「11.2朝鮮幼稚園はずしにNO!すべての幼児に教育・保育の権利を!全国集会」が日比谷野外音楽堂であり、参加しました。平和フォーラム、高校無償化から朝鮮学校排除に反対する連絡会、朝鮮幼稚園保護者全国連絡会など8団体主催の集会&パレードです。
会場いっぱいの参加者でした。朝鮮学校の学生たちや青年たちの参加も多く、はつらつとした若者たちの姿が印象的でした。
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10月1日から消費税が10%に引き上げられ、それを財源にすると言って幼稚園教育・保育の「無償化」が実施されました。しかし、安倍政権は「各種学校である」との理由で、朝鮮幼稚園や外国人学校の附属幼稚園を排除しました。高校無償化からの朝鮮高校排除に続くまったく不当な仕打ちです。
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野党政党のあいさつ、来賓あいさつのあと、朝鮮幼稚園の保護者のアピールがありました。朝鮮幼稚園は全国に40あり、そのうち関東には10ほどあるそうです。
若いオモニの発言が続きました。朝鮮学校・幼稚園の排除に「なんで、こんなことがまかり通るのか。くやしい、悲しい、心が痛い」、「子どもたちが、これ以上傷つかないように、声をあげ続ける」、「みんな違って、みんないい。朝鮮人としての誇りを持って生きられるように民族教育を守りたい」と。
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朝鮮幼稚園アボジの会のお父さんたちも、内閣府・文科省・厚労省に抗議要請行動をしてきたことを報告。「“正義は必ず勝つというけれど、その確認を持って最後まで、勝つまで闘うということだ。われわれは最後まで闘う!」と力強くアピールしました。
幼稚園児も登壇して賑やかにパフォーマンス。
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安倍政権は、徴用工問題に対する韓国への居丈高な対応と同様、朝鮮半島への植民地支配を反省せず居直り、朝鮮民主主義人民共和国への敵視政策を続けています。集会の発言の中にも多くありましたが、「これは、日本社会そのものの問題で、日本人の側に解決の義務がある」ということだと思います。
私たちの力がまだまだ小さいがために、子どもたちの心を日々傷つけているということを肝に銘じなければならないと、私自身も悔しい気持ちになりました。

明日は、同じこの会場で正午~、日韓連帯、労働者の生きる権利を求めた全国労働者集会が開かれます(動労千葉・関西生コン・港合同などが主催)。今日の集会の内容と強くつながった集会で、こうした青年たちも参加してくれるといいなあと願わずにはいられませんでした。(S)