9月25日(土)、全国で(札幌、仙台、群馬、東京、名古屋、京都、大阪、高知、…)ウィシュマさんの死の真相究明を求める一斉行動が闘われました。

東京では、日比谷公園霞門から法務省を包囲するデモが200名を超える人々で行われました。百万人署名運動も改憲・戦争反対!大行進の仲間と共に参加してきました。
デモ出発前、主催団体「BOND」(外国人労働者・難民と共に歩む会)の学生たちから、この日の行動についての思いが語られました。

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体調を崩され、9月23日にスリランカへ一時帰国された妹さんのワヨミさんからのメッセージも読み上げられました。入管のあまりの不誠実な対応、法務省の中で代理人の立ち合いなしでビデオを見せられ夜も眠れなくなるなど、法務省の非人道的な仕打ちに怒りがわきます。ワヨミさんは「入管が責任をとるまで、真相究明を求めてビデオ全面開示をもとめていく」と強い気持ちを託されました。
この日、末の妹さんのポールニマさんは名古屋駅前のスタンディングデモに参加されたそうです。

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午後3時にデモ出発。

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日比谷公園側の法務省の入り口前を通り、反対側のレンガ造りの建物前を通り、法務省をぐるりと囲むようにデモをしました。

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デモ終了後、11時からの名古屋での行動に参加してからこの東京のデモに駆けつけられたという指宿昭一弁護士からアピールがありました。指宿さんは「入管が全面開示しようとしないビデオの中にウィシュマさん死亡の真実が明らかになっている。命が消えようとしているウィシュマさんを見殺しにしたのだ」と入管を弾劾し、「入管は解体的出直しをしなければならない。そうでなければ、入管も入管行政も変わらない。ビデオ開示を実現させて、入管の抜本的改革をかちとろう!」と訴えられました。
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長年の取り組みの実感が込められた言葉に、いま、ウィシュマの死の真相を究明する闘いの死活性を感じました。(S)

■デモを主催したBONDが呼びかけているネット署名は9/25現在で、8万1015筆とのこと。10万筆をめざし、10月1日に法務省に提出する予定だそうです。ぜひご協力を!
署名サイト http://www.labornetjp.org/news/2021/0708shomei