7月30(土)~31日(日)に青森県下北半島の大間原発建設地で3年ぶりで行なわれたオオマグロック・第14回大間原発反対集会&デモに参加してきました。
2020年、2021年とコロナで中止され、今年は7月30~31日の開催にこぎつけましたが、しかし、日本全国コロナ蔓延状態でした。開催できて主催者は本当に良かったと言っていましたが、参加者も同じ気持ちでした。
6-メール織田翔子さん7.31大間[22354]

7月30日は、実は大間のイベント参加組と「核」半島ツアー組と分かれて行動しました。私はツアーの方に参加したので、主にその報告をします。

第一日目~下北「核」半島ツアー
1-写真①

30日朝10時30分に八戸駅集合。参加者はNAZEN東京や百万人署名運動(東京・宮城・福島)、経産省前テントひろばの仲間、反核反原発を闘う仲間、福島の黒田節子さんも参加され、合計14名。この他、ガイドは六ケ所村村長選挙に立候補した山田さん。マイクロバスの運転手さんは南部バス労組委員長の間山さん、世話役はたんぽぽ舎(青森)の小熊さん。(コロナ感染で3名が不参加できず)

出発。ギンギンの天気。三沢基地→六ケ所村→と進む。

山田さんは走り始めるやすぐ、7月2日に起こった六ケ所村の「高レベル放射能廃液の冷却不能8時間問題について」、プリントで説明してくれました。
要するに、冷却しなければならない放射性廃液が8時間冷却できず、高温になり、重大事故にもなる可能性があったということです。

<三沢基地>
その後、三沢基地に向かいました。ここには米空軍のF16戦闘機40機やP8A対潜哨戒機等、自衛隊はF35戦闘機27機等々が配備されていて、戦闘機の爆音で、周りの村落が移転を余儀なくされたそうです。台湾有事で三沢基地の米軍・自衛隊の「重要性」が増していること、津軽海峡は国際海峡で、ロシアや中国の艦船、米の艦船の航行が激しくなっているとのことでした。
時間の制約で、地図上の施設を車を降りて「見学」するということにはならず、用意してくれた資料で三沢基地の概要を知ることができました。

六ケ所村に向かう過程で、この辺りが昔の斗南藩の領地であったことを知り、ツアー参加者には黒田さんほか会津出身者がいて、バスの中で、ひとしきり会津藩と斗南藩の関係についての話になりました。会津を追われて斗南藩に移らされた会津の武士たちがいま原発にさらされているのはつらいという話にもなりました。
斗南藩と原発.png

<六ケ所再処理工場>
ここでは、工場正門前で車を降りましたが、工場の門のところまで行くと警備員が出てきて、門前も工場内敷地ということで人を近づけさせませんでした。それで、「六ケ所原燃PRセンター」に行き、そこで「原子力サイクル施設」についての説明を山田さんから受けました。六ケ所の場合も東通りの場合も、PRセンターの1階は子ども用の遊び場になっています。

●六ケ所施設配置
3-六ケ所施設配置

●再処理工場とはなにか。

原発で発電に使った「使用済み燃料」=使用済み燃料棒には燃え残りのウラン、プルトニウム、「死の灰(核分裂生成物)」が含まれているので、その中のプルトニウムを再び原子力発電で再利用しようと「核燃料サイクル」計画をたてて、「核燃料再処理工場」を六ヶ所村に建設したわけです。プルトニウムは使用済み燃料に約1%含まれていて、六ヶ所再処理工場は1年間で約800トンの使用済み燃料を処理し、約8トンものプルトニウムを分離をしようとしています。

六ケ所村には、ウラン濃縮工場、再処理工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物センター、MOX燃料工場があります。1993年に着工し、1997年に完成する計画でしたがトラブル続きで、いま現在、完成していませんし、前日7/29の新聞報道では、いつになるかわからない状態です。
2-山田さんの説明きく
1-7.29新聞記事

そのあと、東通原発(東電と東北電力の二つの原発建設)のある東通村の役場の傍を通りましたが、原発資金で建てた村役場には驚かされましたし、小・中統合校も大きくて立派な校舎でした。実際には雨漏りの類の破損個所がたくさんあって、その修理が滞っている現状なのだそうです。村の困難につけ込んだ原発推進の「思想の貧困」を感じさせられました。
(東通村役場)
東通村役場

むつ使用済み核燃料中間貯蔵施設を通り、「原子力船むつ」(出航してすぐ失敗→漂流→関根浜に繋留、その後、廃船)が昔あった関根浜をその上の土地から眺めながら、原子力船むつ反対闘争の経験を聞きました。間山さんはその闘争の経験者でした。核関係の施設の周りはほとんど電力会社の土地なのですが、その土地は住民の地主共有地でした。

17時頃、町役場前の「開発センター」に到着。ここで、「大間でTalk Night/2022」に参加して第1日目が終わりました。

第二日目~大間現地集会&デモ

朝9時に宿を出発。大間原発の全体が見える高台から立地・概要をつかみました。大間原発は建屋だけができたけど、中にいれる原子炉など一切が設置されてないので、函館市は行政として「大間原発建設差止訴訟」をやっています。1976年に計画が発表され、2008年に着工しましたが、2022年3月の原電発表では「いつ完成するか未定」ということです。大間の住民とあさ子ハウスが阻止していることは明白です。
あさ子ハウスasako.gif

原発建屋の前に陣取る「あさ子ハウス」を尋ねて、アジサイの咲く庭で、朝のコーヒーなどを飲みながら小笠原厚子さん(熊谷あさこさんの娘さん)と小笠原ななさん(あさ子さんのお孫さん)と交流し、集会会場に向かいました。

<第14回 大間原発反対現地集会>
集会は大間原発敷地に隣接する反対派住民・地主共有地で行なわれました。コロナの影響もあって、参加人数200人くらいでしたが、発言者はみなさん今日の情勢下の中で、あきらめずに建設阻止で闘おうという気概にあふれていました。
4-メール7.31大間集会①[22347]

中道雅史さん(大間原発反対現地集会実行委員会・事務局長)のシュプレヒコールで始まりました。発言者は以下の通りです。
・佐藤亮一さん(大間原発に反対する会)
・竹田とし子さん(大間原発訴訟の会)
・今村修さん(大間原発に反対する地主の会)
・中野宏典さん(大MAGROCK/弁護士■大間原発訴訟弁護団)
・黒田節子さん(反核女塾)
5-メール黒田節子さん7.31大間[22350]
・土屋聡さん(女川から未来を考える会)
・前川祐子さん(経産省前テントひろば)
・織田翔子さん(すべての原発いますぐなくそう!全国会議=NAZEN)
・藤井俊宏さん(後志▼原発とエネルギーを考える会)
・栗橋伸夫さん(なくそう原発▲核燃・あおもりネット/さいクリニック)
・大竹進さん(核の中間貯蔵はいらない下北の会)メッセージ コロナ感染
・粕谷克幸さん(函館市議・日本共産党)
・道畑克雄さん(函館市議・立憲民主党)
・奥村柴さん(青森県労働組合総連合)

・集会アピール 高橋泰助さん(バイバイ大間原発はこだてウオーク)
・終わりに 古村一雄さん(核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会)

・デモへ! 
 シュプレヒコール 「大間原発反対!大間の豊かな海を守ろう!大間原発反対!建設をあきらめろ!」

(報告:百万人署名運動 T)