピックはいらないネット」の人は国立競技場周辺に住んでいるそうで、五輪のため為に思い出がいっぱいの地域が破壊された。JOC建設のために都営住宅も破壊された。今日はJOCに<質問状>を持ってきたと言いました。
包囲
★反天皇制の人は、「1964年の開会式ではヒロヒト天皇が開会宣言をした。今回は孫の天皇が世界へ開会宣言をする(予定)。オリンピックは国威発揚のための国家行事だ、と。

★元都立高校教員は「石原都政により東京の教育はダメになった。石原は五輪を持ってこようとした。安倍が継承したが、そこにあるのは利権と愛国心だけだ。最初からでたらめで滅茶苦茶だ、と。

その後、JOCの正面玄関前に移動して、包囲ネットなどが用意してきた「要請書」を手渡たそうとしたが、JOCば誰も出てこなかった。
包囲3
包囲4
それで、そこで要請書を読み上げ、シュプレヒコールをやって、その日の行動を終えました。
参加者は約50人でした。
包囲2
要請書は、JOCと東京都に対してFAXで送ったそうです。(T)


↑このページのトップヘ