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「都立病院なくすな2.21集会」は予想以上の参加者で会場は満員でした。都立病院がコロナ患者を最も受け入れているのに、このコロナ禍で独立行政法人化(民営化)するのはおかしいだろ!医療の儲け主義はやめろ!と思っている方が大勢いることに元気が出ました。

集会の冒頭、船橋二和病院労組の12.4ストライキ―厚労省行動と、都庁への署名提出=申し入れ(2.9)の様子がビデオで流されました。とくに、独法化のでたらめさが良くわかりました。

根岸病院の男性看護師が基調報告に立ち、「都立病院つぶすな署名」の取り組みが都の病院経営本部を揺さぶっている、一人一人の行動で22年度独法化を阻止しようと訴えました。
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小児科医の山田真さんは、都立病院が充実していった歴史をわかりやすく話しました。そして、感染症も小児科も、季節によって患者数が増減する不採算部門で、だからこそ公的な補償が必要だ、それをつぶしてしまう新自由主義はダメなんだということを語りました。
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船橋二和病院労組の委員長は、コロナ前から医療崩壊が進んでいて、自分たちは社会保障としての医療を取り戻すためにストライキに決起したこと、都立病院の労働者がそのことを訴えて立ち上がったらものすごい力になると話しました。書記長は「看護師の一日派遣」を厚労省が認めたことを強く批判し、医療を金儲けの手段に変えてきたのは厚労省そのものだと弾劾しました。
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浴風会労組の書記長は「高齢者医療をやっていて40年赤字続きだが、それでいいんだ。そもそも医療で赤字だ黒字だと言うのは、命に値段をつけることを同じではないか。公的医療、公的福祉を守ることが大事だ」と訴えました。

保健所の職員や都営地下鉄の労働者など労働現場からの発言が続きました。一陽会労組の委員長が行動方針を提起してデモに出ました。デモでは沿道から声援が相次ぎました。
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集会を報道された市民メディア

田中龍作ジャーナル (tanakaryusaku.jp)

KENさんによる集会デモ動画

KENさんによるスマホフォトまとめ