昨年8月24日に千葉地裁で不当判決が出された「やぐら裁判」の控訴審が、10月20日に東京高裁で始まりました。
この「やぐら裁判」は、成田空港会社(NAA)が市東孝雄さんに、天神峰農地に立つやぐら・看板など4つの物件の撤去とそれらが建つ土地部分の明け渡しを求めて提訴したもの。判決は、NAA側の違法脱法をことごとく免罪して、NAAの主張を全面的に認めたものでした。
反対同盟側は直ちに控訴、この日が第一回目の控訴審となりました。

裁判前、東京高裁周辺・霞が関デモが行われました。
デモ出発場所の日比谷公園霞門で、反対同盟の萩原富夫さんは、「これ以上農業を破壊することは許さない。成田空港会社は市東さんの農地を奪ってまで空港を拡張することはもうやめるべき」とやぐら裁判を弾劾しました。
動労千葉や市東さんの農地取り上げに反対する会など支援からも連帯のアピールがありました。
最後に反対同盟の太郎良さんの音頭でシュプレヒコール。
「渡部裁判長は重要証人を採用しろ!」「新やぐら裁判に勝利するぞ!」「市東さんの農地を守り抜くぞ!」

三里塚1
反対同盟の市東孝雄さん、萩原富夫さん、伊藤信晴さんらを先頭にデモに出発。

三里塚2
東京高裁前では、ひと際大きな声でシュプレヒコール。

三里塚3
昼休みの霞が関で、国やNAAの不当性を弾劾し、「耕す者に権利がある」「市東さんの農地を奪うな」と訴えました。

三里塚4
裁判は午後2時から開始され、萩原富夫さんの意見陳述、弁護団全員によるの反論や求釈明が行われました。今回は傍聴に入れず、詳しい内容は報告できませんが、法廷でのたたかいが3時間近く闘われました。

それにしても、国やNAAの側に立った判決しかださない地裁・高裁・最高裁に怒りがわきます。何が憲法の番人か!こんなことがまかり通っている反動的な日本の司法の場で、いくつもの裁判闘争をねばり強く闘っている三里塚反対同盟や弁護団の闘いは本当に重要です。
請求異議裁判の不当判決で、への字型誘導路にかかる市東さんの畑への強制収用の危険が迫り、反対同盟と支援は毎日の監視体制をとって闘っています。
国家権力を相手に、農地死守・実力闘争の一歩も引かない三里塚の闘いは50年を超えて健在です。
若い人にもぜひ知らせて、支援共闘の輪を広げましょう!(S)