遅くなってしまいましたが、3月27日(日)に成田空港周辺の芝山町で三里塚反対同盟主催の芝山現地集会&デモがあり、参加してきましたので報告します。これは本当に画期的なことで、1年ぶりの大勝利なのです。
三里塚3
それはどういうことかというと、会場となった芝山文化センターは昨年3月に予定していた集会の会場として使用申請したとき使用承認申請が却下された会場で、以来1年間の闘いに勝利して、使用許可を勝ち取り開かれた集会だったからです。
1年前の却下理由は「成田空港をめぐるこれまでの経緯に鑑み、貴団体が本行事を行うことにより文化センターの管理運営に不安が生じるため」と2行のみ。元反対同盟員だった相川勝重芝山町長(昨年12月に退任)の悪辣な策動でした。具体的な理由もなく反対同盟は怒り心頭。直ちに行政不服審査法に基づき却下処分の取り消しを求める審査請求の闘いに入ったのです。
そして、ついに今年の2月16日、芝山町議会臨時会で、今回の却下処分が「地方自治法第244条第2項で定める『正当な理由がない限り、住民が公の施設を利用することを拒んではならない』という条文に該当せず、地方自治法に違反する」と確定され、「却下処分を取り消す」とされたのです。

そして、開かれた3・27集会には約280名が参加。労働組合や農民、支援団体の発言に続き、騒音下で苦しんでいる地元住民の方も連帯の発言に立たれました。
三里塚2
市東孝雄さんも「国策と闘う仲間と一緒に最後まであきらめない。体が続く限り正義を貫いて闘う」と発言。その市東さんの農地を守ろうと、反対同盟の太郎良さんが強制執行阻止の夜間防衛・泊まり込みへの参加を熱く呼びかけました。(昨年4月1日から開始された強制執行攻撃との対決・早朝の防衛監視態勢がこの3月で1年となりました。)
三里塚1
(太郎良さんが読み上げた「決戦本部ニュース最新号」)
三里塚4
三里塚5
集会後は、反対同盟を先頭に芝山町内をデモ行進。

三里塚6
車の両輪として反対同盟と共に闘いぬく動労千葉の皆さんや支援の労働者市民が続きました。
デモでは、空港機能強化に反対しよう、第3滑走路建設に反対しよう、軍事空港に反対しよう、戦争に反対しようと呼びかけました。反対同盟と支援連は毎月1回「反対同盟ニュース」を持って空港周辺への情宣活動に取り組んでいます。ニュースはこの3月で100号になりました。スーパーの前などで手を振ってくれる地元の方たちもいて、反対同盟の運動の広がりを実感しました。(S)

三里塚7
三里塚8
三里塚9