連休明けの5月6日(木)、衆議院・憲法審査会は悪夢のようでした。これまで4/15、4/22と、改憲手続き法(改憲国民投票法)改正案の採決を要求する自民・公明・維新・国民に対し、共産・立憲が断固として審議継続を主張していたのに、一転、立憲が「付則」つきの修正案を提出し、これに自民・公明・国民が賛成し、改正案本体に立憲が賛成して、結局、改憲手続き法改正案があっという間に可決してしまったのです。「にんまり」していたのは自民党でした。

その間、国会の外では、「採決はんたい!」「採決するな!」シュプレヒコールが響き渡っていました。
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連休中に事態が動き、6日の採決強行が伝えられていたので、この日は多くの労働者市民が国会前に駆けつけ、抗議の声を上げ続けました。

朝10時からは、「戦争・治安・改憲NO!総行動実行委」呼びかけで、また12時~13時までは「総がかり行動実行委」や「NO!デジタル庁」などが呼びかけて抗議集会が行われ、全体で500人を超える人々が集まりました。「改憲・戦争阻止!大行進実行委」の仲間たちも駆けつけ共に抗議の声を上げました。
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改憲・戦争阻止!大行進実行委は、13時~14時まで独自集会を行いました。神奈川での反基地闘争学習会の報告や医療職場からの報告、デジタル監視法廃案への訴えや福島の汚染水問題の訴え、星野文昭さんの国賠訴訟勝利への訴えなど熱烈なアピールが続きました。百万人署名運動からも午前中の憲法審査会傍聴の報告を行いました。
それぞれが、コロナ下で労働者民衆の命を危険にさらし放置しながら、改憲と戦争へと突き進む菅政権を弾劾し、現場から反撃していこうと呼びかけるものでした。
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改憲手続き法改正案については、これから参議院の憲法審査会での審議となります。限られた時間ですが明文改憲反対の重要な局面です。国会の外での闘いを強めましょう。
さらに、衆議院の憲法審査会では与党は改憲案づくりの審議に入ろうとしています。自民党らは憲法に自衛隊明記と合わせてコロナ危機をも利用して憲法に緊急事態条項新設をと要求しています。戦争のための改憲絶対反対!の世論をつくるため全力で闘っていきましょう。(S)

最後に、団結してガンバロウ!!!
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