動労千葉は3月18日~19日、23春闘勝利!3月ダイヤ改正阻止!統括センター化・「その他時間」撤回!構内要員削減・首都圏本部化阻止!に向けたストライキに立ちあがりました。
(18日のスト総決起集会)
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今春闘をめぐっては、岸田首相が「賃上げが必要だ」と言い、それを受けて財界・大手企業が軒並み「満額回答」を出すという異様な光景がつくり出されています。これまで徹底した組合つぶし・賃下げをやってきた連中が何をか言わんやということですが、政府・財界がいかに危機的状況にあるかを示していると思います。

片や、労働者の怒り、資本から闘い取らなければならない問題は山積しているのに、連合はその怒りを抑えこみ労働者の闘いへの決起を弾圧し、政府・財界に協力しています。その対極で動労千葉は、「労働者の団結した力」こそ職場・社会を変える力だと、ストライキで会社と対決しぬいています。

業務融合・統括センター化攻撃

今回、動労千葉は、大きくは「業務融合化撤回!」「構内要員削減阻止!」を掲げて、運転・車両研修部門におけるストライキに立ち上がりました。
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業務融合・統括センター化とは、広範なエリアを「一職場」とし、駅業務をさせるのも、運転士・車掌をさせるのも、「勤務指定一つで会社の自由」というものです。これに対し動労千葉は断固反対で闘ってきましたが、引き続き「労働者の権利は働く場所や職種と切り離せない。権利の根本を解体する重大な攻撃だ」「これまでの鉄道のあり方を覆す歴史的攻撃だ」と撤回を求めて闘っています。
(ストに立った労働者の声)
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戦時下におけるスト闘争

総決起集会で動労千葉の関委員長は、岸田政権が敵基地攻撃能力保有や大軍拡予算など戦争国家化に突き進んでいることを弾劾し、「今回のストは、戦時下において、闘う労働組合を再生させる闘いだ」とその意義を語りました。そして、「賃上げや労働条件を勝ち取るのも、戦争を止めるのも、労働者の団結した力だ。闘う労働組合の再生に向け最後までストを貫徹しよう」と訴えました。

東京のJRホームではJR駅員の姿が消え外注企業のガードマンに入れ替わりました。けれどもさらに、運転手が車掌も兼務、乗務以外の仕事も兼務など考えてもみませんでした。利益優先安全無視です。それは日々電車を利用している乗客の安全も無視しているということで、私たちの命に直結していることです。
鉄道の安全を破壊しているJR資本のとんでもない攻撃を知り、これと果敢に闘いぬいている動労千葉の闘いに連帯していきましょう。(S)